※今回はGM不在での、PLがGMを行った閑話です。9.5話と同じ感じで。
※その都合上、また今回の編集はアルトPLによる物です。
※なるべく似せるように努力はしましたが、普段とは見劣りするでしょう。ご了承ください。(byアルトPL)
 

◆SW2.0キャンペーン 駆け出し冒険者のためのセプテット 第十三.五話◆

◆突発開始◆
 

GM:ちゅーわけで、想定より随分時間が余りました。おのれ、あんな手段で来るとは。

ロイド:くくく、俺の冴え渡る頭脳に感謝しろ諸君。

アルト:ああ、そうだな。感謝の心を形で示そう。茶を淹れて来てくれ、ロイド。(一同笑)

ロイド:それ感謝か、クソ眼鏡(笑)。

アルト:ここ(セッション会場)、お前の家だろう(笑)。いや、台所に入って良いなら私が淹れてくるが(笑)。

GM:それ思い切りPL会話ですよね(笑)。―――で、まぁ。微妙〜に時間が余っております。私含め、泊まり不可能組はもうすぐ帰りますが、泊まれるアルトさん+家まで徒歩30秒のお二人はまだ残るんですよね?

プリス:これから、楽しい楽しい麻雀タイムの始まりさ……。(一同笑)

シルフィ:今日も字牌を山に積み込む仕事が始まるお……。(一同笑)

GM:……いやまぁ、それならそれで良いんですが(笑)。どうせなら、13.5話と題打って……プリスさんのキャラ立ての意味でも日常パートでもやってみたらどうですか?誰かGMで。

ロイド:お、良いのか?

GM:後で録音データ渡してくれることと、リプレイかプレイレポを書く事が条件ですがね。まぁ、あくまで選択肢の提示ですんで麻雀でもマリオカート64でもスマッシュブラザーズでも好きなように(笑)。

シルフィ:ああ、じゃあ私がGMやりますよ。ネタ適当に考えますんで30分ください。

プリス:ならその間に、麻雀タイムの始まりさ……。(一同笑)

ロイド:なんでそんな麻雀にこだわるんだお前(笑)。
 

 で、それから30分後。
 正式に、シルフィPLがGMで、アルト・ロイド・プリスがPCでの少人数セッションが始まるのでした―――。
 

◆成長報告◆
 

シルフィ(以降GM):はい、じゃあ今回は私がGMです。宜しくお願いしますね?

一同:はーい。

GM:では、今回はブルデ守備兵とアウグスト軍が、互いに再編で一杯一杯である間に起こった僅かな日常。それを描く日常パートとなります。事件は起こしますが。(一同笑)

ロイド:まぁ、ほのぼの系と言う事だな(笑)。

アルト:油断するとこの街、ほのぼのの筈が全裸が出没するがな。(一同爆笑)

プリス:ほのぼのの筈が一瞬にして猥褻物陳列法違反の現場に……恐ろしい街だね。(一同笑)

GM:皆さん、言いたい放題ですね……(笑)。で、まぁ前回の経験点は2210点です。

ロイド:よし、んじゃ成長するかー。
 

 そして、毎度おなじみの成長タイム。
 イクス不在につき、「知力上がれ」コールが聞こえないのが普段と違いますが。
 で、結果―――

 

ロイド:順番的に、お嬢が不在なんで俺か。ロイド・クラリクロイツ、上がった能力は知力だ。これで指輪込みでボーナス4になった。魔力撃でのダメージ増加が10になったな……。

アルト:……もう、完全に攻城兵器だろ貴様……(笑)。

ロイド:で、技能の成長は無し。買い物も無し。前回の報酬の分配してないしなー。

アルト:どうせ次回、皆集まった時にやった方が良いとか言って分配拒否したのはお前だろうに(笑)。

ロイド:まぁ、そう言う事(笑)。技能の成長も無いんで、成長は以上だな。次の奴、どうぞ。
 

名前:ロイド・クラリクロイツ
種族:ナイトメア 性別:男 年齢:20 生まれ:神官
身長:188cm 体重:84kg 髪の色:漆黒
能力値ダイス:技6 体14 心10 A10 B7 C6 D6 E9 F7
最終能力値:器用度20+4 敏捷度13 筋力25 生命力21 知力23+1 精神力18
保有経験点:2230
合計名誉点:338
保有名誉点:213
HP:75 MP:36
冒険者技能:ファイター8 ライダー1 プリースト/グレンダール6 エンハンサー1 アルケミスト1
一般技能:バトラー3 ハンター2 コーチマン2
戦闘特技:武器習熟/スピア 魔力撃 マルチアクション タフネス 頑強
習得練技:キャッツアイ
習得騎芸:攻撃指令
習得賦術:クリティカルレイ
乗騎:レンタル取りやめ
武器:専用パイク+1
防具:専用イスカイアの魔導鎧
アクセサリ:ブラックベルト 聖印 バンダナ 器用度増強の腕輪 知力増強の指輪 アルケミーキット
所持カード:金Aランク3枚 金Bランク3枚
予備装備:マトック ロングスピア 部族のショートスピア 部族のラウンドシールド 部族の腰ミノ 筋力増強の腕輪
所持品:冒険者セット 保存食×3食 ロープ10m フック くさび10本 小型ハンマー 部族のお面 魔晶石5点×8
所持金:95
 
 一級フラグメイカー。隙が無く、単体での戦力としてはパーティー随一。
 いつの間にかフラグを立ててしまっており、前話でちょっと妙な事になってしまった人。
 知力ボーナスが装備込みで4になったため、そろそろプリーストとしても一級品になりつつある。

 

アルト:で、次は私だな?アルト、成長は生命力。これで生命力ボーナスが3になった。(一同笑)

ロイド:……頑丈になってきたなぁ、お前(笑)。

アルト:うむ、しかし技能の成長は特に無しだ。まぁ前回二つも上がったから、今回は仕方あるまい。

プリス:そうそう上がられては、僕達は置いて行かれてしまうよ(笑)。君は二極型で一番レベルの上りが早いんだからさ。

アルト:まぁ、善処はしよう(笑)。ああ、成長は以上だ。私も今回はあっさり目だな。

プリス:そう言う時もあるよ。

ロイド:だな。
 

名前:アルト・ディオスクロイツ
種族:人間 性別:男 年齢:20 生まれ:学者
身長:173cm 体重:60kg 髪の色:金
能力値ダイス:技5 体7 心9 A5 B6 C5 D7 E9 F7
最終能力値:器用度10 敏捷度12 筋力14 生命力18 知力23+2 精神力19
保有経験点:2630
合計名誉点:338
保有名誉点:203
HP:42+2 MP:43+2
冒険者技能:コンジャラー8 セージ7
戦闘特技:魔法拡大/数 魔法拡大/距離 魔法収束 鋭い目 魔法誘導 弱点看破
一般技能:スカラー3 スクライブ3 ライブリアン1
武器:メイジスタッフ
防具:ソフトレザー
アクセサリ:専用ひらめき眼鏡 知力増強の腕輪 知力増強の指輪 専用ブラックベルト
予備装備:ピック
所持品:冒険者セット 火縄壺 油×2 6人用テント 調理器具セット 食器(5人前) 魔化された樫の枝×4 可愛くない人形×2 魔晶石5点×3 部族のお面 頑丈なランタン
所持金:165
 
 補助魔法をあまり使わないコンジャラー。主に火力支援に生き甲斐を見出しつつある。
 回避を考えずに見ると、防護点とHPではパーティー第三位であり、その耐久性を活かして時々前に出る。
 そのうち死ぬんじゃないかと思われているランキング、現状No.1。

 

プリス:で、ラストは僕だね。プリステア・シークスフィスト。成長は精神力。マギテックが5に上がって、グレネードやらショットガンバレットやら、面白い物が使えるようになったね。

ロイド:要は火力が上がったわけだ。

プリス:ふふ、まぁその通りだとも。範囲攻撃が使えるようになったのは、このパーティーだとやたら大きいね。先手必殺がモットーで、防御力には乏しいパーティーなんだから。

アルト:そも、貴様はうちのパーティーに含まれるのか?(一同笑)

プリス:……そういえば、どうなんだろう……?(笑)

GM:『向日葵兵団』の名誉点の消費もしてませんしねぇ。外から見ると違う扱いだと思います。

プリス:15点か……。(一同笑)

ロイド:おーい、消費する気満々だよこいつ。次回以降にしろ次回に、いつものGMが居る時に!!(一同笑)
 

名前:プリステア・シークスフィスト
種族:ナイトメア 性別:女 年齢:17 生まれ:魔動機師
身長:149cm 体重:38kg 髪の色:灰
能力値ダイス:技9 体9 心12 A11 B9 C4 D5 E10 F7
最終能力値:器用度27+3 敏捷度19 筋力13 生命力15 知力25 精神力21
保有経験点:760
合計名誉点:326
保有名誉点:26
HP:36+2 MP:36
冒険者技能:シューター7 スカウト7 マギテック5 エンハンサー1
一般技能:フォーチュンテラー5 マーチャント5
戦闘特技:両手利き 精密射撃 二刀流 射手の体術 トレジャーハント ファストアクション
習得練技:キャッツアイ
武器:専用デリンジャー+1×2
防具:ハードレザー
アクセサリ:専用ブラックベルト フローティングスフィア カチューシャ(ヴェール相当) 器用度増強の指輪×2 敏捷度増強の指輪 ペンデュラム(チェーン相当。100G支払い)
所持品:冒険者セット スカウト用ツール ガンベルト×3 弾丸×32 タロットカード
所持金:0
所有コネ:ダライアス・シークスフィスト@貴重な友人(ていうか義父/150点)
 
 範囲攻撃も使いこなし始めた、ちっこいガンナー。
 両手の銃の命中精度は凄まじく、瞬間火力だけで言えばシルフィとタメを張る。と言うか凌駕する。
 ただし、装弾数の少ない銃を使っているのと、射程と距離、範囲の問題で総合的には多分劣るが。
 

◆館ごと炎上しろ◆
 

GM:さて、それでは―――前回からおよそ12時間。清々しい朝です。

ロイド:前回終了後、報告終わったら宿屋に帰って死んだように寝たからなぁ。あー、寝過ぎで肩ァゴキゴキ鳴ってやがる。

アルト:私は適当に出歩いてるとするか。

プリス:ふーむ、じゃあ僕は自宅で寝て起きたら、向日葵兵団のいる宿屋を目指そうか。

GM/シルフィ:あ、ではプリスさんが宿屋に行くと、宿屋の前で猫じゃらしで武装したシルフィが子猫に遊ばれています。 「うにゃー!にゃーにゃーにゃー!ふぎゃー!!」(一同爆笑)

プリス:……今の、猫のセリフ?シルフィのセリフ?(笑)

GM:紛うことなきシルフィのセリフです。(一同笑)

プリス:……シルフィ、何をしているのかな。

GM/シルフィ:「あ、プリスさん。いえ、この子が……宿屋のごみ箱を漁ってたんですよ」

プリス:なるほど、それで猫じゃらしで遊んであげてた、と。いや、遊ばれてたのかな?

GM/シルフィ:「失敬な。遊んであげてたんですよー。ねー?」 と、猫に笑いかけるシルフィ。その額に猫パンチ。 「うふふ、やんちゃさんですねー」(一同笑)

プリス:……楽しそうだね。

GM/シルフィ:「ええ。ですが、この子……野良じゃないみたいなんですよ。ほら、首輪付いてますし」 見やると確かに、首には皮製の首輪が巻かれています。

プリス:うう、僕あんまり猫は得意じゃないんだよね……。 ちょっとビクビクしながら、シルフィの手の中の猫を見てる。

GM/シルフィ:「うう、良いですねにゃんこ。にゃーにゃー!ふーふー!ふぎゃー!!」 ハイテンションで両手に握った猫じゃらしをぶん回しています。(一同笑)

ロイド:なんだなんだ、何の騒ぎだ? とりあえず、そろそろ宿屋から出てくる(笑)。 ……お嬢、どうしたんだその猫。

GM/シルフィ:「そこでゴミ箱を漁ってた迷子のプリティキャットです!きゃーっ!!」 振り回された猫じゃらし、これに火でもついてれば、まるでロイドの母上が三日に一度カマす暴走みたいなテンションです。(一同笑)

ロイド:だからうちの母親は……(笑)。

別行動アルト:……三日に一度、炎上する猫じゃらしを振り回しながら踊り狂う侍従長が采配を振るう館か。(一同大爆笑)

ロイド:館ごと炎上しろ。(一同爆笑)

GM:いえ、あくまでテンションの比喩であって、実際に炎上する猫じゃらしを振り回してるわけじゃないんですが(笑)。

ロイド:どっちにしろ同じようなテンションでなんかやってるんだろ俺の母親。……うわぁ、実家帰りたくねぇー。(一同笑)

GM:当家は風流を解す名門です。その侍従長たるもの、その時々で最もアツい旬の奇行を楽しむ風雅な心程度は持ち合わせて当然でしょう。

ロイド:滅べそんな名門。(一同爆笑)

GM/シルフィ:「それはともかく、こんな可愛い子が迷子になってるのです。私としては、この子の飼い主さんを探したいな〜と」

ロイド:…捨て猫じゃねぇんだろうな。

GM/シルフィ:「うーん、たぶん違うと思いますけどね。ほら、首輪かなり高級そうですし。―――それに、もしこんな可愛い子を捨てるような輩がいましたら」

プリス:……いましたら?

GM/シルフィ:「エネルギージャベリンとファイアボール、選んでいただくことになるかもしれません」(一同笑)

ロイド:やめんかっ!?(笑) ええい、このまま放置するとお嬢が最悪の場合殺人犯に……っていうかこいつ、こんな猫狂いだったのか!?(一同笑)

プリス:うう、僕は猫は苦手なんだよ……。 こそこそとロイドの陰に隠れます。

ロイド:なんだ、お前どっちかっつーと猫系だと思ってたのに。

プリス:僕を動物で例えるとネズミだよ……父上曰く。

ロイド:…ま、それはともかく。どうせやる事も無ぇし、お嬢が猫のご主人様探しをするってんなら、俺も付き合うが。

プリス:なら、僕も付き合うよ。どうせ僕は手が空いてて、君達に会いに来たんだし。

ロイド:そか、それは助かる。……イクスやネリネは何してる?

GM:ネリネは久しぶりに時間が出来たので、冒険の最中に破れたりした服の繕い物などをやってしまうそうです。イクスさんは……そですね、宿屋の食堂で、なんかカニの足とか生えてる10kgカレーに挑戦しています。食いきったら無料、食いきれなかったら100ガメル。(一同爆笑)

ロイド:カレーに溺れて溺死しろ……ッ!!(一同爆笑)

別行動アルト:血管の中をカレーが駆け巡る感覚を味わって死ね!!(一同爆笑)

GM:……酷い言われようですね(笑)。

ロイド:とりあえず、カレー食ってるBGMは「エミヤ」か「空色デイズ」、或いは「ネクロファンタジア」な。(一同大爆笑)

GM:きーみはー 聞ーこえるー ぼーくのー このー声ーがー♪(一同爆笑)

プリス:なにその高揚感溢れる生き急ぐかのようなカレー摂取光景(笑)。

GM/シルフィ:「放っておいたほうが良さそうですね。それはともかく、この子の名前、どうしましょう?首輪には書いてませんでしたし」

プリス:(即決)犬。(一同爆笑)

ロイド:……いきなり変化球で来たよ(笑)。お前、そりゃ牛に「馬」と名付けるようなもんだろ。数百頭単位で「馬」と焼印された牛が、牧場で草を食んでる様子でも想像してみろ。

プリス:……アイデンティティが崩れて、ゲシュタルト崩壊しそうな光景だね。

ロイド:故に俺は「猫」を提唱する。(一同笑)

別行動アルト:ある意味もっと酷いぞそれ(笑)。

GM/シルフィ:「仕方ありませんね。では、第四の暇人であるアルトさんを探して、協力要請がてらその意見でも聞きましょうか」

ロイド:……アルトの奴、そういやどこ行ったんだ?

別行動アルト:―――……倍プッシュだ……ッ!!(一同大爆笑)

一同:またかッ!!?(爆笑)
 

◆ラクシア博徒伝アルト◆
 

GM:では、アルトさんが居るのは場末の賭場ですか(笑)。

別行動ロイド:(唐突に)―――そこでは、暗闇の中で薄暗い照明のみを頼りに、数人の男達が卓に向かい合っていた……。(一同笑)

アルト:……くく、どうした?まだ勝負は終わっていないぞ……。

別行動ロイド/博徒:「そ、そんな……まさかこんな事が……!?」(笑)

別行動プリス:これはアレだね。きっとイカサマ麻雀でカモにしようとしたら、アルトに逆にカモられたチンピラの皆さん。(一同笑)

GM:なんでしょうか、アルトさん、アカギのようにアゴやたら長くなってそうなんですが。(一同笑)

アルト:さて、それでは私の勝ち分……耳を揃えて払ってもらおうか……。なに、これまで散々他人をカモにしたのだろう?まさか払えないと言う事はあるまい……くくく……!!(一同爆笑)

GM/チンピラ:「……くっ……!そんな無法通るはずがない……通さない……!先生……!お願いします……!!」(一同爆笑)

アルト:ぬ、敵か!?(笑)

GM/チンピラ:奥の部屋からのっそりと、鎧を纏った傭兵風の男性が出てきます。 「聞いて驚け……!!この先生はなんと……!なんとボガード・トルーパーを一対一で倒した歴戦の傭兵……!!貴様のような素人に……!!勝ち目はない………!!」

別行動ロイド:どうでもいいけど、いつの間にかアカギとかカイジ風の喋りになってるぞ。(一同爆笑)

アルト:ボガードトルーパーと言うあたりが本当っぽいな(笑)。こいつ何のデータだ。

GM:え、「山賊の首領(Lv4モンスターデータ)」相当。(一同爆笑)

別行動プリス:嘘ついちゃいけないよ、それでボガードトルーパーは倒せないでしょ(笑)。

GM:ちょっとサバ読んでます。本当はボガードソーズマンでした。(一同笑)

アルト:……くだらんな。 冷笑して手招きする。 来い、遊んでやる。(一同笑)

ロイド:あ、じゃあその辺のタイミングで登場する。声が出入口の方から聞こえてくる。 なぁ、プリス。お嬢。アルトの行き先ってここで合ってんのか?(一同笑)

GM/シルフィ:「ええ、私が朝聞いた時にはこちらに出かけると……」

プリス:なんか、ブルデの中で一等治安の悪い区域だよこの辺。大丈夫なのかい、彼。

ロイド:カモにされるほど間抜けじゃねーよ、あいつは。逆にカモにするのが精々だ。 で、ドアを開けると―――

GM:剣を構えた傭兵風の男、その後ろにチンピラ数名。不敵に笑って対峙するアルトさん。そんな光景が。(一同笑)

ロイド:……ほーら、大惨事。(一同笑)

GM/チンピラ:「なんだテメェら!今は取り込み中だ!!」(笑)

プリス:……アルト君、この状況は何?(笑)

GM/猫:「なう〜」 と、シルフィの頭の上で猫が鳴いたり。(一同笑)

アルト:うむ……カモり過ぎたか。イカサマをされたから、適宜やり返しただけだったのだが。(一同笑)

ロイド:なんか一触即発に見えるんだが、帰っていいか?(笑)

アルト:そう言うなロイド、手伝って行け。晩飯程度なら奢るぞ?

ロイド:……食後の酒は?

アルト:許す。

ロイド:ほいきた。 んじゃ、槍は抜かないまま、軽く腕を回す。

GM/チンピラ:「仲間か……!ええい、先生……!お願いします……!!」 と、では先生との戦闘に入りますか。

ロイド:……イジメだな(笑)。
 

◇VS先生◇
 
 経過に関しては言うまでもないでしょう。
 武器を抜きもしないロイドの前に、先生(笑)は完全に完封されました。
 シルフィとプリスとアルト、会話する余裕あり。

 

アルト:…ふむ、シルフィ。その頭の上の猫はなんだ?新頭装備か?(一同笑)

GM/シルフィ:「どこのMMORPGですか。違います、迷子さんですよ」

プリス:この子の飼い主を探したいんだとさ。で、アルト君にも協力を願おうと思って来たんだけど……。

ロイド:わははははは、魔力パンチ!ダメージ24てーん!!(一同笑)

GM:パンチの威力じゃないですね、もう……(笑)。
 

 当然のごとく2ラウンド目でHP1まで殴り減らされた先生、降伏。
 

アルト:ふん、弱いな。

ロイド:いや、お前何もしてねーだろ。(一同笑)

GM/チンピラ:「ひい……!わかった、負け分は払う!払うから……!」

アルト:ククク……何を言っている?勝負はまだ終わっていない……そうだろう?さぁ、席に着け。これからが本当の地獄だ……!!(一同爆笑)

ロイド:……おーい、チンピラー。こいつ持ち帰ってほしければ一つ情報教えてくれ。(一同笑)

GM/チンピラ:「へ、へい!なんでしょうか?何でも話します!だから、だから……!」(一同笑)

アルト:……どんだけ勝ったんだ、私は(笑)。

GM:現段階で1万Gってとこでしょうか?(一同爆笑)

アルト:ああ、じゃあ「倍プッシュだ……!!」 と言いつつ、「ざわ……ざわ……」という書き文字背負いながら、全額賭ける。(一同大爆笑)

プリス:凄い嫌な客だね君(笑)。

GM:チンピラ涙目で頭振ってますが。(一同笑)

ロイド:……あー、なぁ質問。お前、顔は広いか?

GM/チンピラ:「へ?へい、狭くはないですが……」

ロイド:じゃ、この猫の飼い主を探すのを手伝ってくれ。もしくは、心当たりとか無いか?

GM/チンピラ:「んん?なんですかい、この猫」

ロイド:知らん。うちのパーティーリーダーが飼い主探すんだって意気込んでる。

GM/チンピラ:「ん、うーん……この街で猫と言えば……猫屋敷ですが」

ロイド:猫屋敷?

プリス:んー、僕は知ってていいのかな?

GM:ん、まぁご自由に。街の北の方にある、多くの猫が住み着いているお屋敷の事のようです。

アルト:……三日に一度、炎上する猫じゃらしを振り回しながら踊り狂う侍従長が采配を振るう館か。(一同大爆笑)

ロイド:それ、うちの実家じゃねぇか!?(笑)

GM:いえ、違います(笑)。猫が沢山住み着いている屋敷です。通称猫屋敷。ブルデの中では少し有名なスポットです。

アルト:……ふむ、猫と言えばそこか。

ロイド:まぁ、仕方ない。とりあえず、そこに行ってみよう。最悪、猫屋敷の猫に紛れ込ませておけばいいや。(一同笑)

GM:シルフィ怒りますよそれ(笑)。

ロイド:頭を撫でて誤魔化す。(一同笑)

GM/シルフィ:「はにゅ〜ん」(一同笑)

プリス:……いいなぁ(笑)。

アルト:まぁ、その物凄く操縦しやすい駄エルフはともかく、まずはその猫屋敷にでも行くのか?

ロイド:ああ、ついでだアルト。一つ聞く。この猫に名前付けるとしたらなんだ?

アルト:『お燐』。(一同爆笑)

プリス:おりんりんランド、はっじまっるよ〜☆(一同爆笑)

ロイド:やめんか東方中毒者ども!?(笑)
 

・お燐。正式名称、火焔猫 燐。東方地霊殿5ボス。
・火車という種族の妖怪であり、要は黒猫。

 

プリス:じゃあ、もう「猫」と「犬」と「お燐」混ぜて、『ネイリン』でいいよ。(一同笑)

ロイド:意外とマトモな名前になったのが腹立つな(笑)。

アルト:うむ、じゃあ頑張って行ってきてくれ。私はまだ一勝負―――。(一同笑)

GM/チンピラ:「ひ、ひぃぃ!?」(一同笑)

プリス:はいはい、帰ろうかアルト君。ああそっちの人達、これに懲りたらもうイカサマ賭博は止めることだね。今回は見逃すけど、僕一応ブルデの軍兵だから。

アルト:む、おいコラ、プリステア。引っ張るな!?(笑)

ロイド:はい、どーもお邪魔しましたー。ああ、そっちの先生とやらもお大事に。

GM:殴り倒すだけ殴り倒して放置ですか……。(一同笑)

ロイド:トドメを刺せと申すか。(一同笑)

GM:違いますッ!!?(笑)
 

◆にゃんにゃんにゃん◆
 

プリス:じゃあ、場所だけは知ってるという事で……僕が案内しよう。気は進まないが。

アルト:ふむ、猫は苦手か?

プリス:そうなんだよね……何がどう、というわけじゃないんだけど……なんか、生物学的に弱いというか。(一同笑)

ロイド:ふーん、意外だな。お前、結構苦手が無さそうなタイプに見えるけど。

プリス:そう見せてるだけだよ。他人に隙を見せるのが好きじゃないだけ。

ロイド:ヒネたチビだなぁ……。

プリス:それはどうも。

ロイド:そう言う所がヒネてるってんだよ。

GM:と、まぁ、そんな会話をしながら歩くこと暫し。猫屋敷に到着します。成程確かに、猫屋敷と呼ばれるだけあり、大きめの屋敷の屋根に、塀に、庭に。多くの猫がくつろいでいるのが見えます。

プリス:うう……。 ロイドの服の裾を掴みます(笑)。

GM:で、その真ん中で猫じゃらしを両手に持ってくるくる回転しながら「うふふあはは」と猫と戯れている少女軍師の姿とかが見えました。(一同大爆笑)

アルト:さて帰るか(爆笑)。

ロイド:そうだな、アレットとかは見なかった。俺たちは何も見ていない。(一同笑)

GM/シルフィ:「あれ?あ、アレットさーん、何やってるんですかー?」(一同爆笑)

ロイド:うわぁ、声かけやがった!?(笑)

プリス:……GM、僕、アレット嬢のあんな姿知ってていいの?(笑)

GM/アレット:いえ、初見です(笑)。「はっ!?な、何奴!?」 と、しゅばっと振り向いたアレットは腰の銃を引き抜きます。 「こ、この姿を見られたからには……消すしか!!?」(一同爆笑)

ロイド:スゲェ一段飛ばしの結論出しやがった!?(笑)

アルト:待たんかい、軍配者!?(笑)

GM/アレット:いえ、止めるまでもなく……。 「う……ぐはっ!?」 と、アレットは呻いてその場に倒れます。

プリス:な、何事!?

GM/アレット:「くっ……じ、持病の猫アレルギーが……」(一同超爆笑)

アルト:馬鹿だ、馬鹿が居る!!?(爆笑)

ロイド:猫アレルギーなのに猫好きかよ!?(笑)

GM/アレット:「猫好きではありません……猫狂いです!!ふさふさ?にゃーにゃー?ふぎゃーっ!」 と、倒れたままのアレット。そのアレットを『なんだなんだ』という感じで遠巻きに見る猫たち。(一同爆笑)

プリス:シュールすぎる……(笑)。

ロイド:こいつだけはマトモだと信じていたのに……。(一同笑)

アルト:……なるほど、自分のイメージから恥ずかしくて猫が好きとは公言できない。そして、体質的にも猫が飼えない。しかし、猫狂いと言われるほどに猫が好き。……うむ、纏めるとこんな感じか。

GM:概ねそんな感じです。

ロイド:……どんだけ複雑な愛憎模様なんだよお前の人生。(一同笑)

GM/アレット:「あ、あぁ……何か見えます。あれ?お祖母ちゃん、どうしたんですか?お祖父ちゃんなら、最近また娼館通いの癖が復活しましたよ……叱っておきますから……」(一同爆笑)

アルト:いかん、彼岸が見えてる!?(笑)

ロイド:どうしてこんなになるまで猫と戯れてたんだお前はッ!?(笑)
 

 そして、とりあえず猫屋敷からアレットを救助(?)する一同。
 近場の適当な冒険者の店に引っ張り込み、奥の部屋を借ります。アルトはシルフィが拾った猫を持って、部屋の外。
 冒険者の店には大抵、依頼人と冒険者が話すための密談部屋があるのです。
 まぁ、密談部屋もこんなしょーもない理由で借りられるとは思っていなかったでしょうが。

 

ロイド:…とりあえず、キュア・ディジーズ。(ダイスを振る)……うん、達成値17だがどうだ?

GM/アレット:ああ、それでアレットは復帰します。 「はっ!?わ、私の猫は!!?」(一同笑)

プリス:うん……まぁ、アレット女史。水でも飲んで落ち着きたまえ。いや、落ち着いてくれ。お願い。(一同笑)

GM/アレット:「……む。誰かと思えば……ダライアス将軍の義娘ではありませんか」 と、目を細めるアレット。 「何か、御用ですか?わたくしには、貴方と話すことはありませんが」

ロイド:……嫌われてんなぁ。まぁ、アレットは親父殿を嫌ってるから無理もないか。

プリス:……いや、僕としても用は無いんだけど、流石に放置できなかったと言うか。猫が好きだとは、知らなかったよ。

GM/アレット:「へ?……あ……」 と、先程までの自分の姿を思い出して、赤面します。 「こ、殺しなさい!今、わたくしは恥を知りました!!」(一同爆笑)

ロイド:うん、お前結構思い込みが激しいっていうか……極端から極端に飛ぶなぁ。(一同笑)

GM/シルフィ:「でもわかります!にゃんこ!にゃーにゃー!ふー!!」(一同爆笑)

ロイド:うん、お前は日本語で……というか、交易共通語でおk。(一同笑)

部屋の外アルト:……楽しそうだなお前ら(笑)。

プリス:……まぁ、落ち着きたまえよアレット女史。君と僕は確かに蜜月とは言い難い間柄だが、殊更に今この場で敵対する理由も無い。僕にはその意図も無いしね。君を発見したのは偶然だ。

GM/アレット:「……ふむ。では問いましょう。何故貴方が、向日葵兵団と?」

プリス:先のレイストームとの戦いで、僕は彼らと共同戦線を張ったんだ。それについては聞いているだろう?その関係で、まぁ少しばかり彼らに興味が出てね。 肩を竦めます。

部屋の外アルト:「彼らに」ではなく、「彼に」だろう?(一同笑)

プリス:……ふふ、どうかな?(笑)

ロイド:(魂抜けた声で)……うーわーあー。(一同笑)

プリス:で、今日はシルフィがちょっと……まぁ、その。迷子の猫を見つけてね。飼い主を捜すために、とりあえず猫と言えばまず思い浮かぶ猫屋敷に向かったわけだよ。逆に聞きたいんだが、君は一体何をしていたんだ?

GM/アレット:「お待ちなさい。幾つか質問と訂正があります」

プリス:質問と訂正?

GM/アレット:「まず訂正です。あそこは猫屋敷ではなく、私の私邸です」

ロイド:……は?(笑)

プリス:えーと……僕は持ち主不明の猫屋敷、って聞いてたんだが(笑)。

GM/アレット:「まぁ、わたくしは基本的に宿舎に寝泊まりしていますからね。私邸に戻るのは……あぁ、これが先程の質問の答えになりますね。ちょっと仕事に疲れて、リフレッシュしたい時です」

ロイド:その結果が猫アレルギーで彼岸を見る事か。(一同笑)

GM/アレット:「大丈夫です、猫の為とあらば永眠からでも覚めて見せます」(一同爆笑)

プリス:……そこまで言い切れると、ちょっとカッコイイよアレット女史(笑)。

GM/アレット:「で、迷子の猫と仰いましたが、その子はどこに?」 そわそわ。(一同笑)

ロイド:あー、お前が猫アレルギーだって言うから、外に出してる。アルトと待機。

GM/アレット:「な……っ!?何故、何故私の前に連れてこないのですか!?新手の拷問ですか!!?」(一同爆笑)

ロイド:(しみじみ)……こいつ、実はかなりのダメダメな奴だったんだなぁ。

GM:本来のGMの許諾は取ってます、念の為(笑)。

プリス:……アレット女史。『我輩は猫である』と言えば魔法文明期の代表的な文学であるが、その著者の作品をもう一つ挙げてくれ。(一同笑)

GM/アレット:「我輩も猫である」(一同大爆笑)

ロイド:猫ばっかじゃねぇか。ついでに言うとそれ、魔法文明期の文学なのかよ。(一同笑)

プリス:ちなみに「我輩は猫である」の『猫』を全て『ボブ・サップ』に変換するとかなりシュールな文章になる。(一同爆笑)

ロイド:うっとりするほどにどうでも良いな。(一同笑)

プリス:我輩はボブ・サップである。名前はまだない。(一同爆笑)

ロイド:うわ、言葉にされるとすげぇシュール!!(爆笑)

部屋の外アルト:……ああ、私が今頭の上に載せているこの猫の名は、ボブ・サップで決定だな。(一同爆笑)

プリス:ごめん、ネタ振っておいてなんだけど、ボブ・サップがニャーニャー鳴いている図を想像しちゃうからやめて。(一同爆笑)

ロイド:シュールすぎるわッ!?(笑)
 

 閑話休題。
 とりあえず、一同は猫に狂うアレットから事情を聴きます。
 と言っても、聞くような事情は無し。アレット自体、自分の部隊の再編の目処が立ったので後は部下に任せて猫屋敷に心のリフレッシュをしに来たのだとか。
 でもリフレッシュに来て彼岸を見るのはどうなんだ。

 で、そのアレットに問題の猫を(アレルギーに配慮して少し離して)見せると―――。
 

GM/アレット:「むむ?……この子は……」

プリス:知ってる猫なのかな?

GM/アレット:「ええ、まぁ……ですがこの子の飼い主は確か……」

ロイド:何かあんのか?

GM/アレット:「……レイストームの腹心です。確か、貴方たちとも一戦していた筈ですが」 と、渋い顔で言いますね。

アルト:……あーあー。なんか居たな、向こうに付いた正騎士相当の能力の奴。(一同笑)

プリス:その彼の飼い猫?

GM/アレット:「ええ。わたくし、一度見た猫は忘れません。しかし、そうなると……飼い主が捕縛された為、飼い主不在の野良猫、となりますか。どうやら飼い主が居なくなってしまったので、自力で餌を探していたようですね」

ロイド:どうすんだ、これ。

GM/アレット:「猫好きとして共感はしますが、よもやこれを理由に彼を釈放などは出来ません。この子は一先ずわたくしの私邸で預かりましょう。……名前など、後で聞いておきますか」 と、アレルギーお構いなしにぎゅーっと猫を抱き締めるアレット。少しよだれ垂れてます。(一同笑)

プリス:……ほら、ハンカチ。涎拭いて(笑)。

GM/アレット:「……はっ!?失礼しました……」 と、素直にハンカチを受け取って涎を拭うアレットですが、 「あら?」 と首を傾げます。

アルト:……どうした?

GM/アレット:「……この子の首輪……」 と、呟いて首輪を外します。 「シルフィさん、ナイフを貸して頂けますか?」

GM/シルフィ:「え?ああ、はいどうぞ」 で、シルフィからナイフを受け取ったアレットは、ナイフを使って首輪のプレートを剥がします。その下からは、小さく折りたたまれた一枚の紙が見つかります。

ロイド:おおっ!?

プリス:なんだい、これは?

GM/アレット:「待ってください。ええと―――」 と、アレットが貴方達の前に紙片を広げます。どうやらそれは、地図ですね。より正確に言うならば見取り図と言うべきでしょうか。

ロイド:んん?

GM/アレット:「これは……レイストーム邸の見取り図ですね。レイストーム邸に関しては簡単な調査は済ませた筈でしたが―――」 こんこん、と図面の一部を叩きます。 「成程確かに、簡単な調査でしたね。見落としがあったようです」

アルト:何があったんだ?外から蛮族が侵攻してくる隠し通路でもあったか?

GM/アレット:「いえ、その類の致命的な物ではありませんね。隠し財宝、とでも言うべきでしょうか?」

ロイド:んん?

GM/アレット:「つまりですね。地下―――エスティア・ヴィルヴェントが潜んでいた部分より更に下に、まだスペースがあるという事です。それも、どうやら蛮族側から提供された活動資金もそこにあるようですね」 溜息を吐きます。 「やれやれ……おかしいとは思っていたのですよ。余りにも、レイストーム邸から見つかった証拠の品の類が少なすぎる。とはいえ、余りレイストーム邸への調査に時間と人員は割けなかった―――いえ、今となってはどう言っても言い訳ですね」

ロイド:んじゃ、見つかって良かったじゃねーか。棚ボタと思っとけ。

GM/アレット:「そうは言いますがね……どうやら罠と、防衛用の魔法生物があるようなんです。取りに行くのも、正直大変そうですね」 見ると、『罠』と『ガーディアン』とメモが付けられていますが、地下の正確な図面は無く、地下室への入り口の位置と軽い内部情報のメモがある程度です。

ロイド:ふむ……じゃ、アレット。俺らが取りに行ってやろうか?

GM/アレット:「貴方達が、ですか?」

ロイド:別に往復1日とかかかるダンジョンってわけでもねーんだろ?

GM/アレット:「確かに、このメモ書きから推測するに……小規模ではありますが」

プリス:ふむ、確かに良いかもね。アレット・ウィスタリアに貸しを作れるなら、僕は賛成だよ?

GM/アレット:「……」 ビキッ、と青筋がこめかみに浮かびます(笑)。 「わたくしは貴方に借りを作るつもりなどありません。どうぞお帰りください」(一同笑)

プリス:あらら、良いのかなそんな事言って。この可愛いぬこたんを連れて来たのは僕たちだよ?それを、何も貸し借り無しで上前をハネようなんて、虫が良すぎないかい?(一同笑)

GM/アレット:「…これだから商人上がりの守銭奴の娘は違いますね」(一同笑)

プリス:あらら、市井に疎い箱入りさんを怒らせちゃったかな?(一同笑)

ロイド:……なぁ、何か双方の頭上にオーラ見えるんだけど。サンリオじゃないやつ。(一同笑)

プリス:取り分5割。これで僕らが取って来てあげるよ。人材不足の君の部隊としては至れり尽くせりだろう?

GM/アレット:「黙りなさい守銭奴。人材不足はそちらもでしょう。2割」(一同笑)

プリス:セコいねぇ、箱入り娘さんは相場も知らないようだ。4割。

GM/アレット:「金儲けのチャンスを見逃さない守銭奴には言われたくありません。2.5割」

プリス:おやおや、随分とセコセコとした値切りじゃないか、強欲お嬢様?3.5割。

GM/アレット:「……3割。これ以上は譲れません」

プリス:3割、プラスガーディアンの落とす戦利品。どうかな?

GM/アレット:「……乗った。それで手打ちです。良いですね?」

プリス:否やは無いよ。それじゃ、行こうかアルト、ロイド、シルフィ。これで見つけた財宝の三割は僕らの物だよ。(一同笑)

アルト:(魔物知識判定、成功)……あの、ガーディアン、かなりロクでもない物っぽいんだが。(一同笑)

ロイド:…何なんだ、ガーディアンって。

アルト:うむ、私の魔物知識判定の結果な……アイアンゴーレムとか言ってるんだが。
 

・アイアンゴーレム。11Lvモンスター。
・単純な重要塞型物理モンスター。
・ただし、刃のある武器ではクリティカルせず、純エネルギー属性以外の魔法もクリティカルしない。
・つまり、ロイド・アルト・プリスの攻撃が全部クリティカルしない。

 

ロイド:……うわぁ、うっざー。

アルト:しかもトラップあり、と。まぁこちらは……。

プリス:そっちは僕がどうにかしよう。これでも、半年くらい前までは冒険者をやっていたからね。腕は錆付いていない筈だよ。

ロイド:んじゃ分かった、そっちは任せる。つまりこれは、依頼と判断してOKだな?アレット。

GM/アレット:「そうですね。では、正式に向日葵兵団に依頼と致しましょうか。期日は成功しても失敗しても今日中。成功報酬として、内部で得られた金品の3割。モンスターからの戦利品は貴方達の物。これでお願いします」

ロイド:OK、じゃあそれで。正式な依頼としてってんなら、こっちに否やは無ぇよ。お嬢もついて来るんだよな?

GM:ええ。そのつもりでデータ組んでます。

アルト:……なんか、休息日の筈が……変な依頼を受ける羽目になったな、おい。

プリス:うん、僕もつい嫌いな相手だからって突っかかっちゃったね。てへっ☆(一同笑)

アルト:…いやまぁ、構わんがなもう(笑)。
 

◆潜入、レイストーム邸地下◆
 

 さて、一同はとりあえず、レイストーム邸に行く前に戦力の増強を図ります。
 具体的には、他のPL不在のPCやNPCに声をかけに行きます。が―――

 

GM/メル:「ごめんね、ちょっと砦の人達の手伝いがあるの。今度また誘ってね!」

GM/バーン:「…いや、姉さんはあんまり手伝いになってないというか、何というか……」(一同笑)

アルト:……そうか。まぁ、頑張ってくれ、バーン(笑)。
 

 レグランス姉弟、空振り。
 

ロイド:…ネリネは不在か。

アルト:どうやら布やら何やらの消耗品を買いに行ったようだな。今から探すか?

プリス:……うーん、どこに行ったのかまでは分からないからね。素直にこのメンバーで行った方がいいと思う。GMが参入させる気ないっぽいし。(一同笑)

GM:……まぁ、その通りです(笑)。
 

 ネリネ、不在。
 

GM:イクスさんはカレーを完食した後、そのまま眠るように倒れたようです。宿の食堂に突っ伏す姿が。(一同爆笑)

ロイド:食い切ったのかアレ!?(笑)

アルト:根性だけは認めてやるが、馬鹿だろこいつ。(一同笑)
 

 イクス、食い倒れ。
 

ロイド:サイヴァリアは―――。

GM:編成作業の目処がついたそうで、外の空気を吸いに散歩に出たそうです。その5分後、脱ぎ捨てられた衣服が発見されたそうですが。(一同爆笑)

プリス:……うん、活き活きとした変態は見ていていっそ清々しい……。(一同笑)

ロイド:いや、逮捕しろよ守備兵。そろそろあいつを。(一同笑)
 

 変態顕現。

 かくて、これ以上メンバーが増える事もなく。
 ロイド、シルフィ、プリス、アルトの4名で、ダンジョンアタックが始まったのでした―――。

 

GM:では、レイストーム邸です。エスティアが潜伏していた地下の部屋には、不死神のほこらなんかがあり……まぁ、もう打ち壊されてますがね。ともあれ、然程広い部屋ではありません。が……床石をよく見ると、確かに巧妙に隠された隠し戸が見つかります。

プリス:……あった。皆、ここだよ。

ロイド:おう。GM、中はどうなってる?

GM:中は石造りの通路になっていますな。うす暗く、灯りはありません。入ってすぐ、左右に道が分かれています。

ロイド:うーむ、マップが無いのが痛いな。

アルト:猫から出て来た見取り図は地上部分のみだからな。地下については、罠とガーディアンがある事は分かっているが正直未探査だ。倉庫兼緊急時の避難スペース、と考えると……そこまで大規模とは思えんのだが。

プリス:とりあえず、見える範囲で罠を調べてみるよ。(ダイスを振る)……うん、達成値19で罠探知。どう?

GM:見える範囲にはとりあえず、ありませんね。

プリス:OK。じゃあ、まずは動いてみようか。

ロイド:指針も無いしな。右から行こう。
 

 以降、ダンジョン探索はダイジェストでお送りします。
 いろいろありました……ええ、色々。
 

◇上から来るぞ、気をつけろ!!◇
 

 さて、ダンジョンに入って程無く。
 小部屋を一つ発見します。どうやら後から増築されたような、ぞんざいな作りの部屋です。

 

プリス:…って言うか、いきなり地下の情報メモにのってない部屋だよ。全然不正確じゃないか、あの情報。

アルト:罠がある、ガーディアンが居る、活動資金が隠されている。この三点だけだな、信用できるのは。

プリス:今にして思えば、それだってどうだか……。(ダイスを振る)……探索達成値は18だけど、どう?

GM:それならば、頭上から矢が降って来るアロースリットが仕掛けられている事に気づきます。それと、部屋の奥には書き物机がありますね。

プリス:……あの机は調べたいね。何か文書でも残ってたら御の字だ。GM、アロースリットの下を迂回できる?

GM:はい、可能ですよー。

プリス:じゃあ、念の為ロイド達は部屋の外で待機してて。僕一人で行く。

GM:では、プリスさん。危険感知判定を、目標値20でお願いします。(一同爆笑)

プリス:……え、20?(笑) (ダイスを振る)……あ、全然駄目。15。

GM:じゃあ、地面を突き破って槍が突き出されます。トラップ名、『上から来るぞ、気をつけろ!』成功!!(一同爆笑)

プリス:下からじゃないか!!?(爆笑)

GM:アロースリットに気づいて迂回するルートに仕掛けられた罠です。

ロイド:うわぁ、根性悪ぅ……(笑)。

GM:ダメージ、物理で20点ほどどうぞ。そして、床の下のスペースには如何なる魔法かアイテムによる契約か、とにかくトラップ要員としてここに束縛されていた骸骨騎士がいます。

アルト:(ダイスを振る)…ボーンナイトか!?
 

・ボーンナイト。9Lvアンデットモンスター。
・高い戦士としての能力と、高位操霊魔法を操る2部位モンスター。
・本体は二回攻撃なども使いこなす、かなり強力な敵。

 

プリス:いた、いたたたた!?僕は耐久力は無いんだよ!!うわ、めっちゃ痛い!!

ロイド:おい、プリス!?

GM:さて、トラップとしての役目も終わったのでボーンナイトは束縛から解除されて、生きとし生ける者をとりあえず斬殺して回ろうと動き始めたボーンナイトです。

ロイド:…難儀なやっちゃな。今の一撃のためだけに拘束されてたのか、ここに。

GM:制御出来てるわけでもないので、貴方達と戦ったときにはエスティアも連れてこれなかった相手です。おやぁ、丁度目の前に生きてる連中が居るぞぉ。

アルト:チッ、全く面倒な置き土産を……。

ロイド:とにかく、俺が前に出る!プリスは……接敵済みか?!

アルト:攻撃回数の多い相手だ、私も前に出れんな。

ロイド:なら、プリスの回復を頼む!お嬢、プリス、一気に仕留めるぞ!!

GM/シルフィ:「分かりました、やっちゃいましょう!」 と、言うわけで戦闘ですよー。

プリス:たーすけてぇー(笑)。
 

◇VSボーンナイト◇
 
▽ラウンド1▽

 

プリス:(ダイスを振る)…よし、先手は取ったよ!というか、取らないと死ぬ!!(一同笑)

ロイド:じゃあ、前線に出るぞ。プリス、とにかく敵の手数を減らす。お前が集中攻撃されたら、即座に落ちかねん。

プリス:……まぁ、トリーシャ女史に比べて回避力も耐久力も劣るからね。一応、基準値10で回避は出来るが……気休めか。

ロイド:俺と回避の基準が変わらない時点で気休め以外の何物でもねーよ。とにかく、お嬢!まずは頼む!!

GM/シルフィ:「わっかりました!行きますよー!!」 とと、シルフィの行動はプリスさんにお任せしましょう。

プリス:良いのかい?じゃあ、補助動作で敵本体にパラライズミストをAランクで。自動抵抗で短縮されて、1ラウンドだけ回避を−2するわけだ。そして魔晶石を潰しつつ敵本体にエネルギージャベリンだ。(ダイスを振る)…む、出目が悪い。達成値16だ。

GM:危ない危ない、それは抵抗成功してます。指輪割っても抜けませんね。

プリス:……そうだね。では、本体に12点だ。

GM:……うん、抵抗してそのダメージはおかしい。(一同笑)

プリス:で、僕自身の攻撃と行こう。敵の本体の回避は−2されて16。キャッツアイを使えばピンゾロ以外は当たるね。(ダイスを振る)…うん、≪ファストアクション≫込みソリッドバレットで4射全弾命中。ダメージは14が2回、15が1回、16が1回だ。魔法ダメージ、合計59点だね。(一同爆笑)

ロイド:……なんでこいつら、こんなに火力高いんだ。(一同笑)

GM:……嘘ん。では、プリスさんの銃撃で本体を穴だらけにされたボーンナイト、崩れ落ちます。

プリス:ジャカッ、と音を立てて空薬莢が排出されて、チリンチリンと床に転がる。

アルト:……見事すぎて言葉も無いな。(一同笑)

プリス:ふん、乙女の柔肌に傷をつけたんだからね。当然の報いだよ。……それより、この地下室。エスティア・ヴィルヴェントかレイストームか、どちらの趣味か知らないけど、想像以上に性格悪いよ。

アルト:…まぁ、いざとなれば引き返せばすぐに街だ。無理する必要性もあるまい。

GM:その場合ミッション失敗ですけどねー。(一同笑)

プリス:(低い声で)……退路は断たれた。(一同爆笑)

アルト:……もはや進むしかないのか。(一同笑)

ロイド:……いや、最悪の場合経験値に拘ってないで帰ろうや。な?(笑)

プリス:その場合、あの性悪軍師が黙ってないだろうね。『おやおや、銭ゲバの娘は斯様な依頼も果たせないのですか。貴方達に頼んだわたくしが愚かでした。おーっほっほっほ』とか。(一同笑)

ロイド:最後の高笑いはともかくとして、依頼として請けた以上は……確かにこなさんとまずいか。

プリス:そう言う事。とりあえず、机を調べるかな。
 

 捜索結果、見つかったのは蛮族の命令書と証拠文書が数枚。
 蛮族側の動きを知るのにも使えるでしょうし、これはこれで偽造命令書(アルケミストワークス掲載アイテム)の元となるので使えるだろうと回収。
 それ以外にも、魔晶石(5点)を2つ発見します。

 

プリス:じゃあ、これは僕が持ってようか。……この辺の品の扱いはどうなるのかな?

ロイド:…戻ってからアレットと交渉してくれ(笑)。とにかくまず、プリスを回復しておく。(ダイスを振る)OK、キュア・ウーンズで14点回復だ。

プリス:ほぼ全回復、だね。感謝するよ。

アルト:さて、いきなりこれでは先が思いやられるが……先に進むか。
 

◇クソ腹立たしいリドル◇
 

GM:では、そこの部屋のドアには獅子の顔が描かれたレリーフがあります。

プリス:…え、何これ。手を入れるの?(一同笑)

GM/獅子の顔:その顔は近付くと喋り始めますね。 「――この扉をくぐりたければ、我が問いに答えよ」

ロイド:(嬉しそうに)おお、リドル!

GM/獅子の顔:「第一問」 ジー、と音を立てて獅子の口から羊皮紙が出ます。(一同爆笑)

ロイド:何だ、この技術(笑)。

GM:魔動機文明時代の遺産ですね。いや、こう言っておくと便利便利。(一同笑)

アルト:ふむ、で、何が出る?

GM:ああ、はい。骨格標本の図が簡単に書かれていて、その骨に矢印が付いています。知識判定して貰えます?

アルト:(ダイスを振る)……19だが?

GM:十分ですね。では、それは人間の骨と思しき図であり、指されている骨は脊椎です。

アルト:ふむ、ならば答えは『脊椎』だ。

GM/獅子の顔:「(凄く馬鹿っぽく)ぶっぶ〜☆答えはカルシウムでした〜☆」(一同大爆笑)

アルト:ムカつくなコイツ!?(爆笑)

GM:で、アルトさんに向けて獅子の顔が炎を吐きます。生命力抵抗に成功したら10点。失敗したら20点のダメージです。

アルト:(←一応成功)ぬわ――――――ッ!!?(一同爆笑)

ロイド:……お、おい。大丈夫かアルト?(笑)

GM/シルフィ:「…し、仕方ありません。次の問題を―――」 と、シルフィが言うと、獅子の顔は言います。

GM/獅子の顔:「では、第二問。1+1は?」

ロイド:……2だろ?

GM/獅子の顔:「(やっぱり馬鹿っぽく)ぶっぶ〜☆答えは10でした〜♪誰も10進法で答えろなんて言ってないよ、やーいバーカ」(一同大爆笑)

ロイド:この野郎ォォォォ!!?(爆笑)

GM:あ、生命力抵抗お願いしますね?(一同笑)

ロイド:(←成功)ぎゃああああああああああ!!?

プリス:……あ、アルトとロイドが焦げていく……(笑)。

GM/獅子の顔:「第三問。上は大洪水、下は大火事。これなんだ?」

ロイド:…真っ当に考えると風呂、だが……。

プリス:ここは変化球で答えてみよう。『天変地異』だ。

GM/獅子の顔:「(もっと馬鹿っぽく)ぶっぶ〜☆答えは風呂でーす。馬鹿じゃね〜の?」(一同大爆笑)

プリス:(←抵抗失敗)あつ、あつつつ!?あちちちち!!!?(爆笑)

ロイド:……何だ、このムカつき過ぎるトラップ(笑)。

アルト:……出題傾向と言うか、色々理不尽だなこれ。

ロイド:ええい、ここで退いては男が廃る!!次だ、次!!

GM/獅子の顔:「第四問。お前ら馬鹿じゃねーの?」(一同超爆笑)

ロイド:そんな問題があるかァァァァァ!?(大爆笑) ええい、絶対にNOゥ!!

GM:では、火を噴きます。(一同爆笑)

ロイド:ぎゃああああああああああ!!?(爆笑)

プリス:な、なんて理不尽で性格の悪い……!!(笑)

アルト:……後回しにしよう、これは(笑)。
 

 そして、一旦先に他を回る一同。
 しかしその結果、隠し通路でも無い限りはここを通る以外に道は無いという事が判明。

 

ロイド:……で、戻って来ちまったわけだが?(笑)

アルト:ムカつく獅子の顔扉だな(笑)。

GM/獅子の顔:「第五問。俺の名を言ってみろ!」(一同爆笑)

プリス:これ、本当に正解できるの?理不尽すぎない?(笑)

ロイド:……むぅ、こいつの名前……どっかにヒントがあったか?
 

 この辺で、余りにも理不尽すぎるこの罠に警戒を始める一同。
 『問題数を一定数こなせば傾向が変わる?』という仮定を出すも、ロイドがどんどん火達磨になるだけで状況は一切改善せず。
 というか、ますます理不尽になる問題。
 そして、気付いたのはプリス。

 

プリス:……GM、この扉を通りたければ問いに答えろってこの獅子言ってたよね?

GM:ええ、言いましたよ?

プリス:この性格の悪い獅子、本当の事を言ってるとも限らないと思うんだよ、僕は。

ロイド:あん?それって……え、まさか。

プリス:GM、このドア鍵かかってる?

GM:いえ、ノブを回せば開きます。(一同超爆笑)

アルト:何だこれはァァァァァァァ!!!!?(大爆笑)

ロイド:こんな理不尽なトラップ初めて見たわァァァァァァァァ!!!!!(大爆笑)

GM:その名も、『絶対に正解のないリドル』。正解は無視して進む事。……いやぁ、見事に引っかかってくれましたね?先入観と嘘で「正解しないと通れない」と思わせる罠でした。10問失敗すれば、知力判定に成功すればヒントを出すつもりでしたが。

プリス:……8問終了で気づいたのは、早いと見るか遅いと見るか……(笑)。

GM:このPL陣は頭脳派メンバーですからね。だからこそ、リドルには正面から挑んでくるでしょうと言う事を考えてのトラップでした。

ロイド:(地の底から響くような声で)……オノレ……。(一同爆笑)

プリス:……まぁ、回復しようか?(笑) 君のHPも大分悲惨になってるし(笑)。

ロイド:最後の最後で抵抗失敗したからな。残り5点。(一同爆笑)

アルト:……おーい、シルフィ。救命草持って来てくれ(笑)。

GM/シルフィ:「いえ、救命草はありませんので……ヒーリングポーションで」

ロイド:今度買い足すか……。

GM/シルフィ:(ダイスを振る)2本で19点回復ですね。「えへへ、ロイド、ロイド。どうですか?褒めてください」(笑)

ロイド:良し、良くやった。撫でてやろう。(一同笑)

プリス:待った、ここはこの扉の謎を解いた僕も―――いや、僕こそが撫でられるべきじゃないか?(一同笑)

アルト:なんか対抗し始めたぞ、おい。(一同笑)

ロイド:……え、お前、撫でて欲しいの?(笑)

プリス:そこは何も聞かずに撫でるのが、男の甲斐性だよ? と、頬を染めつつ少しそっぽを向きます(笑)。

GM/シルフィ:「なっ!?ロイドの撫で撫では、私の占有事項なんですーっ!!」 (笑)

プリス:僕にだって経済水域は存在するよ。ロイドからの撫で撫では公海上の案件じゃないかな?(笑)

アルト:微妙な問題だな。と言うか、何故にロイドの撫で撫でが漁獲量のように扱われているかが不明だ。(一同爆笑)

ロイド:…とりあえず、自前でキュア・ウーンズしてます。(一同笑)

アルト:怪我人多いし、私もレイジング・アースを使用する。これなら怪我人纏めて回復出来るしな。回復量は少ないが。(ダイスを振る)使用できなかった。(一同爆笑)

ロイド:ここでピンゾロかよ!?(笑)

アルト:……MP7点は痛いな。魔晶石を使って再使用だ。これで全員30秒で9点回復。

プリス:……ヒーリングブレットも使おうか。あんまり、アルト君とロイドのMPを消耗させたくない。

ロイド:…頼むわ。
 

◇がらくた部屋の恐怖◇
 

GM:お、その部屋は机や椅子、ベッドのある居住区っぽい部屋ですね。もっとも、最近使われた形跡は無いようですが。

プリス:ふむ、机があるなら調べてみようか。

ロイド:大丈夫か?

プリス:(ダイスを振る)……うん、探索判定の結果は何もなかった。多分大丈夫―――

GM:で、一歩踏み込むと家具類が空中に浮かびます。ぷかー。(一同笑)

ロイド:ぷかー、じゃねぇよ!?(笑)

アルト:……プリステア、これは大丈夫なのか?(笑)

プリス:…うーん、あんまり大丈夫じゃないかなぁ(笑)。

GM/シルフィ:(ダイスを振る)あ、シルフィ知ってる。「これはポルターガイストです!気をつけてください!!」

ロイド:うげ、本体がどれか分からない面倒な奴か。
 

・ポルターガイスト。8Lv5部位モンスター。
・本体と取り巻きによって構成されているが、最初はどれが本体か分からない鬼畜仕様。
・一部特殊能力を使用されると本体が判明する。必中の物理攻撃や、敵の武器を操る特殊能力など、芸は多彩。

 

プリス:しかも先制値が高くて先手が取りにくいんだよねぇ。うーん、イクス君がいれば。

アルト:奴は先制判定特化だからな……ラックに運命変転に腕輪割り、先手を取る為にリソースを惜しまんし。

ロイド:まぁ、取れなくても仕方あるまいて。とりあえず、行くとするか!!
 

◇VSポルターガイスト◇
 

 さて、先制値が高い(18)のポルターガイスト。
 案の定、プリスは先制判定に失敗。向日葵兵団、珍しく先手を奪われます。
 
 状況としては、ロイド・プリスが前衛。後ろに5mほど離れて、アルトとシルフィとなっています。

 

GM:じゃあ、こちらが先手ですね。とりあえず、どれが本体か理解されないように動きますか。敵、ばらばらとロイド・プリス組に殴りかかります。対象はランダムで―――(ダイスを振る)ロイドさん4発、プリスさん1発!!

プリス:ロイド、大丈夫!?

ロイド:いや、耐久力だとダンチで俺が上だからな。この状況は僥倖だろ。

GM:攻撃は命中18ですよー。

ロイド:(ダイスを振る)…2発避けた!!

プリス:(ダイスを振る)あちゃ……こっちはモロ食らった。

GM:ではダメージは、ロイドさんに13点と16点。プリスさんに15点です。

プリス:あたたたた!?くそ、存外に脆いな僕は!?

GM:プレイヤーの本音ですねぇ……。(一同笑)

ロイド:ダメージ量から類推……出来ていいのか?本体。

アルト:いや、ダイス目を見るにどれも本体ではあるまい?

ロイド:然り。つまり、残り二体のどっちかが本体って事だ。

GM:……まぁ、そうなりますな。

ロイド:プリス、お嬢、アルト!俺達に攻撃を『当ててない』二部位に集中攻撃だ!!

プリス:よし来たァ!!(ダイスを振る)クリティカルバレット、とりあえず片割れに二発!両方当たって、ダメージ14点が2発!シルフィ、今だよ!!エネルギージャベリンだ!!

GM/シルフィ:「いいですとも!!」 ではシルフィ、魔晶石一個ぶち割ってエネルギージャベリンを2倍拡大です。(ダイスを振る)……うげ、抵抗抜いた上に一発クリティカル。ダメージ、22点と30点で―――って、あ。本体潰れた。(一同爆笑)

プリス:おや、僕が狙ってた方が本体だったか。

GM:ランダムで決めてましたからね。……あれー、ポルターガイストってこんなに弱いの?

アルト:この連中の火力がおかしいだけだ。

GM:で、合計ダメージ何点でしたっけ。58?……あ、10点以上オーバーですね。

一同:へ?

GM:本体であった机がシルフィさんのエネボで貫かれブチ壊れます。今回限りのルールですが、10点以上ダメージオーバーだったので、中に隠されていたアイテムも木っ端微塵になりました。(一同爆笑)

ロイド:な、何が入ってたんだ!?(笑)

GM:なんか粉々になった薬瓶と、ぶちまけられた液体が散乱してる感じですね。

アルト:…ポーションか。鑑定するか?

ロイド:いや、止めようぜ……良い物だった場合、立ち直れなくなる。(一同笑)
 

 と、まぁ。
 こんな幾つかのイベントを越え、どうにかこうにか彼らは最深部まで辿り着いたのでした―――。

 

ロイド:やべぇ、お嬢のHPが丁度半分まで減ってる。元から一撃領域のHPが……(笑)。

GM/シルフィ:「あうううう、何と言う性格の悪いトラップでしょうか……」

アルト:ははは、私はHPが半分以下だ(笑)。ダメージクリティカルした(笑)。

プリス:後衛狙いのアロースリットとか性格悪すぎでしょGM……ああ、ほら。アルト君のHPも回復しないと。

ロイド:はいはい、スーパーキュアタイムだな。

アルト:すまんな、手間をかける。
 

 ……。
 結構消耗しながら。
 

◆最深部◆
 

GM:さて、それでは漸く皆さんは最深部に辿り着いた皆さんですが。

ロイド:……これでロクなもん無かったら、大概キレんぞ……。(一同笑)

プリス:余剰時間での短めのダンジョンシナリオだからって、適当にトラップ詰め込み過ぎでしょGM……。(一同笑)

GM:あーあー聞こえなーい。はい、ではそれでは最深部と思しき部屋ですね。鍵のかかった大扉があります。

アルト:…その向こうが倉庫か。分かり易いな。

GM:で、その前にはアイアンゴーレムがちょーんと立ってるのですが……さて、ここで気づきます。何かそのアイアンゴーレム、表面が金色に光っています。

一同:……は?

ロイド:何だこれ。ゴールデンゴーレム?(一同笑)

GM:いえ、これはスカーレットテーブルの誰ぞが作ったという改良型アイアンゴーレムです。対エネルギー属性攻撃に弱いという欠点を防ぐために、表面をコーティングした……ドレイクカウントやバイカウントが持っている『輝く鱗』系の特殊能力の劣化版を付与したものと思ってください。他は通常通りですが。

アルト:……えーと?

GM:つまり、純エネルギー属性ダメージは半減します。(一同大爆笑)

ロイド:おおぉぉぉぉぉぉい!!?本気で有効打出せる奴が居ないんですけど!?(笑)

プリス:ロイド、アルト君、僕はクリティカルせず。シルフィのジャベリンは半減か……(笑)。

GM:いやですねぇ、NPCが最大戦力なんて愚策をやるとお思いですか(笑)。

ロイド:誰だよこれ作った馬鹿は!?(笑)

GM:知りません。その辺は本来のGMに全部投げます。言った者勝ちです。(一同爆笑)

ロイド:ひでぇ!!(笑)

GM:コマンドワードを知っていたのがレイストーム氏のみだった事もあり、氏がよもやバレてるとは思わずに向日葵兵団と相対してたが為、実戦投入出来なかったガーディアンです。あ、設定繋がった。(一同笑)

ロイド:…設定は即興かよ…(笑)。

GM:ちなみにコストが高すぎた為に、後継機は作られる事無く試作機一機のみのロールアウトと相成っております。試作機のみが試験的に実戦配備されておりました。

プリス:そこだけ聞くとモビルスーツかバルキリーか何かのような説明だね……(笑)。

アルト:しかも試作機となると、主人公機でも可笑しくない設定だな(笑)。

GM:ついでに、取り巻きとして……エスティア謹製のレブナントが2体ほど配置されています。

アルト:(ダイスを振る)……レブナント正騎士か。かなり硬い相手だな。

GM:と、言うわけで。ボスはこの『コーティングド・アイアン・ゴーレム』&護衛です。さぁ、張り切って参りましょうか!!

ロイド:……帰りてぇー……。
 

◇VSコーティングド・アイアン・ゴーレム&レブナント2体◇
 

プリス:念のために聞くけど、コマンドワードとかは……。

GM:レイストーム氏だけしか知りませんね。

プリス:……一度戻って聞くとか?

アルト:教えてくれるとも思えんな。ちなみにゴーレムの反応は?

GM:ああ、皆さんが見える距離に来たら前進を開始しますよ。ズシンズシン。

ロイド:おい待て、いきなりか!?どんな指示出したレイストーム!?

GM:『見えた奴を全殺しにしろ』(一同爆笑)

ロイド:そんな物騒な命令を出すなアホがッ!!?(笑)

プリス:来てる、ロイド、めっちゃ来てるよゴーレムッ!!?(一同爆笑)

ロイド:ええい、クソ!こんにゃろう、もうどうにでもなれやァァァァァ!!?(爆笑)
 

▽ラウンド1▽
 

プリス:(ダイスを振る)先手は取ったよ!ここからどうする?

ロイド:敵は3体、合計4部位。俺だけじゃ抑えきれるかどうか……。

アルト:已むを得まい。まず、総火力で可能な限り削る。ネリネとイクスが居ない分防御力は劇的に落ちているが、攻撃力は然程フルメンバーと変わらんからな。

ロイド:考えてみりゃ、防御と回復の要が居ないんだよな、今。

アルト:アタッカーは勢揃いだがな。

プリス:じゃあ、まずアルト君、シルフィ。頼んだよ?

アルト:心得た。3m前進しつつ魔晶石を割りながら、アシッドクラウド!!(ダイスを振る)達成値、指輪も割って22だ!!

GM:うげ、指輪破壊で抵抗抜きに来た。それ、抵抗失敗してます。

アルト:とはいえ、ゴーレムは精神抵抗が21あるからな……今回は出目が良かったから良いものの、そうそう抵抗を貫き続けられんぞ。(ダイスを振る)ダメージはレブナントAに18点、Bに15点、ゴーレム右半身に20点、左半身に21点……クソ、ゴーレムの特殊能力が無ければクリティカルだったものを!!

ロイド:…最近はアルトの火力も馬鹿にならなくなってきてるなぁ。

プリス:で、シルフィはファイアボールを叩き込んで貰えるかな?半減されるジャベリンより、クリティカルしないファイアボールの方が強いし。

GM:了解です。ダイスはそちらでどうぞ。

プリス:ん。ファイアボール!(ダイスを振る)……む、達成値18。これは仕方ないか。

GM:ゴーレムは抵抗してますねー。

プリス:じゃあ、レブナントAに20点、Bに18点。ゴーレムには半減で10点が2発、と。

ロイド:さて、かなり削れたが……それでもまだまだ、ってとこだな。

プリス:……うーん……まぁ、仕方ないか。ロイド、ゴーレムの半身は僕が落とす。その後、突っ込んで。落とし切れなかったらトドメを。

アルト:まだゴーレム、どっちの部位も50点以上あるはずだが?

プリス:うん。全弾発射で、どうにか落とせるかってところだね。

GM:……うわぁい、この人の単体攻撃力はホント酷いなぁ。

プリス:と、言うわけで行くよ。キャッツアイ使用で、両手でソリッドバレット四連発!!(ダイスを振る)…うん、ピンゾロ出なかったから全弾命中で、ダメージは15点2回と、13点と16点!!

GM:…うわぁ、それで右半身落ちました!!

ロイド:っしゃ!じゃあ通常移動で突撃するぞ!!

GM:攻撃対象は?

ロイド:…クリティカル出れば落とせそうなレブナントAで。倒せれば敵が2体になって、俺一人で敵を食い止めれる。(ダイスを振る)…くあ、ここでピンゾロ!?

プリス:ちょっと!?

ロイド:……すまん、敵のうちどれかがそっち行く。

GM:じゃあ、どれが後衛にまで抜けるかランダムで決めますか。(ダイスを振る)……あ、ゴーレム行った。(一同大爆笑)

プリス:ギャー、最悪なの来た!?(爆笑)

GM:(ダイスを振る)…攻撃対象はプリスさん!命中19、当たったならダメージは29点です!!

プリス:へ、ヘルプ!!ヘルプ!!?一気にHPが14点まで減った!!(一同笑)

アルト:ええい、それも良いが何よりまず、シルフィを離脱させんとマズいぞ!あの貧弱が殴られると色々終わる!!

GM:いえまぁ、レベルのおかげでHP上がってますし、1発ならたぶん生きてるんですが。

ロイド:ゴーレムに殴られても生きてるお嬢ってのも何か嫌だなオイ。(一同笑)

アルト:それより、回復手段が問題だな。私のアースヒールとロイドのキュアか?

ロイド:あああ、くそ!専業の回復役が居れば!!

アルト:イクスのありがたみが分かるな。

プリス:本人カレー食って倒れたけどね!!(一同笑)

GM:で、レブナント化した正騎士二体はロイドに殴りかかります。肉ー。(一同笑)

ロイド:ええい、食われてたまるか!?(笑) (ダイスを振る)…つっても、俺の回避力じゃよけきれんか。

GM:じゃあダメージ、20点と18点です。

ロイド:まだ余裕だな。

GM:流石に、最大HPが違いますか。では、次のラウンドです。
 

▽ラウンド2▽
 

プリス:うー、ごめん。このラウンド、僕の火力はガタ落ちしてるよ。クイックローダー使って右のデリンジャーに弾込めしながら、そのまま射撃!左の銃は弾丸が無くて使えない!!

ロイド:ああ、くそ!リロードタイムがあるんだよな、お前は。

プリス:先手を取った場合、そのラウンドで全弾撃ち尽くすしね。

アルト:……一発咲かせて終わりか。花火のような奴だな。(一同笑)

ロイド:それより、どーするよ?

プリス:とりあえずは、自分にヒーリングバレット!(ダイスを振る)…うん、10点回復。固定値分だけ。(一同笑)

ロイド:…おーい、回復要るか?(笑)

プリス:んー……敵の攻撃でダメージダイスがもう一度11以上じゃないと沈まないし、ここは攻撃を。もう一度ゴーレムが僕を狙う保障も無いしね。

アルト:では、3倍拡大クリメイションだ!!(ダイスを振る)…チッ、達成値18……ゴーレムは抜けんか。レブナントは貫通したな?アンデットに+5ダメージも含めて、(ダイスを振る)……よし、レブナントAにクリティカルで30点、Bには22点のダメージ。ゴーレムには8点か……低いな。

GM:低い言うな、レブナントが一気に半壊したわ!?(一同笑)

アルト:対ゴーレムのダメージだ、タワケ。流石に私も30点とか出しておいて低いとは言わん(笑)。
 

※ルール適用ミスです。
 『クリメイション』は「アンデット」と「魔法生物」に+5ダメージなので、ゴーレムにも+5点が適用されるはずなのです。
 ……ええ、そうですよ。アルトPLである俺が見事に忘れてたんで、完全にスルーされてましたよ。
 いや、でもね?火炎放射がまさか鉄ゴーレムに与えるダメージに+補正入るなんて思いませんよね?ね?(言い訳)

 

ロイド:…お嬢、そのままだとゴーレムに殴られる危険はあるが、俺の目の前のレブナントを排除できるか?お嬢の攻撃でレブナントが消し飛べば、俺が即座に対ゴーレムに参戦できる。

アルト:貴様の攻撃は単純に数字がバケモノだからな。対ゴーレムでも有効か。

ロイド:うん、まぁクリティカルせんでも期待値で35くらい出るし。

GM/シルフィ:「わっかりました!頼みますよ、ロイド!」 では、そうですね。エネルギージャベリンをレブナント2体に拡大で……いえ、半減覚悟でゴーレムにも撃ちましょうか。3倍で!

プリス:はいはい、代理ダイス行くよ!(ダイスを振る)うん、飛ばなかった!!(一同大爆笑)

アルト/SE:『プスン』(一同爆笑)

ロイド:ちょっとお嬢ォォォォォォォォォォ!!?(爆笑) 何!?何かかざした掌から煙出てるんだけど!?プスンって何、プスンって!!?(一同爆笑)

GM/シルフィ:「て……」

ロイド:て?

GM/シルフィ:「天狗の仕業です!!」(一同爆笑)

一同:居るか天狗ゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!(爆笑)

アルト:……どうするんだ、これ(笑)。

ロイド:ええい、久々に見たぞ、お嬢が魔法失敗するの。

プリス:河童のポロロッカだね。(一同笑)

ロイド:それ言うなら川流れな。ポロロッカはスペカな(笑)。
 

・河童のポロロッカ。東方風神録3面ボス、河城にとりのスペルカード。
・彼女の代名詞と言えるスペカだが、アルトPLはこれが大の苦手。どうでもいい。

 

プリス:で、どうしようか。随分予定が狂ったけど。

ロイド:ええい、俺のそっちへの参戦が遅れるだけだ!耐えろよ、後衛!!とりあえず今回は、マルチアクション起動してヒートアクション発動、クリティカルレイも使う!(ダイスを振る)レブナントAにキュアハートで弱点込み17点ダメージ、レブナントBに槍で26……浅いか。

GM:ええ、レブナントAは回復魔法で倒れますが、Bは辛うじて残ります。腕とか足とかもげてますが。

ロイド:グロっ。

アルト:しまったな、仕留め損ねたか。

プリス:うーん、ごめんね。僕がシルフィのダイスでピンゾロ振ったから……。

ロイド:どうでも良いけど、そのピンゾロって誰の経験点になるんだ?

GM:……誰のにもならないんじゃないんですかね?代理でプリスさんが振ってただけですし。

プリス:うっわぁ、ホント何にも嬉しくないピンゾロ!!(一同笑)

GM:では、こちらの反撃が行きますよー。ゴーレムの攻撃、誰に行くかなー。

アルト:私に来ると楽なのだがな。出目次第だが期待値なら2発耐えれる。

GM:…貴方本当に魔術師ですか、専業の。(ダイスを振る)……あ、プリスさんに行った。

プリス:うぉぉぉぉぉい!!?(爆笑)

ロイド:うわ叫んだ(笑)。

プリス:いや、大丈夫……大丈夫なはず。ダイスが11以上じゃないと倒れない―――

GM:(ダイスを振る)11。(一同大爆笑)

プリス:(淡々と)転がった。(一同大爆笑)

ロイド:うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?(大爆笑)

プリス:(ダイスを振る)…うん、大丈夫。死にはしなかった。

GM:…正直言って怖かったんですが。死んだら本来のGMにどう言えば良いのだろうかと。(一同笑)

倒れプリス:殴られて吹っ飛ばされて転がった。(一同笑)

ロイド:おい、プリス!?―――ックソが!!

倒れプリス:おや、激昂してくれるのか。嬉しいね(笑)。

ロイド:師匠の件もあるからな。親しい相手がこれ以上死ぬのは御免だ。

倒れプリス:……うーん、僕だからと言うわけじゃないんだね。ちょっと残念(笑)。

アルト:チッ、少々不味くなってきたか。

ロイド:防御に回ると本当に弱いな、この面々は!!(笑)

プリス:…いや、今回は作戦ミスと……それ以上に出目に殺されかかってる気が(笑)。
 

▽ラウンド3▽
 

ロイド:アルト、俺の目の前のレブナントを片付けろ!!

アルト:構わんがこれで全てを使い果たすことになるな。最後の魔晶石を割ってクリメイション!!(ダイスを振る)……抵抗は抜けなかったが、ダメージは半減しても10点だな。これで撃破。

ロイド:うし、目の前が空いた!ゴーレムのとこに走りこんで、クリティカルレイ込み魔力撃!(ダイスを振る)ダメージ36点!!

GM:ぎゃあ!?何でアイアンゴーレムのHPを物理攻撃でガリガリ削ってるんですか、ロイド!!

ロイド:これが真骨頂だからな。さて、お嬢頼む!ブラストだ!!

GM/シルフィ:ああ、この距離ならこれがありましたね。 「心得ました、行きます!」

倒れプリス:(やる気のない声で)ちょえーい。(ダイスを振る)……お、抵抗抜いて、ダメージ22点。

アルト:よし、もう少しで撃破出来る!!

GM:あややややや……。では、反撃!(ダイスを振る)あ、今度はアルトさんに行きました。ダメージ24点!!

アルト:ごふっ。……くっ、あと2発食らったらアウトだな。

GM:だから何で2発なら耐えるんですか、貴方は。(一同笑)


▽ラウンド4▽
 

ロイド:片付けるぞ。マルチアクションからフォースと通常攻撃!(ダイスを振る)フォースで半減6点、この時点で落ちたな?

GM:はい、それで終了ですね。

アルト:……何だろうな。決して厳しい戦いとは言い難かったと思うんだ、感覚的に。

ロイド:まぁ、余裕持って戦えたよな。感覚的に。

倒れプリス:うん、なのに何で僕倒れてるんだろうね?(一同笑)

ロイド:……アウェイクンかけるから、少し待ってろ(笑)。
 

◆彼女の事情◆
 

GM:では、扉の前のガーディアンは排除されたわけですが。

ロイド:まず、プリスを手当てするか。アウェインクンの後、キュアだな。

アルト:じゃあ、私はその間に扉を開けるか。

GM:あ。

一同:……あ?

GM:アルトさん、危険感知判定を目標値19でお願いします。(一同爆笑)

ロイド:ボスの後の扉に罠仕掛けんなやァァァァァァァ!!?(大爆笑)

アルト:本気で性格悪すぎるわ、このダンジョンァァァァァァ!!?(大爆笑)

GM:えー、ではドアを開けたアルトさんに向かって丸太がすっ飛んできます。最後っ屁トラップだったんですが、ダメージは25点。

アルト:……HP残り2点。眼鏡が無ければ即死だった。(一同爆笑)

ロイド:また眼鏡で生き残ったのか、お前(笑)。

プリス:……あの、倒れて気絶から目が覚めた瞬間、凄い勢いで縦回転しながら吹っ飛んで行くアルト君が見えたんだけど(笑)。

GM:シルフィもぽかーんとして見送りますよ、それ(笑)。

アルト:じゃあ、縦に回転しながら吹っ飛んで通路の向こうに消えた後、ふらふらしながら戻って来る。 ……なぁ、戻ったらレイストームの奴を殺しちゃ駄目か?(一同笑)

ロイド:気持ちは分かる、分かるが待て!?(笑)

プリス:…あー、ごめんね。スカウトであるところの僕が倒れてたから。

ロイド:まぁ、ゴーレムの半身を1ラウンドで落としたのはお前だからな。殊勲賞だ、気にすんな。頭でも撫でてやろうか?

プリス:あ……。 では、ちょっと嬉しそうにするけど、撫でられそうになったらビクッと身を竦める。

ロイド:………お?

プリス:さて、PL発言だけどね。僕はナイトメアなわけだよ。頭にはカチューシャで隠しているけど、小さな角がある。

ロイド:……なるほど。俺らはそう言えば、お前がナイトメアだってのは知らなかったな。

プリス:だから怖がってしまうわけさ。君がナイトメアなのは知ってるけど、それでもね。僕達が忌避される種族なのは、嫌ってほどこれまでの人生で分かってるし。

ロイド:……じゃあ、その反応を見て察していいか?

プリス:ふふ、どうぞ?PLとしてどういう対応をするか、期待させてもらいましょうか。

ロイド:じゃあ、強引に引っ張って撫でてやる。オラ、遠慮すんな!

プリス:ちょ、ロイド!?……あ……。 と、角を撫でられた瞬間怯えたような声を出すよ。

ロイド:じゃあ、わずかに苦笑の混ざった笑みを浮かべる。 どうしたよ、不満かオイ?

プリス:……気にしない?

ロイド:誰かこの場で、そんな事気にするような真っ当な神経の持ち主がいると思うか?

プリス:……何それ。 ぷっ、と小さく吹き出す。 自慢にならないよ、それ。

アルト:……まぁ、今回ばかりは十把一絡げに真っ当じゃない神経扱いされたのは赦してやるか。二人のやり取り見て、なんとなく察した。

GM:この場にいる人達、装備込みでの知力が全員24以上ですからね……。(一同笑)

ロイド:そりゃ察せるわ(笑)。

プリス:まぁ、とりあえず。カチューシャを外して、笑みを浮かべるよ。アルトとシルフィからも、角が見える。 ……本当に良いの?僕、本格的に懐いちゃうよ?

ロイド:……えーと、シルフィとの間で視線を彷徨わせる。(一同笑)

アルト:これなんてエロゲ。(一同笑)

GM/シルフィ:「あ、良いなぁ。ロイドとお揃いじゃないですか、その角」

プリス:……そんな言葉で片付ける辺り、大概大物だよね、君は(笑)。

アルト:角は由緒正しい隊長機の証だからな。忌避する理由など無い、ジオンの魂だ。(一同爆笑)

プリス:いやアルト君、そっちは何の話!?(笑)

ロイド:ま、気にするなって事だろ。お前が親父殿の養子って事もあったし、ナイトメアだったからって驚く事も無ぇよ。

アルト:別に私はナイトメアに偏見は無いからな。ロイドが嫌いなだけだ。(一同笑)

ロイド:おいアルト、お前今HP眼鏡の分しか無いのを忘れるなよ?(笑)

アルト:む、なんだ、やる気か欠陥槍振り機。

ロイド:黙れ眼鏡が本体。(一同笑)

アルト:……くっ、HPが眼鏡分しか無いから強気で否定出来ん!!(笑)

プリス:全く、もう君達は。 そのやり取りを見て、くすりと笑います。 ―――変な人たち。
 

■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇■◇
 

GM:さて、それでは倉庫に到着です。確かに情報通りに、倉庫にはアウグストから提供されていたと思しき活動資金が、金貨や宝石の形で残されていました。

ロイド:おー、スゲェ。全部で幾らくらいだ?

GM:およそ5万ガメル分と言うところでしょうか。皆さんには合計で15000ガメルが渡される事になります。

プリス:ダンジョン内で拾ったアイテムは?

GM:そうですね、命令書はアレットが、魔晶石は貴方達が持つという所でどうかと、アレットが提案します。

プリス:魔晶石、むしろ使っちゃってたしねぇ。有り難く貰っておこうか。

ロイド:あとは戦利品だな。結構な額になった。

プリス:戦利品判定で良い出目を出した僕を讃える権利をあげよう。(一同笑)

GM/アレット:「さすが、商人の娘は抜け目がありません事。セコセコとまぁ、よくやるものです」(一同笑)

プリス:ははは、経済観念も良く理解していない箱入りさんは言う事が違うね?(一同笑)

ロイド:こいつら相性悪すぎだろオイ……(笑)。

GM/シルフィ:「でもなんか、ロイドとアルトさん見てる感じですね」(一同笑)

アルト:それは不倶戴天と言う事だな。(一同笑)

ロイド:絶対に相容れないと言う事か。(一同笑)

プリス:……君らもホント、大概だね(笑)。

GM/シルフィ:「まぁ、これでお仕事も終了ですね!いやぁ、充実した休暇でした」

ロイド:………休……暇…?(一同爆笑)

アルト:……これを休暇と言い切れる貴様の精神は、いったいどうなってるんだ……?(笑)

プリス:嫌だよ僕、経験点2000点くらい入る休暇なんて……(笑)。

GM:ともあれ、これで今回のセッションは終了です。次回まで多分結構時間空くでしょうが……ともあれ、皆さんお疲れさまでした!!

一同:お疲れさまでしたー!!
 

 以上で、シルフィPLによる番外セッションが終わりました。
 アタッカーだらけのパーティーで挑んだ、異常に性格の悪いダンジョン。
 シルフィPLの根性の悪さを露呈するようなダンジョンでした。お前ボスの後に罠仕掛けるなよ。

 ともあれ、これにて夏休み並びにその少し後にやったセッション群は全てリプレイ化完了。
 続きは冬休み―――最低限、12月の20日以降となるでしょうが気長にお待ちください。
 

・獲得経験点:2000+各々の1ゾロ分
・獲得報酬(パーティー合計):15000(取り分)+2200(換金済み戦利品)=17200G
・獲得戦利品:思い出の品(1000G)、ミスリル(2600G)、亡霊の手綱(900G)、死霊騎士の兜(4200G)
・使用消耗品:魔晶石5点×5+Aランクカード×4+知力増強の指輪=3800G
 

 アルケミスト技能でカード化する可能性があるので(まだ相談してないけど)、戦利品の一部はまだ換金していません。
 それでは、次回辺りでブルデ篇も決着でしょうか?
 9.5話と同じく、今回も編集はアルトPLでした。
 

                  ……ミッションコンプリート!!

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