◆SW2.0キャンペーン 駆け出し冒険者のためのセプテット 第十六話◆

◆成長報告◆
 

GM:さて、長きにわたるブルデ篇が前回で終了しました。

シルフィ:そうでした!さぁ、新たな冒険の旅に出ましょう!!

ロイド:その前にこの街で色々な事後処理を終えてからな。

シルフィ:トリーシャさんの遺体とか、どこに埋葬しましょうか。腐らないからっていつまでも持ち歩かれても、トリーシャさんも迷惑でしょうし。

ロイド:候補としちゃブルデかフルメリさんの居るドルデアか、はたまた地元まで持ち帰るかだよな。

シルフィ:……その如何に関わらず、実家まで一度報告に戻らないといけない気もするんですよね。トリーシャさん、お姉様の親友でしたし。

ロイド:ああ、お嬢様な……確かに報告は必須だろう。

GM:ともあれ今回は、まだ皆さんブルデに居るわけです。

シルフィ:事後処理の最中って事ですねー。

GM:はい。まぁ、今回は事後処理篇と考えてくださいな。前回の経験点は4420点です。報酬は合計で15万と少しでしたね。

ロイド:これも傭兵団と頭割りした方がいいかな?

GM:素直に受け取ってください。私はどうやったら貴方達に報酬を渡せるんですか。(一同笑)

プリス:と言う事は、150485ガメルだね。計算係、よろしく。

アルト:……25080ガメル、余り5ガメルだな。

ロイド:じゃ、余りはいつも通りアルト持ちで。

GM:それとロイドさんは前回の戦闘の結果、ジェネラル技能を1上げてください。(一同笑)

ロイド:マジで!?(笑)

アルト:……本当にこいつはどこに行くんだ…(笑)。
 

 さて、そんなこんなで成長タイムです。
 ロイド、アルト、プリスは遂に名誉点も500点越え。
 遂に『都市レベルの有名人』になりました。
 つまり、ブルデでは名前と顔を覚えられているという事です。
 ……まぁ、あれだけ暴れ回ったので不思議でも何でもない話ですが。
 
 そして、『知力上がれ』コールの代わりに『もうお前ら知力下がっちまえ』コールなどが発生しつつ―――

 

シルフィ:はーい。シルフィリア・アークウェイン。知力が上がって、34になりました。あとソーサラーが10に!

GM:……うわぁ。(一同笑)

シルフィ:知力増強の腕輪買ってー、マナスタッフ買ってー、魔晶石10点を3つ、5点を12個、魔香水を8つ買いました。この時点でお金が無くなったんで、ロイドから1万ほど借り入れてカード各種と魔香草と救命草を買い足しまして、残金2ガメルです!!(一同笑)

イクス:相変わらず宵越しの金を持たんなぁ、お嬢は(笑)。

シルフィ:でも今回の成長で私、魔力が一気に3上がりました。キャッホー!!(一同笑)

アルト:……いかん、完全に魔力で引き離されたか(笑)。

シルフィ:腕輪で補正している間ならば、基礎魔力が17ですねー。

GM:なにそれこわい。(一同笑)

プリス:……いやぁ、この戦争を乗り越えて強くなったね、シルフィは。

シルフィ:えへへー。この火力があれば、生半の敵ならば焼き尽くせると信じます!

GM:うわぁ……凄い進化を遂げましたね、シルフィさん。………立派なトーチカ(固定砲台)に。(一同笑)

シルフィ:違います、私はエルフの可愛い女の子ですっ!!(笑)

ロイド:ああ、エルフの可愛い固定砲台だな。(一同爆笑)

シルフィ:ちょ、一番外しちゃ駄目なとこ外して、固定砲台に入れ替えたんですけどこの人!!?(爆笑)
 

名前:“天衣夢砲”シルフィリア・アークウェイン
種族:エルフ 性別:女 年齢:20(外見15) 生まれ:魔術師
身長:163cm 体重:50kg 髪の色:紫銀
能力値ダイス:技10 体2 心14 A8 B7 C1 D4 E11 F9
最終能力値:器用度19 敏捷度19 筋力3 生命力6 知力34+2 精神力26
保有経験点:2391
合計名誉点:490
保有名誉点:395
HP:36 MP:56+2
冒険者技能:ソーサラー10 セージ3 レンジャー1 アルケミスト5
一般技能:ノーブル3 ハンター3 カスタネッター1 リコーダリスト1
戦闘特技:魔法誘導 魔法拡大/数 MP軽減/ソーサラー 鷹の目 武器習熟/スタッフ 鋭い目
習得賦術:バークメイル ヴォーパルウェポン パラライズミスト ポイズンニードル リーンフォース
使い魔:カラス(命名:ビグザム)
武器:マナスタッフ
防具:クロースアーマー
予備装備:銀のナイフ(発動体)
アクセサリ:とんがり帽子 アルケミーキット 専用マナリング 薔薇のチョーカー 知力増強の腕輪×2
所持カード:赤Sランク2枚 緑Sランク1枚 赤Aランク11枚 緑Aランク8枚 黒Aランク4枚 赤Bランク6枚 緑Bランク5枚 黒Bランク10枚
予備装備:部族のジャベリン(必要筋力3/発動体として使用可能)
所持品:冒険者セット 白紙の本 羽ペン&インク ロバ(命名デンドロビウム) カスタネット リコーダー 消魔の守護石3点×2 部族のお面 部族の羽飾り 魔晶石10点×3 魔晶石5点×12 魔香水×8 魔香草×10 救命草×3
所持金:2
 
 冒険者“向日葵兵団”のリーダーにして、天下無敵の砲台娘。
 耐久力は無いが、その火力は凄まじい。特に知力の向上とマナスタッフで今回一気に魔力が上がった。
 天下無双の火力砲台。プリスとはロイドを分け合う関係……なのか?

 

ロイド:さて、ロイド・クラリクロイツ。技能はファイターが10になった。

GM:着実にレベルが十台に上がって来ましたね、皆さん。

ロイド:んで、知力が上がって24に……これで知力増強の指輪がやっと外せる。

イクス:パルパルパルパル……。(一同爆笑)

シルフィ:…私含めて、今回は知力を上げた人が多いのにイクスさんは上がりませんでしたからね…(笑)。

ロイド:まぁ、その指輪は余ったんで必要としてたプリスにやった。買い物は器用度増強の腕輪が二つと、魔晶石5点を16個。カードを色々。

GM:……買い込みますねぇ。

ロイド:いつ買い込めなくなるか分からんからな。買える時に買っておく事にした。ちなみにこれで、残金は231ガメル。

アルト:だからお前らは宵越しの銭を……いや、もう何も言うまい。(一同笑)

プリス:10Lvファイターかぁ。流石の腕前だね。伊達に『英雄』やってないって事かな?

ロイド:英雄なんてのは柄じゃないんだがな。それに、その名はブルデでしか通じねぇよ。名誉点的にも。(一同笑)

シルフィ:都市レベルの有名人ですしねぇ、まだまだですよ。

プリス:……レベルに比して知名度が低過ぎる気がするんだよね、このパーティー…(笑)。

ロイド:まぁ、名誉点ダイスが大概悪いからな。ともあれ俺はこんな感じだ。以上、次どうぞ。
 

名前:ロイド・クラリクロイツ
種族:ナイトメア 性別:男 年齢:20 生まれ:神官
身長:188cm 体重:84kg 髪の色:漆黒
能力値ダイス:技6 体14 心10 A10 B7 C6 D6 E9 F7
最終能力値:器用度20+4 敏捷度13 筋力26 生命力22 知力24 精神力18
保有経験点:1350
合計名誉点:557
保有名誉点:382
HP:82+2 MP:39
冒険者技能:ファイター10 ライダー1 プリースト/グレンダール7 エンハンサー1 アルケミスト1
一般技能:ジェネラル7 バトラー3 ハンター2 コーチマン2
戦闘特技:武器習熟/スピア 魔力撃 マルチアクション タフネス 頑強 魔力撃強化
習得練技:キャッツアイ
習得騎芸:攻撃指令
習得賦術:クリティカルレイ
乗騎:レンタル取りやめ
武器:専用パイク+1
防具:専用イスカイアの魔導鎧
アクセサリ:専用ブラックベルト 聖印 バンダナ アルケミーキット 器用度増強の腕輪×2
所持カード:金Sランク2枚 金Aランク10枚 金Bランク4枚
予備装備:マトック ロングスピア 部族のショートスピア 部族のラウンドシールド 部族の腰ミノ 筋力増強の腕輪
所持品:冒険者セット 保存食×3食 ロープ10m フック くさび10本 小型ハンマー 部族のお面 魔晶石5点×16
所持金:311
 
 ブルデの攻防戦において、最大の戦果を挙げたナイトメアの神官戦士。
 一撃の威力に特化しており、命中率も極めて高い。耐久力も並以上。
 攻守において隙の無い、パーティーのエース。

 

イクス:さて俺っすね。イクス・フォード。上がった技能はプリーストっす。10Lvになりました。

GM:リフレッシュにキュア・インジャリー……まさに癒し手と言うべき魔法を覚えましたね。

イクス:俺、自分が癒し手って印象無いんですけどねぇ。あと、上がった能力は器用度っす。これで器用度と敏捷度がボーナス3になりましたね。

プリス:……能力だけ見ると、どう考えてもスカウトだよね。

イクス:うぃ、それが最近の悩みっす。買い物としては、5点の魔晶石を20個買いました。

GM:買占めでもする気ですか(笑)。

イクス:いえ、魔晶石があれば前回死なずに済んだのかなぁと思うと……嗚呼、他にもありましたね成長。穢れ度が1上がって、角が生えました。(一同笑)

ネリネ:それは成長……ですか?(笑)

イクス:角が生えても、旦那みたいに高い能力値にはなりませんでした。あとは、角を隠す為に帽子買っておきます。

ロイド:ああ、そりゃ重要。

プリス:しかしまぁ、6人パーティーのうち3人が角生えてるんだねぇ……なんともはや。(一同笑)

イクス:まぁとにかく、俺からはそんな感じっす。イクス・フォードでした。
 

名前:イクス・フォード
種族:人間 性別:男 年齢:16 生まれ:冒険者
身長:165cm 体重:50kg 髪の色:茶
能力値ダイス:技8 体7 心6 A7 B7 C6 D7 E8 F7
最終能力値:器用度18 敏捷度18+2 筋力15 生命力16 知力15 精神力17
保有経験点:200
合計名誉点:490
保有名誉点:375
HP:46+2 MP:47+2
冒険者技能:フェンサー1 スカウト7 プリースト/ル=ロウド10
一般技能:マーチャント3 クレリック2 リペアラー2
戦闘特技:魔法拡大/数 魔法拡大/距離 魔法誘導 トレジャーハント ファストアクション MP軽減/プリースト 魔法拡大/確実化
武器:ショートソード
防具:バックラー ソフトレザー
アクセサリ:専用祈りのアミュレット 専用の聖印 敏捷度増強の腕輪×2 帽子
所持品:冒険者セット スカウト用ツール ロープ40m 小型ハンマー くさび×20 フック×2 手鏡 小型ナイフ ランタン 油×6 水袋×2 火縄壺 ベルトポーチ 魔晶石5点×20
所持金:14919
備考:穢れ度@1 死亡回数@1回 角@一段階

 前回見事にダイスの神の悪戯で事故死した斥候神官。
 パーティーのメインプリーストなのだが、どうにもパッとしないのはダイス運故か、ポジション故か。
 不幸という言葉に愛されている気がしてきた神官。幸運度のステータスがあれば、きっとボーナスは0だろう。

 

アルト:で、私か。アルト・ディオスクロイツ、生命力が上がって19になった。

ロイド:……HPなんぼよ、お前今(笑)。

アルト:補正込み51……まぁ、こんなものか。

シルフィ:……うーん、高いなぁ。私の1.5倍くらいありますよね(笑)。

プリス:シルフィは貧弱だからね……でも、後衛の中では相変わらず随一かぁ。

アルト:で、買い物は魔晶石10点を3つ、5点を20、ミスティックインクを2個と知力増強の指輪を1個、『音運び』を1個、魔法用の人形を5つばかり購入。タワーシールドを専用化してみた。(一同笑)

ロイド:タワーシールドを専用化する専業後衛なんて初めてだよ(笑)。

アルト:で、エンハンサーを1Lvで習得。ビートルスキンを覚えた。(一同笑)

ネリネ:ぬ……侮るべからざる相手ですね、アルト様。これで装甲はいかほどですか?

アルト:平常時で8、ビートルスキン・プロテII・バークメイルを重ねるとソロで最高17点止める。盾を持ってフルアーマーになれば19点止める。(一同爆笑)

ネリネ:……強敵!!(一同爆笑)

ロイド:おーい、何で重戦士が魔術師の装甲をライバル視してるんだ!!(笑)

アルト:まぁ実際問題、私がネリネにプロテとバークメイルを入れれば軽く20点は止める悪夢が生まれるから、別にライバル視される事も無い気がするが(笑)。

シルフィ:いやもう……ほんと、どこから突っ込めば良いのかってくらい、平常の魔術師から外れて来ましたねアルトさん(笑)。

アルト:私は普通の魔法使いだ。

ロイド:だから『普通の魔法使い』ほど信用ならん『普通』は無いんだよ。(一同笑)
 

名前:アルト・ディオスクロイツ
種族:人間 性別:男 年齢:20 生まれ:学者
身長:173cm 体重:60kg 髪の色:金
能力値ダイス:技5 体7 心9 A5 B6 C5 D7 E9 F7
最終能力値:器用度10 敏捷度12 筋力16+2 生命力19 知力23 精神力19
保有経験点:4200
合計名誉点:557
保有名誉点:322
HP:49+2 MP:49+2
冒険者技能:コンジャラー10 セージ7 アルケミスト1 エンハンサー1
一般技能:スカラー3 スクライブ3 ライブリアン1
戦闘特技:魔法拡大/数 魔法拡大/距離 魔法収束 鋭い目 魔法誘導 弱点看破 防具習熟/非金属鎧
習得練技:ビートルスキン
習得賦術:バーク・メイル
武器:メイジスタッフ
防具:専用ボーンベスト
アクセサリ:専用ひらめき眼鏡 専用ブラックベルト アルケミーキット 知力増強の指輪
所持カード:緑Aランク3枚
予備装備:ピック 専用タワーシールド 発動体のロングソード
所持品:冒険者セット 火縄壺 油×2 6人用テント 調理器具セット 食器(5人前) 魔化された樫の枝×4 可愛くない人形×6 部族のお面 頑丈なランタン 魔晶石10点×3 魔晶石5点×20 音運び ミスティックインク×2
所持金:41
 
 近接重装甲魔術師。本人は『必要が無ければ前に出ない』と言っているが、前に出るときは物凄く生き生きとしているように見えるのは気のせいか。
 ロイドとは毒舌を叩き合いながらも、互いを認める相棒関係。
 高い耐久性だけではなく、優秀な魔術師でもある。そして魔術師としては異様なほど硬い。

 

ネリネ:さて、私ですね。“要塞小町”のネリネ、何よりもまずミスリルプレートを買いました。(一同笑)

GM:うわぁ……GM泣かせの超装甲が遂に(笑)。

ネリネ:で、ミスリルプレートと、ついでに風車の盾を専用化。敏捷度増強の腕輪を買いました。

イクス:姐さんが敏捷度っすか?

ネリネ:ええ、その……盾専用化の回避判定時敏捷度+2ボーナスと、腕輪のボーナスで回避判定に限れば私は疑似的にボーナス3になれるのです。これで回避力を維持しつつ、防御力の増強に成功しました。

プリス:ちなみにネリネ、今の君の装甲厚は?

ネリネ:ええ、鎧で11、盾で2、習熟で3、ベルトで1。基本で17ですね。ビートルスキンで19になります。補助魔法がかけられると、もっと行きます。(一同笑)

GM:わぁーい、アウグストの攻撃ですら通らなくなる……バルトロ連れて来ないと。(一同笑)

ロイド:いや、防御に限定すればバルトロをほぼ封殺するぞこいつなら……(笑)。

ネリネ:ふっ、物理オンリーの敵ならば私にお任せ下さい。あ、成長は生命力で、HPはめでたく103になりました。それと、レンジャーを8に上げました。ロイド様に比して戦士としては成長が遅れますが、その分自己回復能力が上がってます。

GM:い、いやぁ!HP回復(大)を持ったスパロボ後半のボスみたいなPCは嫌ぁ!!(一同笑)

ネリネ:それで、ヒーリングポーションを20個、魔香草を10個買っておきます。

イクス:……歩く救急箱の様相を呈しつつありますね。

ネリネ:そんな感じのネリネでした。ではラスト、プリス様どうぞ。
 

名前:“要塞小町”ネリネ
種族:ルーンフォーク 性別:女 年齢:4(外見17) 生まれ:戦士
身長:157cm 体重:49kg 髪の色:金
能力値ダイス:技9 体12 心5 A8 B3 C9 D11 E8 F2
最終能力値:器用度17+2 敏捷度14+4 筋力23+2 生命力29 知力16 精神力9
保有経験点:2090
合計名誉点:490
保有名誉点:240
HP:101+2 MP:12+2
冒険者技能:ファイター9 エンハンサー1 レンジャー8 マギテック1
一般技能:ハウスキーパー5 コック4 テイラー1
戦闘特技:かばう 防具熟練/金属鎧 頑強 頑強II タフネス 治癒適性 防具習熟/金属鎧II 不屈
習得練技:ビートルスキン
武器:専用ヘビーアックス+1
防具:専用ミスリルプレート 専用風車の盾
アクセサリ:専用ブラックベルト 敏捷度増強の腕輪 筋力増強の腕輪 専用ホワイトプリム(ヴェール相当)
予備装備:ヘビーアックス タワーシールド
所持品:冒険者セット マギスフィア(大) 使い易い調理器具セット 保存食9日分(27食) 美味しい保存食8食分 救命草×6 アウェイクンポーション×2 ユニコーンの角×1 ヒーリングポーション×20 魔香草×10
所持金:675
 
 タフさが売りの超重装甲メイド。
 回避性能もある程度は保持している為、本気で頑丈。弱点は魔法攻撃の筈だが、2回クリティカルした攻撃魔法を食らっても平然としている程度のHPを持つ。
 高レベルレンジャーでもあるので、最近は救急箱の真似事も出来るようになってきた。

 

プリス:さて、最後は僕か。改めて宜しく頼むよ。ブルデ守備兵改め、冒険者プリステア・シークスフィストだ。何はともあれ、名誉点を15点消費して『向日葵兵団』の称号を得たよ。これで僕も君達の仲間入りだね。

ロイド:歓迎するぜ、プリス。

プリス:うん、ありがとう。……えーと、まず技能が、シューターが9になったよ。で、≪武器習熟/ガン≫を取った。上がった能力値は知力だね。

イクス:わーい、どんどん置いてかれていくぜ……。(一同笑)

プリス:うーん、このパーティーは本当に平均知力が高いからね。ボーナス(装備込み)4が3人、6が1人っていうのは、正直言ってヒドいとすら言えるレベルだと思うよ。

GM:魔法の達成値が恐ろしい事になりますものね。特にシルフィさん。

シルフィ:えへへー(笑)。

プリス:それと、筋力増強の腕輪を買いました。筋力が上がったら外す予定だけど、装備の関係でどうしてもね。

シルフィ:おや、デリンジャーじゃないんですか。

プリス:うん、思う所があって専用化したロングバレルを二挺買う事にした。撃ち捨てやクイックローダーの使用をすれば、1ラウンド目で連射も可能だしね。ただ、相当に金のかかる買い物だから、イクス君に借金したんだよねぇ……。

イクス:うぃ、5000ほど。

プリス:まぁ、そこは仕方ないと割り切ろう。あとは専用化したロングボウとその付属品に矢とか色々買って、専用化したアラミドコートを買って、回避を上げた。5点の魔晶石を4つと、荷馬を買って終わりかな。

シルフィ:その荷馬には『ブラオファルケン』と名付けましょう。(一同爆笑)

プリス:何そのカッコ良い名前の荷馬!!?(笑)
 

名前:プリステア・シークスフィスト
種族:ナイトメア 性別:女 年齢:17 生まれ:魔動機師
身長:149cm 体重:38kg 髪の色:灰
能力値ダイス:技9 体9 心12 A11 B9 C4 D5 E10 F7
最終能力値:器用度28+2 敏捷度19+1 筋力14+1 生命力15 知力26+1 精神力21
保有経験点:1930
合計名誉点:545
保有名誉点:30
HP:42+2 MP:42
冒険者技能:シューター9 スカウト7 マギテック7 エンハンサー1
一般技能:フォーチュンテラー5 マーチャント5
戦闘特技:両手利き 精密射撃 二刀流 射手の体術 トレジャーハント ファストアクション 武器習熟/ガン
習得練技:キャッツアイ
武器:専用デリンジャー+1×2 専用ロングバレル+1×2 専用ロングボウ
防具:専用アラミドコート
アクセサリ:専用ブラックベルト フローティングスフィア カチューシャ(ヴェール相当) 敏捷度増強の指輪 ペンデュラム(チェーン相当。100G支払い) 知力増強の指輪 筋力増強の指輪 バレットポーチ
所持品:冒険者セット 背負い袋 スカウト用ツール タロットカード バレットポーチ 魔晶石5点×4 荷馬(名前:ブラオファルケン) 弾丸24発 矢24本 矢筒
所持金:6
所有コネ:ダライアス・シークスフィスト@貴重な友人(ていうか義父/150点)
 
 改めて向日葵兵団に所属を決めた、花火型シューター。
 何やら武装を買い込みまくり、歩く射撃武器庫の様相を呈しつつあるのは気のせいか。
 装備の専用化に積極的で、手持ちの武器は全部専用品。……武器マニア?
 

◆ブルデの日々◆
 

GM:さて、前回のエンディングの翌日辺りでしょうか。プリスさんが向日葵兵団に加わることが決まったりしましたが、とりあえずまだブルデの方はゴタゴタしています。

アルト:私もまだ仕事が残ってそうな気がするぞ、怪我人相手に。(一同笑)

イクス:金も取らずに10Lvコンジャラーが蘇生やら欠損部位の修復やらをやっていれば、そりゃ忙しいでしょうよ(笑)。

ネリネ:…暫くは魔香草でお手伝いしましょうか。魔法で使ったMPを魔香草で補えば、効率は上がる筈です。

アルト:ああ、そういえばそういうのもあったな。じゃあ頼む。私はそんな感じで、ネリネを借りて病院の真似事を続けている。

プリス:僕は身辺整理かなー。荷物を纏めて、要らない物は売って、挨拶回りをして。

シルフィ:お手伝いしましょう!(笑)

プリス:そうだねー、正妻とお妾さん同士、親睦を深めておこうか(笑)。

アルト:……和やかな正室と側室だな(笑)。

ロイド:……で、余ったのは俺とお前か、イクス。(一同笑)

イクス:何と言うか、微妙にこの二人だけだと何をしているのか想像しにくいコンビが余りましたな(笑)。

ロイド:二人でその辺ぶらついてんじゃねぇ?

イクス:男二人、買い食いふらり旅。(一同笑)

ロイド:レオルグやラムゼイは居るかねぇ……。

GM:ふむ、皆さんはそんな感じの行動なのですね。OKです、それでは始めてみましょうかー。

一同:うーい。
 

■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇
 

GM:ではまず、アルト・ネリネ組から行きましょうか。

ネリネ:はい。では、100ガメルほど支払って医者をやる為の衣服を用立てておきます。(一同笑)

遠くのシルフィ:……白衣?(笑)

遠くのプリス:……ナースコス?(笑)

ネリネ:青と赤に色分けされた、ちょっと説明し辛い服で。(一同爆笑)

遠くのプリス:えーりんコス!?(笑)
 

・えーりん。正式名称、八意永琳(やごころ えいりん)。
・東方永夜紗6A面ボス。不老不死の医者。二次界隈では名医とマッドで評価が分かれる。
・余談だが、二次創作界隈ではえーりんの薬は八雲紫の能力と肩を並べる『異変の元』。だって便利なんだもん。

 

遠くのロイド:信用できるんか信用ならんのか、凄い境界線上の医者だなぁ(笑)。

アルト:効果があるのは確実。副作用は知らない。(一同笑)

遠くのプリス:いや、一応公式設定ではしっかりとしたお医者さんの筈……っていうか、東方ネタから離れようよ(笑)。

ネリネ:では、普通の白衣を羽織っています。メイド服の上から。(一同笑)

アルト:……ネリネ、控え目に言うがその格好は色々変だぞ。

ネリネ:お構いなく、アルト様。メイド服は正装です。白衣は医者の服です。つまり、組み合わせれば医者で正装です。アークウェイン家侍女の思考回路に一切の不備はありません。(一同笑)

アルト:うん、貴様を教育したロイドの母が正直怖くなって来た。良いからその辺に座っていろ!(笑)

ネリネ:では、時々来るお客様にティーとクッキーを振る舞いつつ、のんびりしていましょうか。

GM:そうですね、戦争終了直後ほどではありませんが、ちらほらと『フィジカルギミック』希望の負傷兵さん達がやって来ます。……普通この魔法をかけて貰おうと思えば、結構な金を取られると思うんですよね。

アルト:最低限赤字にならない程度に、魔香草代くらいは出して貰いたいものだな。

ネリネ:『1回300Gポッキリ!』とでも書いた看板でも持って、私が外に立ってますか?(一同爆笑)

アルト:それは怪しい店の呼び込みにしか見えん!!(爆笑) だがまぁ、300ガメルくらいが妥当な線か。魔香草と合わせて、トントンという所だろう。

ネリネ:少し利益が出るくらいじゃないですかね。ああ、クッキー代やら場所代やらもあるんで、やっぱりトントンでしょうか。

GM:ですね。トントンと言う事で、この件による収支は考えない方向で行きましょう。そんな感じで数名の負傷者にフィジカル・ギミックをかけ終わった所で、来客が来ます。MP消費やアイテムの消耗は考えないで下さい。患者が持って来たお金で買った魔香草で、トントンとします。

ネリネ:次の患者さん、どうぞ。(一同笑)

GM/ガレッガ老:「ふむ、やっておるのぅアルト君」 と、入って来たのはガレッガ老ですね。 「負傷兵にとっては、これはありがたい試みじゃの」

ネリネ:いらっしゃいませ、患者様。どこが悪いのですか?……頭ですね。(一同大爆笑)

遠くのシルフィ:すいませんガレッガ将軍、この子の言う事は全てスルーしてくださいッ!!(一同爆笑)

アルト:悪いのは貴様の頭だッ!!(笑) すまん御老体、こいつの言動は全て寝言と思え。(一同爆笑)

ネリネ:なんと酷い。ところでガレッガ様、お茶はロイヤルミルクグリーンティーで良いですか?

アルト:もうお前何もするな!!(一同爆笑)

遠くのイクス:……緑茶に砂糖とミルクって、アンタ……(笑)。

GM/ガレッガ老:「……うんまぁ、控え目に言うと凄い仲間じゃな、アルト君」(一同笑)

アルト:……否定はせん。そういえば、GM。御老体は片腕をアウグスト戦で失っていたが、そっちは大丈夫なのか?

GM:あ、はい。そこはレガリアの宮廷魔術師がやってくれたようです。ガレッガ老はブルデ防衛の司令官というポジション、重要な役目の人ですので最優先で。

アルト:ならば良い。だが、まだ腕が馴染んでないだろうに何の用だ?ブルデの復興も始まったばかりだろう。

GM/ガレッガ老:「ふむ……まぁ、用件は二つじゃの。片方は駄目元なんじゃが……のぅ、アルト君。君、このままブルデに仕官してみる気は無いかの?」

アルト:断る。理由はいくつもあって説明が面倒だ。以上。

GM/ガレッガ老:「……ま、そうじゃろうな。うーむ、分かっておったが惜しいのぅ……ロイド君は駄目、アルト君も駄目となると、向日葵兵団の中で最も欲しかった二枚看板が両方無理という事じゃな」

アルト:……シルフィやそこのネリネ、それとイクスはどうした?プリスはまぁ……守備兵から向日葵兵団に鞍替えするようだし、名前が出て来ないのは納得だが。

GM/ガレッガ老:「欲しかったのは、レイストームの代わりにわしの『副将』となる者じゃからの。ロイド君ならば一軍を率いられるだけの指揮能力と実戦闘能力、判断力などいずれも過不足無しじゃ。一方で君は、事実上ロイド君の副将のような役回りを務めておった」

アルト:……ふん。 鼻を鳴らして、不機嫌そうにそれを聞いている。 私があいつの副将?御免だな。何でよりにもよって、奴の下につかねばならんのだ。(一同笑)

遠くのシルフィ:うふふ、アルトさんったらツンデレなんですから、もう(笑)。

アルト:うわぁ腹立つ(笑)。……まぁ、それはそうと御老体。用件はそれだけか?

GM/ガレッガ:「もう一つあると言ったじゃろう?まぁ、お主らの予定を聞いておかねばならんと言うだけじゃがの。……出ていく三日前くらいには、布告を作らんと不味かろうし」

アルト:……布告?

GM/ガレッガ:「神殿で治癒不可能な戦傷を負った者は、操霊術師アルト・ディオスクロイツの元に三日以内に出向くべし」(一同笑)

アルト:使い倒す気満々だな、御老体(笑)。

GM/ガレッガ:「使えるんじゃから、使わんと損じゃろ」

アルト:……それは認める。だが何か納得いかん。(一同笑)

ネリネ:まぁ、ガレッガ様。私特製のロイヤルミルク烏龍茶でも如何ですか?(一同笑)

アルト:良し、良いぞネリネ、もっとやれ!(一同笑)

ネリネ:更には私オリジナルブレンドの、ロイヤルミルク梅こぶ茶も提供いたします。(一同笑)

GM/ガレッガ老:「ろ、老人虐待じゃあ!!」(笑)

アルト:その程度の嫌がらせで済むんだからありがたく思え!(笑) しかし、今後の予定か……まぁ一度、マントワーズを目指す事になるだろうが……いつ出発するかはシルフィとプリス次第だな。一週間も先にはならんだろうが……。

遠くのシルフィ:あと三日ってところですよー。

アルト:……あと三日だそうだ(笑)。早めに布告を出した方が良いぞ、御老体(笑)。

GM/ガレッガ:「……忙しい人達じゃなぁ」

アルト:冒険を始めてまだ半年も経っていないからな。正直、生き急ぎすぎだろ私ら。(一同笑)
 

■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇
 

ロイド:で、まぁそんな話の最中に……もうこの街でやる事の無くなった神官ズはふらふら街を歩いているわけで。

イクス:ああ、平穏……久しぶりの平穏っす……!(一同笑)

遠くのプリス:えーとさ、僕は前々からメモってたんだけど、このパーティーが冒険を開始してから、半年どころかまだおよそ45日強……1ヶ月半と少し程度なんだよね。(一同爆笑)

遠くのシルフィ:え、そんなに短かったんですか!?(笑)

遠くのプリス:……いや、だって。『前回から数時間後』とか話と話の間で一日単位で時間が経過していない事もあるし、多く見積もっても45と少々って所だよ。50は多分行ってない。

ロイド:……生き急ぎすぎだろ俺ら(笑)。

遠くのプリス:そも、十四話と十五話は合わせて一日だからね。生き急ぎっぷりはハンパ無いよ。

イクス:まぁ、帽子を目深にかぶって適当に買い食いしてるっす。お、この串焼きうめー。

ロイド:こっちの焼き飯も中々……。

GM:で、そんな事をしていると、両側を水商売っぽい露出の多いお姉さんに挟まれて、顔やら胸元やらにキスマークを付けまくった顔見知りの姿が見えますね。

イクス:……まさか王様!?(一同大爆笑)

ロイド:何故それが真っ先に来る!?(笑)

GM:……いえ、レオルグです(笑)。

イクス:ああ、そっちか!

ロイド:とりあえずお前、王様に土下座して来い。ジャンピング土下座で!!(一同笑)

GM/レオルグ:「おや、英雄殿達じゃないですか。どうしたんですか、こんな所で?」

ロイド:俺らは暇だったんで飯を食いに。お前さんは……見ての通りか。(一同笑)

イクス:モテモテっすねぇ……。

GM/レオルグ:「いやぁ、英雄殿達からの報酬だけじゃなく、元々の契約分の金も入ったからねぇ。ちょっとは使って経済活動に貢献しないとってわけで、カワイコちゃん達とちょーっと豪遊しているわけで」(笑)

ロイド:……使い切るなよ?(笑)

イクス:まぁ、これは邪魔するだけ野暮っすねぇ。ほら、レオルグの旦那。両脇のお姉さん達が早く行こうと催促してますよ(笑)。

プリス/お水のお姉さん:「ねぇん、レオルグぅ〜。早く行きましょうよぉ」(一同笑)

シルフィ/お水のお姉さん:「イイ所に連れてってくれるんでしょ〜?」(笑)

GM/レオルグ:「おっと、悪い悪い。それじゃあ英雄殿達、また今度」 と、両脇にお姉さん達を侍らせて、レオルグは歩いて行きますね。で、去り際にパタパタと手を振りながら、 「そういや、俺らの傭兵団は次はデュボールに行く事になりそうでさぁ。何か縁があれば、またよろしく」

ロイド:デュボールか……そういや俺ら、最初の拠点にしてた街ではそろそろ名前忘れられてんじゃね?(一同笑)

イクス:もう本拠地だったって自覚無くなってますよね。一月半の冒険者生活の内、あそこを拠点にしてた時期は最初の一週間もありませんよ。(一同笑)

遠くのシルフィ:まさか異国で出世しているとは、欠片も思いますまい(笑)。

遠くのプリス:『そういや、レガリアで向日葵兵団って冒険者が大活躍したんだってさー』『ふーん、冒険者と言えば、この街を拠点にしてた駆け出し達って最近見ないなぁ』『冒険者やめたんじゃね?』 こんな感じだね、多分。(一同笑)

ロイド:ああ、そういやレガリアに来てからだっけ、パーティー名を名乗ったの(笑)。

イクス:ああ、故郷の家族に仕送りもしないと……姉ちゃんの子供も、暫く見ない間に大きくなってるだろうなぁ。

ロイド:お前、その会話は死亡フラグだから止めろと……(笑)。

イクス:やだなぁ旦那、こないだ死んだんだからもうそろそろ不幸は打ち止めっすよ(笑)。

遠くのアルト:(ぼそりと)……その時、イクスの靴紐が切れた。(一同爆笑)

イクス:ちょまっ!?(爆笑)

ロイド:おや、カラスが頭上を飛び回ってるなぁ(爆笑)。

遠くのプリス:黒猫が団体で行進していったり(爆笑)。

イクス:……ちょっと厄除けアクセサリーでも買おうかなぁ(爆笑)。

遠くのシルフィ:そう呟いたイクスさんが路上販売のアクセサリー屋で、厄除けっぽいアクセサリーを手に取った瞬間……余りの厄に耐えかねたかのように、アクセサリーはひび割れます。(一同大爆笑)

イクス:そこまで!?(爆笑)

ネリネ/アクセサリー売りのお姉さん:「……貴方、厄いわ……!!」(一同爆笑)

イクス:……とりあえず、アクセサリー代を100ガメルほど支払っておきます(笑)。

ロイド:……イクス、お前……(笑)。
 

 ※この会話を覚えていてください。……忘れないで、ください……。
 

GM/ラムゼイ:……そんなどうしようもない事をしていますと、横合いから声がかかりますよ。額に刀傷のある傭兵、ラムゼイです。 「……おう、お前らか。レオルグを見なかったか?」

ロイド:あ?おう、親分。レオルグならさっき、綺麗な姉ちゃん達を引き連れて歩いてったぞ。

GM/ラムゼイ:「あいつは、自分のトコの隊の準備まで俺に押し付けて何やってやがるんだ!!」 と、怒鳴ってから、 「……いやすまん、お前らに怒鳴ってもどうしようもなかったな」

ロイド:いや別に良いが。……何やら大変そうだな。

GM/ラムゼイ:「……全くだ。数日中に俺達は次の稼ぎの種を求めてデュボールに向かうんだが、お前らはどうする?」

ロイド:俺らも数日中に、かね。プリスは分かるだろ?あいつはここの住人だったからな。住居の引き払いに、それなりに時間がかかってるってわけだ。

GM/ラムゼイ:「ああ、そうか。あの小娘もお前らについて行くのか」

イクス:俺らっつーより、旦那にっすねぇ。いよっ、色男!

ロイド:……やれやれ、俺のどこが良いんだか。 困ったように頭を掻きます(笑)。

GM/ラムゼイ:「お前さんは面倒な奴だな、小僧。男にも女にも惚れられやがる」

ロイド:……お、男にも?(一同笑)

遠くのシルフィ:っきゃ―――――っ!!(←超嬉しそう)

ロイド:よし、自重しろそこの腐女子!!(笑)

GM/ラムゼイ:「阿呆が、そういう意味じゃねェよ」 はぁ、と溜息を吐きます。 「もう一度、お前と共に戦いたい。そう思わせる何かがあるって事だ」

ロイド:……それこそ、買い被ってくれたもんだ。そもそも俺は傭兵じゃねぇ、冒険者だぜ?冒険者を止めたら今度は、執事生活だ。

GM/ラムゼイ:「そこはお前の人生だ、好きに生きろ。そこまでどうこう言うつもりは無ぇよ。ただ―――」 ふ、とラムゼイは小さく笑いますね。 「俺達はお前と共に戦えた事を誇りに思う。それだけだ」

ロイド:―――。機会があれば、またな。 こちらも小さく笑って、ラムゼイの横を歩いて通り抜ける。通りざまに、片手を上げて。

GM/ラムゼイ:「そうだな。期待してるぜ、隊長」 では、こちらも手を上げて、その手に手を打ち合わせましょう。

遠くのシルフィ:パァン、とすれ違いざまに軽く手を打ち合わせるんですね。……絵になるなぁ。

イクス:……英雄っぽさで言うなら、この面子の中では旦那が随一っすよねぇ。

遠くのプリス:次点でアルト君かな。

遠くのアルト:いや、私は普通の魔法使いだから。(一同笑)

ロイド:ああ、確かに普通に高めの知力と精神力を持った『一般的な優秀な魔法使い』ステータスだよお前は。それに加えて何故か並の前衛以上の硬度があるだけで。(一同笑)

イクス:それ、『加えて』で済ませて良い軽い追加要素じゃないっすよね……(笑)。というか、俺らこうして普通に歩いてますけど、結構視線集めてませんかもしかして。

GM:ああ、集めてそうですね。兵士とかは、貴方達を見ると盃を掲げてきたりします。

ロイド:じゃ、それらに軽く頷きながら歩いてる。

イクス:何でごく自然に将軍っぽい挙動を取ってるんすか、旦那は。(一同笑)

GM:で、ラムゼイと別れてからほどなく。三度、貴方達に声をかけてくる人がいます。

遠くのプリス:変態?(一同笑)

遠くのシルフィ:猫狂い?(一同笑)

遠くのアルト:……名前で呼んでやれ(笑)。

ロイド:そうじゃなければ、シスコンかロリっ子かって所だが……誰だ?

GM/セラ:全部外れですね。仕立ての良いメイド服に身を包んだ、ルーンフォークの少女です。 「あ、てめーら!丁度良い所で会ったです!!」(一同笑)

ロイド:……この特徴的な言葉遣い……セラか!セラ・ストラ!!

GM:正解です。背中に風呂敷を背負ったセラが、人混みの中を走って来ます。
 

・セラ・ストラ。第9.5話登場。
・人間に友好的なレッサーヴァンパイアに仕えるメイド。特徴的な言葉遣いがチャームポイントの、小動物系ルーンフォーク。

 

ロイド:何だ、久々だな駄メイド。お前のご主人様は元気か?

GM/セラ:「主なら、蛮族戦後で未だにピリピリしてるこの街に入るわけにはいかねーから、住み家に居るですよ。私は代理です」

ロイド:……大丈夫か?レッサーヴァンパイアは一日に一度人族の血を吸わないと血を吸うまで徐々にHPの最大値が減るんじゃ……。

GM/セラ:「まぁ、暫くは大丈夫です。往復4日程度なら我慢させるですよ。甘くすると、付け上がっていけねぇです」 というか、GMがそれを忘れてたです。(一同笑)

ロイド:おぉーい、大丈夫かグレンフォード!(笑)

GM:……まぁ、あれでも欠片入りでHPはネリネさん以上ですし……赤ワインがぶ飲みして誤魔化してますけど、多分平気です。

イクス:……それ、帰ったら理性を失ったグレンフォードさんが凄い勢いで血を吸いにかかりそうっすね。

GM/セラ:「なっ………そ、それはそれで……」 ぽっ。(一同笑)

ロイド:お前らの夜の生活はどうでも良いから、どうしてお前がここに居るのか教えてくれ。(一同笑)

遠くのプリス:いやいや、その場に僕が居れば顔を赤くしつつ思い切り根掘り葉掘り聞くけどね!!(一同笑)

遠くのシルフィ:ええ、勉強と知識の蒐集は欠かせませんねっ!!(一同笑)

ロイド:(肩を落として)……もうやだこのタッグ。(一同笑)

GM/セラ:「あー……槍使い、覚えてるですか?お前の所のお嬢の服の仕立て、主に頼んでたの」

ロイド:お、もしかして出来たのか。

GM/セラ:「です。……で、私が代理で持って来てやったです。けど、お前らがどこにいるか分からずに歩きまわってたですよ」

ロイド:いや、人に聞けよ。

GM/セラ:「見知らぬ人に話しかけるのは怖いです」(一同笑)

ロイド:……お前、相変わらず小動物系だなぁ……(笑)。

イクス:はっ、そう言えば俺、セラと面識無いんだった。 旦那ー、この人誰っすか?(一同笑)

遠くのシルフィ:今更!?(笑)

遠くのプリス:さっきまで普通に会話してなかった!?(笑)

GM/セラ:「……そういえば、こっちのガキは誰ですか?」 と、セラも思い出したかのようにイクスさんを警戒し始めます。(一同爆笑)

遠くのプリス:忘れてた!GMも絶対、今の今まで忘れてた!!(笑)

GM:気にしたら負けです!!(笑)
 

 そんなグダグダな会話をしながらも、ロイド達はシルフィと合流する為に移動開始します。
 イクス、その間にセラと互いに自己紹介。
 そしてその目的地では―――
 

■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇
 

GM:で、最後の一組。場所はプリスさんの部屋ですかね。

プリス:そうだね。宿舎の自分の部屋で、保管しておく物、持っていく物、捨てる物で荷物を仕分けしてる。

シルフィ:プリスさーん、これは要りますか? えーと、明らかにカップの合わないブラを。(一同笑)

プリス:ああ、うん……それはアレだね、いずれこれくらいまで大きくという野望の元、いつぞや買った下着だ。……詰め物でもしないとずり落ちるから、古着屋にでも売ってしまおう。(一同笑)

シルフィ:……これ、Dくらいありますよね?(一同笑)

プリス:……いや、Eだったかな(笑)。野望は大きく、店のお姉さんの制止を振り切り買った記憶がある(笑)。

GM:………なんとも心に痛い会話ですね(笑)。

プリス:まぁ、そんな調子でグダグダと荷物整理してるよ(笑)。

GM:ええ、そんな調子でやってますと、部屋をノックする音がします。

シルフィ:入ってまーす。(一同爆笑)

プリス:いや、トイレじゃないんだからさ……(笑)。ていうか、誰だい?

GM/サイヴァリア:「私だ!」 ズバーンとドアを開けたところには、サイヴァリアが―――。

プリス:ドアを閉めます。(一同爆笑)

遠くのロイド:何故だろうな、王様相手にネリネがやったのと同じような対応なんだが、サイヴァリア相手の場合はこれが正解に思えて仕方ない。(一同笑)

プリス:脱ぐんでしょ!?どうせ脱ぐんでしょ、GM!!(一同爆笑)

GM/サイヴァリア:いえ、ちゃんと軍の士官用の服でしたが(笑)。 「ぬぅ!?何故閉める、プリステア嬢!!ええい、かくなる上は―――脱ぐしか!!」 と声が聞こえます。(一同爆笑)

シルフィ:えーと、そうです!ライトニングならドアを貫通してダメージを…!!(一同笑)

GM/アレット:「何をこんな場所で脱ごうとしているのですか、馬鹿ですか貴方は!」 という声と共に、打撃音も聞こえます。 「プリステア・シークスフィスト!大人しく出て来るなら良し、出て来ないならば相応の手段を取らせて頂きます!」

プリス:うわ、面倒なのが来た……っていうか、何このノリ。僕を逮捕でもする気なのかい、アレット・ウィスタリア?

GM/アレット:「失敬な。逮捕するならば悟られぬように襲撃します。普通に訪ねてきただけではありませぬか」

プリス:今のは間違っても知人の家を訪ねるテンションじゃないよ。……あのさ、僕が言うのもなんだけど……君、友達居ないよね?居たらこういう変なテンションで人の家を訪ねないよね?(一同笑)

GM:えー、その言葉にアレットは『orz』って感じで露骨に落ち込みます。(一同爆笑)

プリス:……うわ、凄く哀れになってきた(笑)。まぁ、お入り。ミルクと砂糖を入れたティーでもてなそう。梅こぶ茶とかじゃなく、普通に紅茶ね。(一同笑)

GM/アレット:「何を馬鹿な。どこの誰が梅こぶ茶に砂糖とミルクを入れるのですか」(笑)

シルフィ:あ、うちのメイドがよくやってます。好みみたいで(笑)。

遠くのアルト:……何というか、物凄いティーセンスだな(笑)。

プリス:そのうち福寿草の茶を出さないことを祈るよ…。(一同笑)
 

・福寿草の茶。確か、東方シリーズの公式で出版された漫画である『東方三月精』で、紅魔館のメイド長である十六夜咲夜さんが淹れていた。
・根には強い強心作用があるが、毒性が強い。……まさか根の部分で茶を淹れていなかっただろうな、咲夜さん。
・ちなみに主であるレミリアにはすこぶる不評。そりゃそうだ。

 

プリス:それはそうと、何の用かな?アレット・ウィスタリア。また何か、僕に突っかかりに来たのかい?

GM/アレット:「それも吝かではありませぬが、少々伺いたい事がありまして。……ブルデを出るそうですね」 と、部屋を見回します。

プリス:うん、見回された部屋は元々あまり物が無かったけど、片付けられて余計に殺風景になってる。 ――−何か不都合でも?君としても、目の上のコブだった父上が中央に戻り、僕も居なくなるというのは望んでいた結果だと思うけど。

GM/アレット:「そうですね。わたくしは貴方とダライアス将軍は嫌いです。―――ですが、分からなくなったのも事実です」

プリス:……分からなく?

GM/アレット:「信を置いていたはずのレイストーム将軍は実は裏切り者で、信用していなかった筈のダライアス将軍が勇戦し、そして戦の決め手となったのは私達守備兵ではなく、流れの冒険者――――これは、これまでのわたくしの価値観では有り得なかった事態です。冒険者を下に見ていたわけではありませんが、軍対軍の戦いで……それを決したのが冒険者というのは、私の感覚では有り得ない事態でした」

プリス:いや、それはむしろ、ロイドがおかしいよ。あのレベルで軍略を修めた冒険者の存在なんて、普通は考えもしないって。

シルフィ:その辺、トリーシャさんもですよね。アルトさんも何気にその辺の才はありそうですし。

遠くのアルト:私の場合、書で読んだだけで実践は出来ないと自分で理解しているタイプだと思うが。

遠くのロイド:十分だ。書で読んだだけで出来る気になってる阿呆より、出来る事出来ない事を理解できているお前の方が億倍使えるさ。

シルフィ:まぁとにかく、あの三名はちょっと通常の冒険者の枠に入らないかと。

GM/アレット:「『有り得ない』という言葉で、そこで思考を停止するのは愚者の特権です。わたくしのような智者には、考えうる可能性の限りを思考し、手を打っておく義務があります。それを履行し得ないならば、わたくしは軍配者としてのわたくしに価値を認められません」 そこまで語って、アレットは溜息を吐きます。 「―――つまりは、わたくしは未熟だったという事でしょうね」

プリス:……それを何でわざわざ、嫌いな僕の所に言いに?

GM/アレット:「……おやおや、絶望的に察しが悪いですね。わたくしの考えは、やはり貴方には理解できませんか」 ふん、と鼻で笑うアレットですが、その頭を横からサイヴァリアが小突きます。 「……何をするのですか、サイ」

GM/サイヴァリア:「話が逸れているだろう、アレット。ふっ、君が言わないならば私が言うぞ。なに、このサイヴァリア・クルーグシャフト。運命の人の内心の代弁出来るなど、いっそ心が躍る気分だ!!」(一同笑)

遠くのロイド:……相変わらず濃いなぁ……(笑)。

GM/アレット:「な、ま、待ちなさいサイ!?と言うか、何を恥ずかしい事を叫んでいるんですか!!」 と、慌てるアレットです。

プリス:……つまり、何か言いたい事があって来たけど、会話しているうちに致命的に食い違ってきたと。じゃあ結局何を言いに来たんだい、君は。

GM/アレット:「………非を認めると言っているのです」

プリス:……非を?

GM/アレット:「ですから!……此度の戦での働きを見て、考えを改めましょうと言っているのです。ダライアス将軍は戦下手なれど勇戦し、尚且つ彼が私財を投じて用意していた備蓄と防衛設備無くして此度の戦の勝利はありませんでした。貴方の父上を不当に低く見ていたことの非を認めると言っているのです!!」 と、顔を真っ赤にしてアレットは叫びますね。

プリス:……うん、君、やっぱり友達居ないでしょ?謝り方がなってないね。(一同笑)

遠くのイクス:うっわ、心を抉りに行った…(笑)。

GM:屈辱と羞恥で顔を真っ赤にしますよ、それ(笑)。

プリス:……まぁ、そこら辺はこれから学んでもらうとしようか。友達が出来れば、そこら辺も少しは改善するでしょ。 と、言って手を差し出します。

GM/アレット:「……なんですか、この手は。掴んだ瞬間、わたくしの手首の関節でもキメようと言うのですか」(一同笑)

プリス:君はどこまで疑心暗鬼に陥ってるんだい……。仲直りの握手だよ。君が考えを改めたなら、僕らがいがみ合う意味も無いだろうしね。良ければ友達になってくれないかい?それとも、孤児出身で商人上がりの将軍の養子なんかでは、君の友人として釣り合わないかな?

GM/アレット:「え、あの、それは……」 アレットはそれを聞くと、助けを求めるように右に左にと視線を彷徨わせますね。 「ふ、ふむ。確かに多少、天秤の釣り合いが取れない部分はありますが、そう言われるとわたくしとしても吝かでは……いえその」(一同笑)

プリス:……ちょっと手を引っ込めようとしてみる(笑)。

GM/アレット:「あっ……」 凄い悲しそうな顔をして、慌ててその手を掴みます(笑)。

プリス:ん、掴んだね。仲直り成立……と、言うことで良いのかな? にっこりと笑いかけるよ(笑)。

GM/アレット:「そ、そうですね。良いでしょう、そうです、うん。貴方をわたくしの友と認めましょう」 言っているアレット、尻尾があれば大変なくらいに振り回してそうです。(一同笑)

遠くのロイド:……見事なツンデレだな(笑)。

シルフィ:ふふふ、良かったですねーアレットさん(笑)。

GM/アレット:「ふ、ふむ?良かったのはわたくしではなく、プリステアの方ではありませぬか?わたくしはその、別に……」 あ、顔は喜色満面ですんで。(一同笑)

プリス:あ、プリスで良いよ。プリステアだと長いでしょ?友達なんだし。

GM/アレット:「〜〜〜〜……!で、ではプリスと……」 もう凄いことになっています。(一同笑)

GM/サイヴァリア:「うむ、私としても嬉しい限りだ!」 と、サイヴァリアも嬉しそうです。 「アレットほどではないが私も友人が少ないほうでな。交友関係の助けにはなれず、困っていたのだ」

遠くのイクス:いや、そりゃ……アンタは。(一同笑)

遠くのロイド:脱ぎ癖さえ無ければと思うが、脱ぎ癖一つで他の全てを補って余りあるマイナスポイントだからな、友人としては。(一同笑)

シルフィ:じゃあ、友達の友達は友達ということで、私もアレットさんとお友達ですねー。 と、お茶を手ににこにこ笑ってますよー、私は(笑)。

GM/アレット:じゃあ、その言葉を聞いた瞬間、アレットは言います。 「わたくし、もう死んでも良い……!!」(一同爆笑)

プリス:いや、どんだけ友人が居なかったんだい、君(笑)。
 

 その後、和やかに談笑タイム。
 初めて出来たらしい二人の友人に歓喜するアレット。
 そんな彼女にプリスが後事をお願いしたところで―――

 

GM:この辺でロイドさん達も到着ですかね。アルトさん達も、来るなら来てもいいですよ。四六時中病院の真似事やってる訳でもないでしょうし。

アルト:まぁ、治療自体は一瞬だしな。じゃあ、ほぼロイド達と同じタイミングでやって来るか。

ロイド:じゃあ、和やかに談笑しているお嬢達の耳に、『表に出ろォ!!』という俺の怒声が聞こえてくる。(一同爆笑)

アルト:あ、じゃあ『望むところだ!貴様の軽い頭に風穴を開けて、もっと軽くしてやる!!』という私の怒号も聞こえてくる。(一同爆笑)

GM/アレット:「……何の騒ぎですか?」

シルフィ:ああ、いつもの喧嘩ですね。大丈夫です、そのうち収まりますから。(一同笑)

プリス:……両名共に凄い殺気立ってるけど?

シルフィ:最近は蛮族という共通の敵が居たから喧嘩は止まってましたけど、平和だとあの二人は大体こんな感じですよ?(一同笑)

プリス:蛮族戦でのあの息の合いっぷりはどこに!?(笑)

シルフィ:大丈夫ですよ、ロイドは槍じゃなくて棒で戦いますし、アルトさんも魔晶石は使いませんし。お互い最低限の縛りは入ってます。

プリス:え、それ以外はガチ!!?(一同爆笑)

ロイド:じゃあ、プリスの宿舎前の広場でガンを飛ばし合っている。俺は槍の代わりに、クオータースタッフ相当の棒を持って。(一同笑)

アルト:まぁ、こっちも盾は持っていないだろうな。杖を手にガンを飛ばし返している。(一同笑)

GM/セラ:では、そんな光景を眼下に見ることが出来るプリスさんの部屋に、メイド服姿のセラが飛び込んできます。 「ちょ、シルフィ大変です!あの二人が些細な事から喧嘩を始めて……!!」

シルフィ:あら、セラさん。お久しぶりです、お元気でしたか?まずはお茶でもどうぞ。(一同笑)

GM/セラ:「あ、どうも……って、知らねぇ連中が一杯です…!!」 と、萎縮するセラです。(一同笑)

プリス:……知り合い?

シルフィ:お友達です。

プリス:君は本当、友達を作るのが上手いね。人懐っこいと言うか……って、こんな落ち着いてる場合じゃないよ!?あれ殺し合い寸前だよね!?崖っぷちギリギリだよね!?っていうか崖から落ちて指先だけギリギリ引っかかってるレベルだよね!?(一同爆笑)

ネリネ:じゃあ、その辺で遅れて入ってきます。 嘆かわしい話です。人はどうして戦うのか、そこに意味はあるのでしょうか……。―――とりあえず、それっぽい事を呟きつつ私はアルト様の勝ちに賭けておきましょう。(一同笑)

プリス:全然心配してないよね!?欠片も嘆いてないよね!?何、流れるように賭けてるの君は!?(一同笑)

イクス:8:2で旦那有利なんすよね、この勝負。……時々兄貴が勝つんで侮れないんスけど。

シルフィ:では私は鉄板であるロイドの方に賭けますか。皆さんはどうします?(一同笑)

プリス:ねぇ、この状況で慌ててる僕の方がおかしいの!?君らのその慣れっぷりは何!!?(一同笑)

GM/サイヴァリア:「ふむ、私はやはりロイドに賭けよう。戦士としての技量が違いすぎるからな、あの二人では」(一同笑)

ネリネ:ですがアルト様の頑強さは、およそ魔術師の範疇の物ではありません。当たり所が悪くても、フルアーマー時のアルト様ならばロイド様の一撃を食らっても尚継戦可能です。正直言いますと、操霊魔法による自己強化、並びに攻撃と回復の両立により、アルト様は並の正騎士ならば歯牙にかけない近接戦闘能力を持ち合わせています。魔法と賦術で自己強化を施したアルト様の防御力には、生半な戦士の攻撃は通じません。

GM/サイヴァリア:「……ふむ、一手ばかり手合わせ願いたい所だが……まぁ今は観戦で我慢するとしようか。アルトはともすると、正面から戦えば私も危ないだろう相手だな」

ネリネ:ですがロイド様も、生半な戦士ではありません。特に火力の一点に関して言えば、アルト様の防御とて容易に貫くでしょう。同時に神官としても有能ですから、自己回復と自己強化を過不足無く操れます。……そうですね、およそ単独での戦闘能力ならば、あの二人が向日葵兵団の中でもトップ2でしょう。私を含め、他の人材はどうにも特化しすぎていまして。

シルフィ:私、前衛が居ないと駄目な典型的砲台ですし……プリスさんは一撃目は良いとして、後が続かないタイプですしね。一対一をやるなら良いでしょうけど、敵が複数居た時点でいきなり詰む可能性が大です。

プリス:イクス君も前衛が居てこそ力を発揮する典型的後衛型。ネリネはアタッカーが居ないと機能しないディフェンダー。……なるほど、単独である程度完結した戦闘能力を持っているのは、確かにあの二人だね。

ネリネ:ええ。ましてや、ロイド様の武器は得意の槍ではなくただの棒。幾ら魔力を乗せてシバこうにも、その威力はバルトロやアウグスト相手に振り回した一撃に比べれば大きく弱体化しています。アルト様ならば数撃貰っても、まぁ死にはしないでしょう。というか、これまで死んでませんし。

イクス:旦那も戦士らしくかなり頑丈っすから、兄貴が放つ魔法を数発食らっても継戦可能なんすよねぇ……。

プリス:……って、冷静に分析したけどおかしいよね?何で味方同士で戦う場合の戦力分析が必要なの!?(一同爆笑)

ロイド:まぁ、そんな話はさておき、宿舎前ではそろそろ始まりそうな感じだが。(一同笑)

アルト:死ねェ、この脳味噌蟹味噌型従者がァ!! と、叫んでクリメイション!(一同爆笑)

ロイド:効くかこの性悪眼鏡がァ!テメェが死ねェ!! と、叫んで魔力撃!(爆笑)

プリス:……それ見ながら、ぽつりと呟きます。 ……アレット。

GM/アレット:「……何でしょうか、プリス」

プリス:……僕らは、ああいう友人関係にはなるまい。(一同笑)

シルフィ:確かに本音をぶつけ合うのも友情ですが、ああいうのは男の子限定ですよねぇ。 と、のんびり茶請けのクッキーを齧ってます。

イクス:いや、男でもアレはねーっす。(一同笑)
 

◆粋な贈り物◆
 

GM:で、それから少しばかり談笑した所で、まだ仕事があるからと名残惜しそうにしながら、アレットとサイヴァリアは帰ります。

ロイド:あ、俺とアルトは宿舎の前でダブルKOしてるんで、適当なところで回収してくれ。(一同笑)

イクス:……これがブルデ攻防戦にて最高の武功を挙げた男と、その副将であろうと誰が思おうか。(一同笑)

ネリネ:このまま放置すると他の方々の邪魔ですんで、ちょっと捨ててきます。(一同爆笑)

ロイド:あれ、回収じゃなくて捨てられた!!?(爆笑)

アルト:くっ、流石はネリネ……相変わらず、想像の斜め下を行く女!(一同爆笑)

ネリネ:……なんか無性に腹が立ったので、アルト様の頭を蹴っておきましょう。えい、げし。(一同笑)

シルフィ:そういえば、セラさん。先程はドタバタしていて満足に挨拶も出来ませんでしたが、お久しぶりです。お元気そうで何よりです。

プリス:……えーと、知り合い?

シルフィ:ああ、そうですね。プリスさんにはグレンフォードさんの件も含めて説明したほうが良いでしょうね。

GM/セラ:「……シルフィ、そいつは信用できるですか?」

シルフィ:ご安心を、私達の新しい仲間です。……セラさんにも、この街で私達に何が起こったか説明したほうが良いでしょうね。トリーシャさんの事も含めて…。

GM/セラ:「ああ、あの腹黒そうな剣士の姿が見えねぇですね。出かけてるですか?」

シルフィ:……そう、ですね。何から話したものでしょうか。
 

 そして、面識の無い連中同士を繋ぐ為、シルフィによる説明タイムです。
 事情を聞いたセラ、ちょっとしんみり。
 その間にネリネ、馬鹿二人を投棄。
 ゴミのポイ捨てはいけないだろうと、わざわざゴミ捨て場に放置します。鬼か。

 

ネリネ:捨てて来ました。(一同笑)

シルフィ:お疲れ様です、ネリネ(笑)。

GM/セラ:「……いや、それ平然と受け入れるのも流石としか言いようがねぇです、シルフィ」(一同笑)

プリス:……僕もこれに慣れなきゃ駄目なのかなぁ……(笑)。

イクス:慣れとは偉大である。byニーチェ。(一同笑)

シルフィ:ニーチェと付けると何でも哲学的に聞こえるから不思議です。―――おっぱいおっぱい、byニーチェ。(一同爆笑)

ネリネ:実に哲学的です、マスター(爆笑)。

遠くのロイド:お前らニーチェに謝れ。(一同笑)

GM/セラ:「ところでシルフィ、てめぇに渡す物があるです。……いつぞやの、頼まれてた服です」

シルフィ:おおー!わざわざありがとうございます、セラさん!!

ネリネ:おめでとうございます、マスター。しかしこんな時にロイド様はどこに行っているのでしょうか。女心の分からない人です。

プリス:うん、一瞬君が凄い正論言ってるように思えたんだけど、冷静に前後の状況を考えてみるとこの上無く自分勝手だよねその台詞。(一同笑)

シルフィ:うんまぁ、ロイドに見て欲しいんですけど、そのロイドは現在ゴミ捨て場で転がってますからね!とりあえず、開けてみて良いですか?

GM/セラ:「どうぞ。……細かいサイズ調整をするんで、向こうで着替えて来てくれると嬉しいです」

イクス:セラさんもそう言う技能は一応あるんすね。

GM/セラ:「これでも一端のメイドを自称する身です。家事全般はそれなりにこなせるですよ」

ネリネ:ふっ、私とてアークウェイン家領地にて、ロイド様の母上にメイドの極意を教わった身。家具や食器を用いた戦闘術ならばお手の物です。(一同爆笑)

イクス:うん、とりあえず家具や食器で戦う前に、短剣でも常に懐に入れておけ。(一同爆笑)

ネリネ:熟練の戦士たるもの、椅子で戦えなくてどうするんですか!

イクス:それは熟練の戦士ではなく、一昔前のカンフーアクションだ!!(一同爆笑)

GM/セラ:「……シルフィ。てめぇの所の領地では、メイドとは兵士か何かの隠語ですか?」(一同笑)

シルフィ:(すっごい笑顔で)え?嫌ですねぇ、セラさん。何でメイドが兵士なんですか、全くもうお馬鹿さんですねぇ、うふふ(笑)。

GM/セラ:「…殺意。この沸き上がる感情は紛れも無ぇ殺意です」(一同笑)

プリス:それはそうと、どんな服なのさ?腕の良い仕立て師さんの服なんでしょ?

GM/セラ:「ふふん、主の自信作です。心して見るですよ」 と、言われて風呂敷の中から取り出されたのは、見事な刺繍の入った薄手のコートです。その出来は、元貴族のシルフィさんの目からしても、これほどの品を身につけている者は多くはないとか言えるレベルです。加えて……そうですね、宝物鑑定をして貰いませうか。目標値は14です。

シルフィ:(ダイスを振る)むむ、出ました。これは何なんでしょうか。

GM:オールタイムアーマー加工をされた、マナコートですね。防御力が装備者の知力ボーナス点になる非金属鎧です。

遠くのロイド:うぉわ、それお嬢には超強力な装備になるぞ!

アルト:…ただのマナコートが、一気にボーンベスト並の装甲になるからな。

シルフィ:……こ、これは……!?これを着れば、私の防御力が一気に三倍に!?(一同笑)

プリス:むぅ……これは良い物だね。これほどの腕の仕立て師が、レッサーヴァンパイアだとは誰も思わないだろう……。(一同笑)

GM/セラ:「ふっふーん。冒険者であるシルフィの事も考えて、冒険に着て行ける仕様になってるですよ。主は凄ぇんです」 と、胸を張っています。

プリス:はいはい、御馳走様。それじゃシルフィ、あっちで着替えて来たら?

イクス:あー、じゃあ俺は少し席を外しましょうか。旦那たちを回収して来よう。

シルフィ:あ、すいません。それじゃあ、着付けついでに女の子同士による服飾談義ですね!!

プリス:じゃあ、後でメルとアレットも誘うか、或いはメルを呼んでアレットの所に行こうか(笑)。

シルフィ:ええ、そうしましょう!(笑)
 

■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇
 

 今回は後始末のようなシナリオなので、この時点で新しい事件などは起きていません。
 これまでの色々で知り合ったキャラとの会話がメイン。
 このシナリオでお別れになって、当分出て来ない予定の方々も多いですし。
 ……まぁ、それでも事件はちゃんと用意はしていたのですが。
 
 そして不法投棄されたロイドとアルトを発見したのはレグランス姉弟。

 

GM/メル:「……ねぇ、バーン。これ、どうしよっか?」 と、ゴミ捨て場にてメルが棒でつんつんとロイドさんとアルトさんを突っついています。(一同爆笑)

GM/バーン:「……何がどうなってこうなったんだろう……」 と、バーンはブルデ戦の英雄二人がゴミ捨て場に転がっている光景に頭を抱えています。(一同笑)

イクス:あ、バーンさんとメルっ子じゃないっすか。何してるんスか……って、うわぁ。 転がっている二人の姿を見て、凄い嫌そうな顔をします。(一同笑)

ロイド:えーと、廃棄された樽に上半身を突っ込んで、犬神家状態です。(一同爆笑)

アルト:私は角材の中に埋まっていて、首だけ出ている。(一同爆笑)

遠くのネリネ:(爽やかに)…ふぅ、良い仕事をしました。(一同笑)

ロイド:見ろよ、満足そうな顔してやがる……。(一同笑)

イクス:…これ、起こさないといけないんですかねぇ。

GM/バーン:「見なかった事にして放置したい気もしますが、他の兵士達にこれを見せるのも躊躇われますね」

シルフィ/メル:「じゃあ、いっそ埋めちゃう?」(一同笑)

ロイド:お嬢(のPL)テメェ!?(爆笑)

イクス:うわぁ、心動かされる提案。……どうしようかなぁ、特に首まで埋まってる兄貴を掘り起こすのは手間だよなぁ。(一同笑)

アルト:しまった、思い付きで適当を言うんじゃなかった!!(笑)

遠くのネリネ:いやはや、埋めるのも手間でした。(一同笑)

GM:で、そんな事をしていると、ゴミ捨て場横をつるはしやら何やら工具を抱えた兵士達がえっさほいさと走って行きます。

アルト/バーン:「…何かあったんでしょうか?」

イクス:んー、とりあえず、兄貴と旦那にシートかけて隠蔽しておきます。(一同爆笑)

遠くのシルフィ:まぁ!なんか死体を隠してるみたいでドキドキしますね、その絵面!!(一同笑)

GM/メル:「あ、メル知ってる!あのね、突っ込んできた蛮族の飛行船の核を取り出すのに、昨日から色々やってるみたいなの!」 と、メルが元気よく手を上げますね。

イクス:ほう、蛮族の飛行船の核とな。……飛行船、蛮族が使ってた時は調子悪かったみたいだけど使えるんすかね?

ロイド:低空でも飛べるとなりゃ、それなりに使い道はあるだろうな。

イクス:なるほど、樽の旦那。(一同笑)

ロイド:うわぁい、最悪なあだ名が(笑)。

イクス:……うーん、どうしようも無さ過ぎるこの場は放置して、そっち見に行きたい気もしますな。飛行船ったら、一度は見ておきたい気もしますし。

シルフィ/メル:「あ、はーい!はーい!!メルも見たーい!!」(一同笑)

GM:え、アルトさんとロイドさん放置ですか?(笑)

イクス:……放っておけば、そのうち脱出してくるんじゃないっすかねぇ?(一同笑)

GM:(ふむふむ、そう来ますか……)
 

 ……ネタばらしをしましょう。
 今回のシナリオで発生する事件は、イクスがアルト達を放置して行こうとしている件の飛行船関係になります。
 日常篇じみた流れですので、そこまで強敵を出すつもりも、シビアな判定をするつもりもありませんが―――図らずも事件の中心部へ向けて、レグランス姉弟のみと同伴する形で飛行船に向かうイクス。
 ここで事件を起こすべきか否か、GMは少し悩みました。
 なにせイクス、単独戦闘能力で言うならばパーティー最下級の戦力の持ち主です。
 シルフィがマナコートを纏った今となっては、頑強さでも最下位レベル(HPは48あるが、防護点は3点のみ。精神力、生命力抵抗も普通)。唯一、先制判定だけは得意ですが…。

 正直、これがロイドやアルト、ネリネにプリスと言った『単独戦闘可能な面々』であれば何も悩む事は無かったのですが。
 少しだけ考えた末に、『なんとかなるさ』の精神でイベントを起こす事にしました。
 
 ……これが悲劇の幕開けになるとは、夢にも思わずに……。
 

◆自爆発生◆
 

GM:では、イクスさんとメル、バーンが見物に行くと、確かに飛行船が城壁に突っ込んだ状態で置いてありますね。

イクス:……まだ残ってたんか、これ。

GM:他の部分の補修とか、負傷者の手当てとかを優先的にやっていたようで、ここは後回しにされていたようです。……どかすだけでも一苦労ですし。

遠くのロイド:解体しようにも、貴重なもんだしな。飛行船。

GM:そですね、そのまま利用できるなら利用したかったようですが、調査した結果『核だけ取って、ガワは廃棄した方が良い』という結論に至ったようです。

遠くのプリス:ガワは使えないかー。

GM:壊れてますしねー。『買い換えた方が安いよ』という状態のようなので、核だけ引っこ抜いて持ち帰り、マントワーズ辺りのマギテック協会で新たなスカイシップを作る気のようです。

イクス:おー、すげー。飛行船に乗るのって、昔は夢だったんスよねぇ。

GM:ちなみに、スカイシップにも色々タイプはありますが、これはそのまんま現代の『飛行船』のようなタイプですね。核に触れた気体をより軽い気体に変えて、風船状の船体上部に溜めて浮き上がる仕組みです。燃費は良いですが航行速度が低く、積載量も低いタイプのスカイシップですねぇ。核としても小型です。

遠くのシルフィ:でも、流石に飛行船のコア。お高いんでしょう?

GM:そですね、多分市場価値で50万は下らないと思います。ちなみに、飛行装置のコアは100万を超える値段で取引される事もあるとルールブック3に書いてますが、これは小型なのと装置自体が不調なのを合わせて、この値段のようですね。博学なバーン君が教えてくれます。

イクス:まぁ、買うつもりも無いっすけど遠い話っすねぇ。

遠くのロイド:……王様に頼めば乗せてくれねぇかなぁ。(一同笑)

遠くのシルフィ:うーん、今の私達の知名度だと、流石に王様に直談判は出来ないと思いますね(笑)。素直にお金を払って乗客になりましょう。
 

 ちなみに現段階での名誉点、ロイドとアルトとプリスは『都市レベルの有名人』。
 拠点となる都市では殆どの人に名前と顔を覚えられている段階です。
 ……向日葵兵団は明確な拠点が無いので、GM裁定で『ブルデでは名前と顔を覚えられている』としましたが。
 この段階になると、都市の域を超えても名前が浸透し始めています。
 
 一方、残りの三名は『都市レベルで名前が通じる』という段階。
 ロイド達と違って、誰もが覚えていると言う程のレベルではありません。

 

GM:で、工具を持った兵士達があーだこーだ騒ぎながら飛行船を解体していきます。

遠くのシルフィ:解体はまかせろー。バリバリ。(一同爆笑)

遠くのプリス:やめて!(爆笑)
 

・『○○は任せろー。バリバリ』 → 『やめて!』
・時事ネタ。確か、『彼氏の財布がマジックテープ式だった』とかいう某掲示板のスレッドから発生したテンプレート。AAもある。
・割と汎用性が高いテンプレであり、○○とバリバリを別の単語に変えて、あちこちの場所で見る。

 

GM:しかし、そうやってバリバリ壊して行くと、若干異臭が漂ってきます。具体的には腐敗臭。

シルフィ/メル:「……ねぇ、何か臭いよ……?」

イクス:お、俺じゃないッスよ!?(一同爆笑)

遠くのロイド:誰も聞いてねぇよ!?(笑)

GM/バーン:いえ、腐敗臭ですって(笑)。どうやら、飛行船の下敷きとなっていた死体があるようです。 「……そういえば、キマイラを倒したのも丁度この辺りだったような気がしますね」

イクス:じゃあ、キマイラの死体でも下敷きになってたんスかねぇ……くわばらくわばら。

遠くのプリス:(凄い嫌そうな声で)……うっわぁー……。

GM:(……さて、何となく察したのかな?まぁ、別に隠すつもりも無いけれど)

イクス:まぁ、このまま放置するのもアレっすねぇ。人族の死体が残っているかもしれませんし、手伝いに行きますか。神官として死体を弔う事も出来るでしょうし。
 

 イクスの失敗その1。
 何か嫌な感じのする死体のある場所に、何も考えずに向かう。

 

遠くのプリス:……いや、イクス……ううん、敢えて言わない。

GM:良いんですか?

遠くのプリス:こんな日常篇でまで、その場に居ないキャラのPLが他人の行動に口出ししてどうするのさ。何から何まで口出しして、口出しされてのゲームなんて詰まらないよ。

GM:道理ですね。では、イクスさんどうします?

イクス:……今の会話から激しく嫌な予感がしたんですけど、今更撤回するのもアレなんで近付きます。なに、力仕事でも多少は手伝えるでしょうし……。

GM:では、イクスさん。危険感知判定をお願いします。目標値は……そうですね、15で。

イクス:む。(ダイスを振る)……駄目ですね、14です。

GM:変転します?

イクス:んー……いや、先制判定とかの為に取っておきましょう。

GM:……ラックは?

イクス:うーん……やめときます。
 

 イクスの失敗その2。
 重要な危険感知判定において、リソースをケチる。
 イクスの失敗その3。
 GMが何度も『ねぇ、何とかして成功にしないの?ねぇ』と遠回しに聞いても、気にしなかった。

 

GM:分かりました、それでは……イクスさんが近付いて行った所で、瓦礫の山を吹き飛ばして、何かが瓦礫の下から這い出て来ます。

イクス:……ほへ?(一同爆笑)

遠くのプリス:(深々と溜息)……レブナントだね?

GM:ええ。気付いている人は気付いていたようですね。

遠くのプリス:うん、まぁ……ほら、戦争終わってるし、この街中でしょ?今回のセッションは戦闘が無いか、あってもお遊び的な物か……そうじゃない場合、死体がアンデット化してくる辺りかなと、アタリは付けてた。それに加えて、GMからヒントは出てたしね……。

GM:ええ、それでまぁ。まず、一番目につくのは……判定は要りませんね、何度も見てますし。キマイラのレブナントが、瓦礫を突き破って登場です。イクスさん、降り注いできた瓦礫でダメージを受けないか、生命力抵抗で判定してください。目標値は19です。

遠くのロイド:あ、生命力抵抗なんだ。

GM:ドゥームの対人兵器の対抗も生命力抵抗ですしね。ここはこれで行きましょう。
 

 本来は回避の予定だったけど、微妙に甘くしたGM。
 回避力判定ならイクスに回避の目は殆ど無いので……。
 しかし、イクス単独で来た段階で、ある程度緩めるべきだったのか―――はたまた、不注意と言う事で殺しにかかるべきだったのか。
 この辺はプレイ環境によると思います。

 私の場合は、通常のシナリオであれば不注意をしたプレイヤーが悪いと言う事で問答無用に殺しに行きます。これまでもそうして来ましたし。
 ……が、この場合は本編がひと段落した後のおまけシナリオのような物。
 プレイヤー側も多少は緩んで当然と、ある程度の緩和をしました。が―――

 

イクス:(ダイスを振る)……あ、駄目。達成値17で抵抗失敗です。

遠くのロイド:……変転しないのか?

イクス:…先制判定が取れないと怖いっすからねぇ。ここは甘んじましょ。

GM:(ぇー……レブナントって大抵先制値も下がってるから、そこまで気合を入れなくても良いのになぁ)
 

 イクスの失敗4。
 この状況で尚、先制判定に向けたリソースの確保に拘った。

 

GM:……ではイクスさん、25点物理ダメージです。

イクス:ぶっ!?い、痛いなんてもんじゃないんですが!?

GM:そして、瓦礫を破壊して飛び出してきたキマイラが咆哮を上げると、周囲で作業をしていた兵士が慌てて逃げ出し始めます。

イクス:あ、逃げれるんすね。怪我人は?

GM:イクスさんと同じ感じで25点ダメージですが、大なり小なりファイター技能を持っている上に作業中の崩落に備えて防具を着込んでいた兵士達です。倒れた人は居ないようで、負傷はしていますがどうにか走って逃げていきます。

シルフィ/メル:「イクス君、走って―――っ!!」 と、遠くの方からメルが!

イクス:遠いっ!?(笑)

遠くのシルフィ:だってイクスさんさっさと近付いて行きましたけど、メルが近付く理由も無かったですし……臭いし。(一同笑)

GM:……あー、確かにそうかも。じゃあ、メルとバーン君は先程までイクスさんと一緒に居た高台に居ます。

イクス:……ええい、メルっ子にバーンさん、とりあえずさっきの場所まで走って兄貴達を呼んできてください!!

シルフィ/メル:「え!?い、イクス君は!?」

イクス:別方向に逃げて引き付けます!少なくともこんなん、街中に放り出すわけにはいかんでしょう!!

遠くのプリス:……ぇー……。(←口出しするかすまいか悩んでいる)
 

 イクスの失敗5。
 敵のデータを把握しないまま作戦を立てる。しかも無茶な方向で。
 
 ……加えて、プリスがTRPGをする上での彼女なりの美学(日常部分ではそれが非合理でも他人の行動に絶対に口を挟まない)に囚われて、気付いていてもイクスに助言をしかねています。既に日常パートではなく、戦闘に入りつつあるのですがね。
 また、シルフィが何となくでレグランス姉弟を遠くに配置してしまったのもイクスにとってはマイナス要素。
 ……改めて見てみると、前回まで綿密に頑張っていた反動か。
 各人、PLレベルで行動の失敗が多々見受けられます。
 そして―――

 

GM:で、では戦闘……するんですか?

イクス:うぃ。先手を取れば、≪ファストアクション≫効果で一撃当ててからの離脱も可能ッス。そうすれば、街の皆に被害を出さないように敵を引き付ける事も可能ッス。

GM:いやまぁ、キマイラだけじゃなくてその後に続くように色々出て来てるんですけどね。

遠くのロイド:うわぁ、ちょっとしたバイオハザード気分だ!!(笑)

遠くのネリネ:ナイフ縛りですね、分かります。(一同笑)

遠くのアルト:……気楽だな、お前ら(笑)。

イクス:……まぁ、キマイラだけでも引き付ければどうにかなるっすかねぇ?

GM:そですね……大分楽になるとは思います。他は人族蛮族のレブナントが十数体というところですが、そこまでの大物は居ないようですし。

ロイド:ドレイク種やバジリスク種は居ないって事だな。

イクス:決まりッスね。じゃあ、戦闘開始と行きましょうか。

GM:(えぇ〜……)
 

 イクスの失敗その6。
 蛮勇。
 

◇イクスVSキマイラレブナント◇
 

 さて……イクスの失敗に加えて、敵のデータを覚えているっぽいプリスが助言を躊躇った事。
 ロイドが珍しく深く考えずに状況をただ見ているだけな事。
 そしてGMが有効な対策を見いだせないままこの状況に持ちこんでしまった事。
 全てが相まって、死亡フラグ満載の戦闘が始まりました。
 
 ……皆さん、ルールブックをお持ちの方はルールブック?のキマイラのデータを開いて置いて下さい。
 

▽ラウンド1▽
 

イクス:(ダイスを振る)……よし、先手は取ったっすよー。

遠くのアルト:負傷しているようだが、大丈夫か?

イクス:逃げるだけなら……追いつかれなければどうという事は無いッス。それに敵は山羊頭の魔法も使えない状況っすからね。

遠くのアルト:確かに……考えているな、イクス。
 

 ※データをご覧の方で勘の良い方はお気づきでしょうが、何も考えていません。
 

イクス:つーわけで、≪ファストアクション≫から一手目。『フォース』5倍拡大!!(ダイスを振る)…ちぇっ。抵抗は抜けず、ダメージは全体に6〜8って所っすね。

GM:それくらいならまだまだ元気ですね。レブナント化と剣の欠片で耐久力も大いに上がってますし。

イクス:まぁ、倒すのは目的じゃないッス。次の行動、ダッシュで城壁の外の方、人気の無い方へと走って行きます。一気に60m!!

遠くのプリス:(ぼそ)……あ、それ、マズ……。

イクス:……え?(笑)

GM:……うん、あの、イクスさん。申し訳ないのですが……キマイラレブナント、全力移動で75m移動。イクスさんに接敵して、乱戦を宣言します。

イクス:……はい?(一同笑)

遠くのロイド:…あれ、キマイラってこんなに速いんだ。

GM:ええ。あの……イクスさん、キマイラって飛べるから、基礎移動力が25あるんですよ。

イクス:え、15じゃ……。

遠くのプリス:……それは、徒歩移動の場合だよ。羽が生きていれば、25になる。……ああ、ごめん。日常パートでは他人の行動に口出ししないのが礼儀で流儀のつもりだったけど、アドバイスくらいはするべきだった。

イクス:……い、いや。これは俺の自業自得っすね。けどまだ、挽回の手はありますよ。

遠くのプリス:お、それは凄い。僕じゃ正直、この状況は詰みにしか思えないんだ。どんな魔法を使うんだい?

イクス:自分にブレスをかければ、敏捷度が+6されます。そうすれば俺の移動力は26!逃げ切る事も不可能ではありません!!

遠くのプリス:……うん、乱戦脱出の際に思い切り殴られる事を考慮しなければ、アリかもね。

イクス:……あ、あれ?でも一発くらいなら……って、HPがほぼ半減しているし…。

遠くのアルト:……さっきの瓦礫か。

GM:……幾つか救済策をそれとなく出していたつもりだったんですけどね。……これ、もう既に…。

イクス:……詰んでる?
 

 暫くお待ちください。
 只今、PL全員で挽回策を相談しております。
 
 ……とは言っても。
 後衛神官、それもフェンサー技能のせいで極端に装甲の薄いタイプの神官が一人です。
 既にエンゲージされた状況で、挽回策など最早無し。

 

イクス:……ばんじゃーい。(一同笑)

遠くのシルフィ:……スーパーお手上げタイムですか(笑)。

イクス:俺が迂闊すぎました。日常パートと明言されたワケでもないのに、日常篇のつもりで油断し切って行動してましたし…。

遠くのロイド:…あー、俺も気が抜けてたな。

遠くのプリス:うああああ、しまったぁぁぁ……(頭抱え)。

GM:そ、そうです。ロイドさん、アルトさん!何やら遠くの方が騒がしい事に気付いて良いですよ……って、どう考えても1ラウンドで辿り着ける距離じゃねぇ!!?(頭抱え)

イクス:(朗らかに)You、諦めちゃいなYo!(一同笑)

遠くのネリネ:しかもロイド様とアルト様、すぐに移動できる状態なんですかね?(一同笑)

ロイド:筋力判定に成功しないと脱出できないとかありそうだ(笑)。

GM:……うん、ではイクスさんは色々諦めましょう。申し訳ありませんが、自業自得です。ロイドさんとアルトさん、筋力判定で20以上を出せば脱出できます。(一同笑)

脱出中ロイド:(ダイスを振る)うぉぉ、樽にすっぽりハマって……抜けん!!(一同爆笑)

脱出中アルト:(ダイスを振る)ぬぅ!?何だ、いつの間に私は黒ひげ危機一髪になった!?(一同爆笑)

GM:……まぁ、脱出の2ラウンド後に到着としましょう(笑)。

イクス:頑張ってー、二人ともー(笑)。
 

▽ラウンド2▽
 

 さて、何と言うか。
 最早色々と諦めの入っているイクス。不注意からの行動とは言え、見事に自分から自殺コースに突入したので、これはもう諦めて倒れて貰いましょう。運が良ければ生存できる筈です。
 そしてこのラウンドの頭で、ロイドとアルトが脱出に成功。

 

脱出成功ロイド:うし、樽星人から脱出に成功した!……しかし俺、休日だけど装備は整えてて良いのか?

GM:……あ。そう言えば、武器くらいは携帯してるけど、鎧は着てないって感じかもしれませんねってあああああイクスさんがますます死亡フラグ!?(一同笑)

脱出成功アルト:角材の山からずるずると這い出してきます。……私の場合、鎧は無くてもやれる事はやれるな。

脱出成功ロイド:俺も鎧の防御力はそこまで高くないタイプだしなぁ。まぁ、やるならどうにでもなるが。

GM/バーン:で、ここらでバーン君とメルがロイドさん達の居る所に駆け込んできます。 「ああ、良かった!脱出できたんですね!」

ロイド:おう、バーンか。……なぁ、俺なんで樽詰めにされてたのか知らね?(笑)

GM/バーン:「そんな事より、大変です!戦闘後、飛行船の下にあった為に放置されていた死体がレブナント化しているんです!手を貸してください!!」

ロイド:……レブナント?種類は分かるか?

GM/バーン:バーンの言う所によると、強力な所でキマイラやワーウルフ、ダークトロール。他、ボガードやゴブリン、レッドキャップなどがワラワラという感じなようです。 「それと、イクスさんがキマイラを引き付けて街の外に……!」

シルフィ:はい、GM!ご都合主義かも知れませんが、ここらで合流して良いですか?服飾談義の為に、メルちゃんを誘いに来ました!

GM:む、そうですね。認めましょう。

シルフィ:じゃあ、手を振りながら満面の笑みで走って来ます。 メルちゃーん!……あ、ロイドも居ます!ねぇ、見てくださいこの服!ねぇねぇ、ロイド!どう思いますか?(笑)

ロイド:……へぇ?似合ってんじゃね?

シルフィ:そこは疑問形ではなく断定するのが男の甲斐性ですよ?でも、まぁ良しとしましょう。えへへー……(笑)。

プリス:……むぅ、良いなぁシルフィ……。

GM/メル:「あ、シーちゃんどうしたの?その服、可愛いなぁ……」 と、メルも羨ましそうです(笑)。

アルト:いや、待て待て。服の談義も良いが、それどころではあるまい?バーン、今の状況を詳しく頼む。

GM/バーン:「はい、分かりました!」
 

 そして、バーンの口を借りた説明タイム。
 現状を聞き、とりあえず飛行船の場所=レブナント発生中心地へ移動を開始する向日葵兵団。
 で、この人は―――

 

イクス:……と、とりあえず自分にキュア・ハート。(ダイスを振る)…うん、20点回復っす。ほぼ全快。

GM:……では、キマイラがイクスさんに攻撃します。えーと、獅子の牙で命中20。(一同笑)

イクス:(ダイスを振る)回避13!(笑)

GM:では、ダメージ22です。で、次の攻撃。山羊の角で命中18。

イクス:(ダイスを振る)回避13!(笑)

GM:ダメージは19点です。……生きてます?

イクス:うぃ、残りHPは2点っす。専用装備の補正で生き残った感じっすね。

ロイド:……いや、それむしろ、生き残って『しまった』と言うべきでは…(笑)。

GM:…倒れる事も出来ず、次の攻撃を食らうって事ですからね。次は命中19でダメージが23ですが……。

イクス:えーと、HPが−21、生命力抵抗が12!ラックも変転もありますんで、そう簡単には死にませんね。(ダイスを振る)……えーと、出目7。変転すると8になって、死亡?(一同爆笑)

アルト:振り直せ、振り直せ!!(爆笑)

ロイド:(恐る恐る)いや、待て、イクス。お前、今回――――ラック、かけてた?

一同:………。(沈黙後大爆笑)

プリス:無い!そう言えばイクス君がラックのダイスを振っていた記憶が無い!!(爆笑)

GM:え、どうなんですか実際!?(爆笑)

イクス:……あ、このMPだと……うん、確かに俺、ラックかけてないッスね……。(一同爆笑)

アルト:おいイクス貴様、私が先日生き返らせたばっかりだろう!?(笑)

GM:……あの、何か対抗策ありませんか?何か。

故イクス:うふふあはは、薔薇のチョーカー買っておくんだったっす(爽やかに自棄)。

プリス:う、うーん……ダイス振った後だしねぇ……。巻き戻し適用は厳禁だし…。

GM:……不注意による事故死としか言いようがありませんね……。

一同:…………。(なんか沈黙)

GM:……とりあえず、レブナントは生者に憎悪を抱いて襲い掛かるので、死んだイクスさんに興味は無くなって投げ捨てます。ぽーい。(一同爆笑)

ロイド:……い、いや、まぁ、無駄じゃねぇよ?うん、無駄じゃないよホント。お前がキマイラレブナント引き付けたから、街に被害は少なくなったんだろうし……。

アルト:しかし、過信と不注意による自滅とは……なんというか、緩んだな。

故イクス:……返す言葉もございません。とほほ……。

アルト:まぁ、後で拾って生き返らせよう。

シルフィ:……命が軽いですねぇ。
 

▽ラウンド3〜4▽
 

 さて、イクスが死んでも状況は動きます。
 3ラウンド目は移動のみ。4ラウンド目にPC達が城壁に突っ込んでいる飛行船の所に行くと、周囲をウロウロしているレブナントの群に遭遇します。

 

ロイド:っとと、ストップだ!ここから先は敵さんがウロウロしてるぞ。

シルフィ:うわぁ、ラクーンシティみたい(笑)。

アルト:…で、イクスの姿は見えるか?

GM:そこからじゃイクスさんは見えませんね。ただ、イクスさんが引き付けて行った筈のキマイラレブナントが戻って来たのが見えます。

ロイド:……なぁ、アルト。あれ……。

アルト:…馬鹿が。まさか、しくじったのか……? 苦虫を噛み潰したような顔で呟く。

ロイド:……仕方無ぇ。片っ端から潰して回るぞ。レブナントを全滅させてからイクスを探す。良いな、皆?

シルフィ:はい。手遅れな気がひしひしするのは気のせいだと思いましょう!!(一同笑)

GM:敵はわらわらと居ますが、ブルデ側からも武装した兵士が駆けつけて来た所です。

シルフィ:じゃあ、兵士の皆さんに言いましょう!大物は任せろー、バリバリ。

プリス:やめて!!(一同爆笑)

ネリネ:またそのネタですか(笑)。

GM:……えーと、敵はキマイラレブナントが1体、、ミノタウロスレブナント、ワーウルフレブナント、ダークトロールレブナントが各2体ずつです。

ロイド:うーむ、この手の敵相手だとイクスが居ないのが本当に痛いな。

GM:それと、イクスさん……暇なのもアレでしょうから、レグランス姉弟の管理をお任せします。

故イクス:お、マジすか。了解っす。

プリス:(敵配置を見て)……むぅ、厳しいね。雑魚は『ミノ&ワーウルフ』、『ワーウルフ&ダークトロール』、『ダークトロール&ミノ』の3グループに別れて10m距離に3つバラバラに配置されている。で、キマイラレブナントは20m距離……。

ロイド:イクスの件からは頭切り替えて戦術練らんと駄目っぽいな、これは。

故イクス/バーン:「嫌ですねぇ、まだ死んだとも限らないでしょう」(一同笑)

ロイド:その声で言われると、死ぬほど切ねぇよ。(一同笑)
 

 そして、ここで戦術タイム。
 敵はそれほどの強敵ではありませんが、数と部位数の多い相手です。
 レブナント化によりHPも上がっている為、耐久力も高め。回避は低いのですが。
 ちなみにワーウルフ、ダークトロール共に日光の下ではペナルティを受ける種族ですが、丁度良く周辺では飛行船の残骸が日光を遮っている位置としています。日の当たる位置まで下がると射程外。
 これから徐々に日が落ちてくる時間帯。敵の行動範囲が広がる前に叩く事で決定します。
 
 で、PC達が出した結論としては、『雑魚を1グループ壊滅させる』→『残りの2グループにメルとネリネが1人ずつ突っ込んで足止めをする』→『プリス、ロイド、アルトは制限移動で3m前進しておき、キマイラが突っ込んできたら即座に乱戦宣言』という流れです。
 とにかく純後衛である2人を守る構え。アルトが純後衛に数えられていないのはいつもの事。

 

プリス:……うーん、戦闘の途中扱いで≪ファストアクション≫が乗らないのは痛いね。とりあえず、新型武装のロングバレルを構えよう。シルフィ、まずは敵のHPが低めなワーウルフ&ダークトロールのレブナントのエンゲージに攻撃を集中させるよ。

シルフィ:あい、了解です!ではまず、私から参りましょう。3m後退してプリスさんにバーク・メイルをAで使いつつ、新魔法、ブリザード!発生地点を調整して、キマイラレブナントも巻き込みます!(ダイスを振る)達成値は27です!!(一同爆笑)

GM:誰も抵抗できるわけが無いでしょう、それは!劇的におかしくなりましたね、シルフィさんの魔力(笑)。

ロイド:しかし、キマイラも巻き込めるのか。デカいな。

シルフィ:半径6m範囲ですからね。発生地点を選べば、敵と敵の間の距離が10m程度なら纏めて巻き込めるのです。ダメージはダークトロールAに22点、ワーウルフに27点、キマイラの各部位に順に1ゾロ、20点、26点、22点、1ゾロです。

アルト:経験点を稼いでる場合か!!(一同笑)

シルフィ:100点ごっつぁんでした!……まぁ、致命的な結果でも無いかと(笑)。

プリス:これでワーウルフとダークトロールへのダメージが1ゾロだったら少し危なかったけどね。じゃあ、バーン君。3m下がりながら、あそこにファイアボールを!

イクス/バーン:「了解です。……行けェ!!」(ダイスを振る)よし、見事。達成値19が出たっす。ダメージは17と18っすね。

ネリネ:……落とせますかね?

プリス:多分ね。僕とアルト君に、最悪の場合はロイドも居るし。僕は3m前進してバーン君やシルフィの盾になる位置に移動。ロングバレルから、ショットガンバレットを放つよ。(ダイスを振る)命中は23、と。ダメージは22と17だね。

アルト:そこに3m前進しつつアシッドクラウド、と。あ、バークメイルとビートルスキンを忘れずに自分に使っておく。(ダイスを振る)達成値は18だが、これで抵抗は抜けているな。ダメージはピンゾロを振らねば両方破壊、と。(ダイスを振る)……大丈夫だった。というか、片方無駄にクリティカルして、30点。(一同笑)

GM:ワーウルフレブナントが20点ほどオーバーで倒れました(笑)。

ロイド:……意味ねー……(笑)。

プリス:よし、ロイドは補助魔法を宜しく。それと、ネリネとメルは敵を引き付ける為に突撃を!

ネリネ:メイド養成機関“闇の刻印”卒業者、アークウェイン家所属メイド、魔法少女マジカルネリネちゃんスター、吶喊します!

ロイド:待て。……色々待て。メイド養成機関“闇の刻印”って何だ!?(一同大爆笑)

故イクス:うわ、聞き流していたけど何その怪しい機関!?(笑) それ絶対メイド以外の何かを育ててるでしょう!?(笑)

ネリネ:ロイド様の母上がアークウェイン家に仕える侍女を育てている、一流のメイドを要請する機関です。

ロイド:いやそれ、絶対アサシンとか育ててるって!!名前がおかし過ぎるって!!(笑)

アルト:……また懐かしいネタを拾って来たな(笑)。

GM:……どっかに元ネタあるんですか?これ(笑)。

アルト:惜しくも閉鎖されてしまったサイト様のリプレイであった筈だぞ。……メイド養成機関“餓狼の牙”。(一同爆笑)

故イクス:……そっちもひでぇ(笑)。
 

 ともあれ向日葵兵団お得意の魔法攻撃ラッシュで、敵の一翼が壊滅。
 そのままロイドが3m前に出つつ、プリスにセイクリッド・シールドをかけます。
 そしてメルとネリネは各々、ミノ&ワーウルフとミノ&ダークトロールのエンゲージに突入。
 双方然程のダメージを与えられませんが、乱戦を構築。敵を拘束します。
 
 そして敵のターン。

 

GM:では、まず雑魚の攻撃です。ダークトロールレブナント、ネリネさんに魔力撃!命中20で、ダメージ30点!

ネリネ:……30?防具が無くても練技とベルトで防御力が3あるので、27点ですか。……まぁ、これくらいならあと2発は平気ですね。

GM:ま、まだまだ。ミノタウロスレブナントの、全力攻撃!練技分もあり、命中は19です!

ネリネ:(ダイスを振る)…あ、避けました。一応回避基本値は鎧が無ければ13ありますから、それくらいなら避ける目もありますね。

GM:もうやだこの人!(一同笑)

ロイド:最近は回避力も上がってきてるしなぁ…(笑)。

シルフィ:けど、メルちゃんの方は結構痛そうですね。大丈夫ですか?

イクス:(ダイスを振る)……んー、奇跡的にミノタウロスの攻撃は避けてます。けど、ワーウルフの連撃で20点と18点……鎧が無いんで、結構痛いっすね。

GM/メル:「くっ、このぉ……負けないもん!!」

シルフィ:メルちゃん、援護しますからもう少しだけ耐えてください!

アルト:次はメルのエンゲージへの援護か……まぁ、良かろう。妥当な線だ。

GM:で、キマイラがそちらの本陣に突っ込みます。……知力『高い』だったらメル辺りを狙いに行ったんでしょうけど、『低い』なら攻撃して来た相手を優先するというのが私の裁定。シルフィさんから攻撃が飛んできてましたから、シルフィさんに突っ込もうとします。

シルフィ:それを分かった上で、キマイラを巻き込んだんですもの。……ふふふ、さぁロイド、アルトさん、プリスさん、お願いします!!

ロイド:っしゃ!じゃあ乱戦を宣言! ―――残念だったな、ここは通行止めだ。

アルト:よく言う。一人では止め切れん癖に。 ……私も乱戦宣言だな。

プリス:やれやれ、またこのトリオかい?向日葵兵団内で腹黒い方から三人集まっただけなんだけど、何か縁でもあるのかな。 僕も乱戦宣言!これで止まるね?

GM:OKです。では、目標手前で止められたキマイラは激昂して大暴れ!ランダム対象で攻撃をしましょう。

アルト:さて、防具が無いと私は然程頑強さを発揮できんな。……多分大丈夫だと思うが…。

故イクス:ていうか、明らかに後衛が一人混じっているのに、誰も気にしていない件。(一同笑)

GM:後衛に数えたくない耐久性なんですもの(笑)。えーと、獅子と竜と蛇の牙がアルトさんに、山羊の角がプリスさんに行きましたね。(一同笑)

アルト:おいGM、お前私が嫌いだろう!?(笑) (ダイスを振る)……ふっ、無論避けれる筈も無し。

プリス:こっちは避けたよー。山羊の角は威力も命中も低いから、大した事ないね。

GM:ではアルトさんにダメージ、23点、20点、17点ですよー。

アルト:防御力は5点。……くっ、危ない所だった。残り6点。

ロイド:おお、アルトの耐久性が普通の後衛っぽく。

故イクス:異議あり。普通の後衛は鎧が無い癖に防御力5点とか言わない!レブナントキマイラに絡まれて生きてない!!(一同爆笑)

アルト:ふむ、そこは色々異論もあろうが、まぁ放置しよう(笑)。それより、次のラウンドだ。攻めるか守るか……。

ロイド:今のこのメンバーの火力なら押し切れる。……攻めるぞ!!
 

▽ラウンド5〜6▽
 

シルフィ:さて、ロイド。攻めると言ってましたが、具体的には?

ロイド:ネリネの乱戦エリアは放置して、まずメルの救援。次にキマイラの排除って所だな。ネリネは放っておいても確実に1ラウンドはもつ。多分2ラウンド以上大丈夫だろう。問題はメルだ。次にアルトだな。

アルト:となると、狙うべき部位は5つか……やるぞ、シルフィ。

シルフィ:了解ですよ。余り余力を考える必要も無い戦闘ですしね。一気呵成に参りましょう。古参魔術師コンビの最大火力、ご覧あれ!リーンフォースAランクから、エネルギージャベリン5倍拡大!キマイラのコア部位と、メルちゃんの前の敵2体を薙ぎ払います。達成値は21で、ダメージはミノタウロスに40点、ワーウルフに26点、キマイラ獅子頭に28点、山羊頭に24点、竜頭に23点です!!

故イクス:え、なにそれこわい。(一同笑)

GM:うげ、キマイラの山羊頭と竜頭が落ちました。

アルト:ならば、3倍拡大でクリメイションだ。キマイラの残る獅子頭、そしてメル前の2体に攻撃!(ダイスを振る)達成値は19……キマイラの抵抗は抜けないか。仕方ない、知力増強の指輪を破壊する。予備も買っておくべきだったが、まぁ今回くらいは魔力が落ちても構うまい。

GM:うーん、一気に押して来ますね。

アルト:無論だ。一応この後、イクスも探さねばならんのでな。ミノタウロスに25点、ワーウルフにも25点で、獅子の頭には22点……これを変転してクリティカルにして、36点だ。

GM:うげ、それでキマイラレブナントは撃破されます。

プリス:よし、好機だね。メル、マルチアクションからクリエイトウェポンを!全力で目の前のワーウルフを叩くんだ!!

GM/メル:「うん、分かったよプリスちゃん!痛かったんだぞ、このぉ!」 と、メルが作るは光り輝くギザルメー!!(一同笑)

ロイド:よりによって作るのはそれか!!(笑)

プリス:いや、良い選択だけどね。ギザルメーの弱点である命中率の悪さは、敵がレブナント化してるんでトントンだし。

GM:(ダイスを振る)あ。(ダイスを振る)あ。(ダイスを振る)……わぁお。(一同爆笑)

ロイド:おい、前回のイクスの被ダメージ級に回ってるぞ!?(爆笑)

GM:いえ、2回転ですからそこまでは……ダメージは魔法ダメージで52点ですが。(一同爆笑)

シルフィ:すごっ!?(笑)

ロイド:……魔法ダメージと物理ダメージの差を考えると、俺が前回カマしたクリティカルとほぼ互角だぞ、メル(笑)。

GM:当たればデカい。ウォーハンマー系武器の面目躍如ですね。ワーウルフは木っ端微塵になりましたよ。

プリス:ふむ、では好機。僕がメル前のミノタウロスレブナントを仕留める。ロイド、バーン君はネリネの援護を。

ロイド:あいさ。

イクス/バーン:「いえ、ロイドさんは姉さんの治療を!姉さんが傷ついているのは見ていられません!!」(一同笑)

アルト:お前、それはHP6で立っている私に喧嘩を売っているのか!?(一同笑)

ロイド:後にしろ、後に!(笑) 敵倒し終わってから!!(笑)
 

 そんな会話をしつつ、結局ロイドはネリネのエンゲージに吶喊。
 ミノタウロスレブナントに魔力撃による大ダメージを与え、更にバーンのファイアボールが飛び込み敵全体に攻撃。
 ちなみにメルの前のミノタウロスレブナントは、プリスがロングバレルを捨てていつものデリンジャーに持ち換えて攻撃。あっさり撃破しています。
 ……そして何故か忘れ去られるネリネの行動。
 何度目ですかネリネさん、行動忘れられるの。自分も忘れてるの。
 
 ともあれ、続く反撃は最早形骸。
 攻撃力の強化されたレブナントとはいえ、鎧を付けていない状態とはいえ、10Lv&9Lvのファイター相手にダークトロールとミノタウロスでは役者不足。
 ダークトロールの攻撃は珍しくロイドが回避。ミノタウロスの攻撃はネリネが食らうも、最大HPが100を突破している彼女は装甲が無くても十分耐えます。
 
 次のラウンドでの猛攻に晒され、残った敵2体も御臨終と相成ったのでした……。
 

◆で◆
 

ロイド:とりあえず、片付いたな。

GM:貴方達が相手にしていた以外の、小物のレブナントも概ね掃討されたようです。

アルト:よし、イクスを探すぞ。手の空いている奴は手伝え。

ネリネ:ではお手伝いしましょう。

GM:……あー、探せばすぐ見つかりますよ。城壁の外で……。

故イクス:面白いポーズで転がっている俺の死体が。(一同笑)

アルト:……魔晶石を潰して蘇生をかけよう。(ダイスを振る)……うん、身体に痣が出来たが、蘇生には成功した。(一同笑)

イクス:痣に角って、俺もう外見だけならナイトメアになってるっすね……(笑)。というか、GM。起きてOK?

GM:まぁ、構いません。

イクス:……ここは誰、俺はどこ!?(一同笑)

アルト:……何だ、意外と余裕そうだな(笑)。
 

 そして、アルトから再びイクスへ死んでた事の事情説明タイム。
 その間に、他の面々は治療していたり戦利品を漁っていたり。
 で、イクスとアルトが戻って来たら―――

 

ロイド:……生温かい笑みで、イクスの肩を叩きます。(一同笑)

シルフィ:あの、イクスさん。きっと良い事ありますよ、ね?(笑)

イクス:うわぁん、同情が痛いっす!!(笑)

プリス:……まぁ、これは事故だね。どうしようか。……どうしようもないね。(一同笑)

ロイド:とりあえずさー、この状況どうするよ?(笑)

GM/ザヴィーエ王:えー、それでは程無くして、王様のトコの騎士団が走って来ます。その向こうには甲冑に身を包んだザヴィーエ・ボアギュール王の姿も見えますね。 「……何だ?アンデットの襲撃と聞いたが、もう終わったのかよ?……蛮族の行動じゃなくて、自然発生か?」

ロイド:……自然発生と言えば自然発生で、蛮族の行動と言えば蛮族の行動の結果ですね。ザヴィーエ王、飛行船の残骸の除去作業中に、残骸の下敷きになっていた為に弔う事が出来ていなかった死体の一部がレブナント化し、作業員を初めとした生者に襲い掛かりました。犠牲者は一名です。

GM/ザヴィーエ王:で、その言葉を聞いて周囲の騎士が、『王の御前だぞ、無礼な!』などと言うのを片手を上げて黙らせ、ザヴィーエ王はロイドさんの前に来ます。 「分かった、こちらの作業工程のミスだな。犠牲者はどこに?」

ロイド:ここに。 イクスの首根っこ掴んで、差し出します。(一同爆笑)

イクス:……や、やは。(一同爆笑)

GM/ザヴィーエ王:「……なぁ、クラリクロイツ。俺の目にはめっちゃピンピンしているように見えるんだが?」

ロイド:そら、リザレクション済みですからね。ああ、でも見れば分かりますよ。蘇生の代償に、今度は痣が出来ていますし。

イクス:い、いやーん。(一同爆笑)

GM/ザヴィーエ王:「……なんてーか、お前も苦労するな。ブルデ攻防戦を生き延びて、その後の事件でポックリかよ……」 と、王様は憐れみを込めた目でイクスさんを見ます。

イクス:いえ、実はブルデ攻防戦の折にも思い切り死んでたんすが。(一同爆笑)

GM:王様の目が凄く可哀想な物を見る目になりました。(一同爆笑)

イクス:くっ、文句を言おうにも相手が王様では…!!(笑)

GM:それどころか、先程ロイドさんに怒声を上げた堅物そうな近衛騎士までもが目頭を抑えてイクスさんの肩を叩きます。(一同大爆笑)

イクス:うわぁ、全方位から同情を貰っている!!?(爆笑)

GM/ザヴィーエ王:「まぁ……また、お前らに迷惑かけちまったのは事実のようだしな。時期が時期だから然程は出せんが、蘇生費用と同額程度の恩賞は出してやる」

イクス:同情するなら金をくれ!!(一同爆笑)

GM/ザヴィーエ王:「だから出すって言ってるだろ!!?」(一同爆笑)

プリス:……良い感じにグッダグダになって来てるし、僕はそろそろ離脱しようか。メル、良ければ一緒に来ないかい?アレットの所に行って、女性陣で服飾談義をするんだ(笑)。

シルフィ:よし、ネリネも行きましょう!(笑) ロイド、アルトさん、ここはお任せします(笑)。

ロイド:……ファッション談義も良いけど、出発の準備は忘れんなよ?(笑)

GM:―――かくして、こんな事件の三日後。向日葵兵団は出発の準備を終え、ブルデから出発する事になります。ブルデの将軍たちやレグランス姉弟など、多くの人が見送りに来てくれました。

シルフィ:あうう、メルちゃーん、アレットさーん、また会いましょうー!!

GM/メル:「うん、シーちゃんも元気でねー!絶対また会おうねー!!」 と、メルが手を振ってる横で、

GM/アレット:「手紙!手紙を書きなさい、プリス!命令です!!わたくしの事を忘れたら許しませんよ!!」 と、必死なアレット。(一同笑)

プリス:……どうしよう、段々アレットが可愛くなってきた。(一同笑)

ロイド:さーて、これからどうすっかね?とりあえずマントワーズにまで行くのは確定として……実家への報告もしないとマズいだろうし。

アルト:……レジーナへの借金返済もな。(一同笑)

GM:まぁ、それは次回以降の話と致しましょう。ブルデ篇はこれにて終幕と相成ります。それでは皆さん、お疲れ様でした。

一同:お疲れさまでしたーっ!!
 

 さて、漸く事後処理まで全部終わりました。
 これにてブルデを出発した彼らは、次はどうやらマントワーズに向かうようですが……。
 ここで得た人脈が、今後どのように作用してくるかはまだ未定。
 軽い事後処理と小戦闘のつもりが、死人が出ましたが。というか、イクスさん最近死に過ぎじゃないでしょうか。
 これだとキャンペーンが終わる頃には立派なレブナントになってそうで、GMちょっと死ぬほど心配です。
 

・獲得経験点:2020+各々の1ゾロ分
・獲得報酬:1万G(王様から)+6350G(戦利品)=16350G
・使用消耗品:魔晶石5点+指輪=1000
・イクスの穢れ度=プライスレス
 

 報酬は少ないですが、消耗品も少なかったのでまぁ良いやと言う事で。
 段々と彼らのレベルも上がって来て、そろそろ準英雄レベルと呼べるくらいにはなって来たでしょうか。
 ……余り実感はありませんが。
 ともあれ、これにて一先ずは。
 

                  ……ミッションコンプリート!!

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