◆ザバールのお仕事4◆
 
 さて、現状で残る依頼を整理しつつ、ル=ロウド神殿にてトホテルから依頼を受けます。
 『【叫びの門】での情報収集』。『月夜蜂の探索』。『スエラの炎の探索』。『守りの剣の探索』です。
 なんか一気に出た。

 

ウィル:スエラの炎……おお、なんか重要アイテムっぽい。

ミリィ:きっと、魔法装置の炉心に入れる炎とか、そう言う系統なの。

GM/トホテル:「いや、それは抵抗組織の名前だよ。月夜蜂もそう。この街で主要な抵抗組織はこの風の旅団以外にその二つがあるのさ。

ミリィ:……何か分からない?

GM/トホテル:「分からないからこその依頼、かな。拠点と首領について調べて貰えれば、コンタクトを取って連携して動けるんじゃないか、とね」

ウィル:…一先ず、後回しだな。何の手がかりもないし。
 

 お前らの持っている蜂の刺繍のハンカチは何なのかと問いたい。
 

ミリィ:まずは、ザバールの依頼の完遂なの。そろそろ、サカロス神殿での酒盛りに行けるレベルなの。

ウィル:スーパー神主タイム、はっじまっるよー……。(一同笑)

ミリィ:あとは……叫びの門の監視かな、出来そうなの。

ウィル:だな。まぁ、余裕見て……で、良いか?

GM/トホテル:「無理強いは出来ないな。まぁ、宜しく頼むよ」 そうトホテルが苦笑を浮かべる背後で、セイラさんは昨日の疲れで眠いようで、仁王立ちしたまま鼻ちょうちんを出している。(一同爆笑)

ウィル:……セイラさん、凄いキャラだな…(笑)。

ミリィ:SNEの本気を、侮っていたの(笑)。
 

※違います。GMの悪乗りです。
 

 さて、なにはともあれ。
 風の旅団を辞した二人、流石にそろそろザバールの仕事をこなさねばなるまいと、一度テントに戻ります。
 そして買うのは「陽光の指輪」。破壊することで生命力抵抗に+2される魔法のアイテム。
 ウィル、それを二つ購入して両手に装備します。

 

ウィル:完全武装!!

ミリィ:いや、戦闘用の指輪腕輪パージしたから、明らかに弱くなってるの。ブレスとか毒に強くなっただけ。(一同笑)

ウィル:まぁ、それはともかく。最近あんまりザバール関係の仕事してなかったしな。ここらで一発仕事くれ、ザバール。ついでにサカロスの薬酒は手に入る目処が立ったから。

GM/ザバール:「ふむ、分かった。まぁ、君達は良く働いてくれてるからね。夢薬販売委任状については不問としよう」

ミリィ:ぎくっ。

ウィル:……流石、商人。情報網も凄まじいな。

GM/ザバール:「警告さ。ついでに言うけど、私は商人だからね。君達を手元に置いておくメリットがデメリットを上回っている限り、無碍にはしないよ。無論メリットが大きければ大きいほど、君達が解放されるのも早まるだろうけどね」 と、嘯く。

ウィル:…古狸だなぁ、こいつ。
 
ミリィ:…私らの保身のためにも、さっさとサカロス神殿に行って酒をゲットするの。
 

 で、ついでにザバールから受けたランダムミッションは―――『手紙の配達』。
 デスミッション降臨と絶叫する二人。逃亡用にミリィが敏捷度増強の指輪を購入するあたり、いきなり後ろ向きです。
 とりあえず、アイテラとウルスラに手紙を届けに行く事に。
 
 その際に、途中でサカロス神殿に寄る二人。
 ドライアードとの酒宴に、ウィルだけが応じる事に。
 ミリィ、観戦。

 

ウィル:くくく、出目7以上で生命力抵抗成功する上に、割れば+2の指輪が2つ!更に≪運命変転≫まで完備!!さぁ勝負だ、ドライアード!!

ミリィ:完全に、素の強さじゃなくてアイテムと特殊能力頼みなの。まぁ、そうでもしないと勝てないんだけど。

GM/ドライアード:「おう、良いねぇ!その意気や良し!さぁ飲むよぉ!!」 と、杯が置かれて酒盛りが始まるのだった。

ミリィ:おつまみ作ってるの。酒だけ飲むと、胃に悪いし。
 

 そして始まった酒宴。目標値15の生命力抵抗を5回クリアすれば勝利です。
 ウィル、1回目の判定でいきなり指輪を割るも、その後はギリギリ抵抗に成功し続けます。
 そして迎えた5回目。

 

ウィル:(ダイスを振る)―――出目4!これは≪運命変転≫で、どうにか抵抗成功!!

GM:お見事。それじゃ、最後まで君と競い合っていたドライアードは「きゅう」と声をあげて潰れる。優勝者である君に、水袋1袋分のサカロスの薬酒が渡される。

ウィル:イェ――――ッ!! では、酒精の勢いのままにその水袋を呷ろうと…。(一同爆笑)

ミリィ:その辺に転がってた石ころでウィルの後頭部をぶん殴る!!(一同爆笑)

ウィル:うべっ!?

ミリィ:…危ない、ところだったの。ほら、ウィル起きて。これからウルスラさんのとこと、アイテラさんのとこ行くんだから。

ウィル:返事は無い、ただの酔っ払いのようだ。(一同笑)

ミリィ:…キュアポイズン(笑)。
 

 魔法で強制的に酒を抜かれたウィル。
 二人はドライアード達に挨拶をして、その場を辞します。
 
 向かう先は木漏れ日の施療院。ウルスラに手紙を渡し、返事を書いて貰いました。
 ついでに常夜の回廊のアンデット退治の依頼も受けますが、気乗りしてない様子。

 

ウィル:…正直、俺らの手に余るぞ、アンデット10体って。

ミリィ:…うーん、場所も悪いし……まぁ、余力があれば……なの。
 

 で、手紙の返事を受け取った二人。
 今から露天市場に行くと帰りが夜になるので、一旦追い剥ぎ小路に移動。
 泊めて貰います。

 で、翌朝に露天市場に移動。
 アイテラに警戒されつつ(前回変な事を言ったんで)、手紙の返事を貰います。
 そして、露天市場を出たところで―――

 

GM:仮面を被った蛮族―――フェイスレスが君達の前に立ちふさがる。

ウィル:ギャー、なんか来た!!?(笑)

ミリィ:こっちくんな!こっちくんななの!!(一同笑)

GM/パウネーラ:「我は“死装の織り手”パウネーラ……貴様らの持っている手紙に、用がある」 と、背後には4体のガストナイトを引き連れている。

ウィル:はい、無理。絶対勝てない!!

ミリィ:すたこらさっさ、なの!!
 

◇VS“死装の織り手”パウネーラ
 
 さて、今回登場した上位蛮族は彼。
 蛮族の軍師、万能魔法使いフェイスレスのパウネーラです。
 戦ったら即死級の相手。二人は当然、速攻での撤退を選択します。

 

ウィル:敵のレベルは8。逃亡の目標値は15!!

ミリィ:超走るの。今こそ、この指輪が火を吹くの。

ウィル:まず先制だが―――(ダイスを振る)成功!先手は取った!!

ミリィ:で、逃亡なの!(ダイスを振る)…くっ、指輪割って15!

ウィル:(ダイスを振る)…ぐ、俺は≪運命変転≫を使って17だな。

GM/パウネーラ:では、逃げ切れる。逃げ回った疲労でHPが半減するが。 「あ、待てー!」 と、後方でパウネーラが叫んでいる。(一同笑)

ウィル:待てと言われて待つような奴は有史以来そうは居ないだろう…(笑)。

ミリィ:すたこらさっさ、なの。
 

 で、HPを半減しながらも逃げ切った二人、さっさとザバールの天幕に戻ります。
 この辺はランダムイベントが発生しない区画が多いので、安心して歩いています。
 
 で―――

 

ウィル:うーっす、手紙持ち帰ったぞー。

ミリィ:…なんか、フェイスレスに追われたの。ガクブルなの。

GM/ザバール:「お疲れ様。いや、良くやってくれたね。ありがとう」 と、ザバールは手紙を受け取る。

ウィル:あとこれ、サカロスの薬酒。水袋は返してくれ。(一同笑)

ミリィ:…セコいの(笑)。

GM/ザバール:「いや、商人的にはそういうセコさは嫌いじゃないけどね…」 と、ザバールは新しい水袋をくれます。 「こっちを使いたまえ。新品だよ」

ウィル:お、サンキュー。あとこれ、引き取って貰えるか?

GM/ザバール:「……なんだい?」

ミリィ:名誉蛮族の腕輪なの。…って言うかザバールさん、一体どういうアイテムを引き取ってくれるの?

GM:……そういや、全部は言ってなかったか。
 

 ザバールの買い取ってくれるアイテム一覧タイム。
 そして発生する事件。

 

ミリィ:あ、このハンカチ、800ザバールポイントで売れるの!!

GM:(え、売るのそれ!?)

ミリィ:きっと、ブランド物なの。ナウなヤングに、バカウケの最先端流行なの。

ウィル:……俺、ナウなヤングなんて言葉、久しぶりに聞いたわ…。(一同笑)

ミリィ:あと、水門の開閉コードなの。二つ分かってるから、教えちゃうの。

ウィル:剣のかけらは……とりあえず、交換しなくて良いか。

ミリィ:それと、運河通行証、ゾンネンフェレスを倒さなくても……ザバールが500ポイントで売ってくれるの。ここで買って、サンドリーヌさんのトコに持ち込むの。
 

 収支決算。
 一人頭、手紙ミッションと薬酒で1650ポイント。
 そして、水門の開閉コード・名誉蛮族の腕輪・蜂の刺繍入りのハンカチで合計8800ポイントを入手。
 運河通行証を500ポイント払って入手。
 
 ついでに、ハンカチ売却により月夜蜂フラグが半壊。
 
 結果、二人のポイントは―――

 

ウィル:…おお、6000超えた。

ミリィ:これで、いつでも脱出できるの。

GM/ザバール:「そうなるね。……つか、この腕輪とか開閉コードとか、よくぞまぁ集めて来たものだよ。想定以上だったね、君ら」

ウィル:んー……どうする、ミリィ?

ミリィ:とりあえず、脱出は先送りなの。サンドリーヌさんとこと、お話しないと。

GM/ザバール:「分かった。じゃあ、脱出したくなったら言ってくれよ」 と、ザバールは仕事に戻る。
 

 脱出目標ポイント、あっさりと達成。
 それどころか、二人合わせれば18000ポイントほどを保有している計算です。
 自分ら以外にも一人連れて行けるレベル。

 しかし二人は、サンドリーヌ館の人々が気になるようで……。
 まずは館に、話を聞きに行くのでした。
 

10thミッション達成。
獲得経験点:1200+1ゾロ分

成長@
ウィル:器用度+1
ミリィ:筋力+1  ファイター4→5
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