◆ザバールのお仕事4◆
 
 スーパーザバールタイムはっじまっるよ〜♪
 
 と、いうわけで。
 ザバールのテントで、前のインク買い出し依頼終了からそのまま次のミッションを受けるウィル&ミリィ。
 夢薬販売委任状についても「見つけたら持ってきて」と頼まれましたが…。

 

ミリィ:……ぶっちゃけこれ、ザバールに渡して大丈夫か不安なの。夢薬って、要は麻薬みたいだし。 あ、ザバールに聞こえないように言うから。

ウィル:それに、委任状を現在持ってる相手がわからんのも怖いな……後回しで。ザバール、他の仕事くれ。

GM/ザバール:「……ふむ?まぁ、それならそれで構わないよ。なら、ピラトト写本について頼む。これはアル・メナス時代のキルヒア神官が記した写本でね。それ以外には……そうだね、では手紙の配達を頼まれてもらえるかな?」

ミリィ:手紙?恋文?(一同笑)

GM/ザバール:「何が悲しくて、ごっついリルドラケンしかも男とかコブ付きに恋文を出さねばならんのかね」(一同爆笑)

ウィル:あー……まぁ、内容について聞くのはルール違反だろ。誰に届ければいいんだ?

GM/ザバール:「ふむ、君はその辺りの常識はそっちの子よりあるね。届ける相手は剣闘士の宿舎に居る名誉蛮族『ドン・ブカドゥ』と、君達が最近世話になってる様子のサンドリーヌ卿だ」

ウィル:(ダイスを振る)…む、剣闘士の宿舎は街の北部だ。サンドリーヌ館は南部だから、少し時間かかるな。

GM/ザバール:「まぁ、それは仕方ないね。無理に急がれて失敗するよりは良いだろう。君達のペースでやってくれ」

二人:はーい。
 

 この後、保存食を購入したり、ピラトト写本についての簡単な情報を聞いたりした後、二人がとった行動は。  

ウィル:朝まで休憩。

ミリィ:最近戦い通しで疲れたの。

GM/ザバール:「……いやまぁ、今(夕方)から出発しろとは言わんけどね」
 

 で、翌朝。
 ザバールのテントを出発した二人は、早速まだ見ぬドン・ブカドゥの所へ向かいます。
 その過程で追い剥ぎ小路を通りますが、良い思い出の無い二人。こそこそと立ち去ります。
 スルーされている風の旅団系イベント。
 
 そして到着しました、剣闘士の宿舎。
 特に何事も無くドン・ブカドゥは面会に応じてくれ、1tbほど待たされますが手紙の返事を貰えます。
 

GM/ドン・ブカドゥ:「まぁ、気が向けば闘技場に出場してみると良い。あそこは中々良い場所だ。富、名声、力、この世の全てはあそこにある」

ウィル:海賊王のような事を……。(一同笑)

ミリィ:世はまさに大海賊時代なの。

GM/ドン・ブカドゥ:「うむ、言ってみたかっただけだ」(一同笑)

ミリィ:……意外とお茶目なの(笑)。

ウィル:けど、夕方のtbを手紙の返事を待つのに使ったんで、どこに行くにも夜間移動だな。ドン・ブカドゥさん、宿舎の一室貸してくんね?

GM:お前ら、次から次へと行く先々で宿借りるの止めろよ、ルールで規定されてないんだから!!(一同笑)

ミリィ:そこを柔軟に対処するのがGMの役目なの(笑)。

GM/ドン・ブカドゥ:「……やだ。めんどい」(一同笑)

ウィル:畜生!?(笑)

ミリィ:仕方無いの、夜間移動だけど、ウルスラさんのとこまで移動するの。
 

 で、夜間移動で木漏れ日の施療院に移動する二人ですが―――。
 夜間遭遇発生。
 「山賊の首領」データの人族が襲撃してきます。

 

ミリィ:追い剥ぎなの。きっと追い剥ぎ小路の住人なの。近いし。

ウィル:ええい、面倒な……どうせこの一戦をこなしたら回復出来るんだ。一気に潰そう。
 

◇VS追い剥ぎ(山賊の首領)◇
 
 さて、Lv4モンスターデータである山賊の首領。
 ≪全力攻撃≫による攻撃力の高さが脅威ですが、単体ではこの二人の相手にはなりません。
 全力攻撃ダメージダイス「3」→運命変転→22点ダメージ!! のコンボでウィルにかなりの手傷を負わせるも、そこが限界。
 ウィルはその後攻撃を一発も食らわず、ミリィが支援に徹したために時間はかかるも、その一撃以外にはノーダメージでの封殺に成功します。

 

ウィル:勝利!

ミリィ:ちょっと強かったけど、私たちの敵じゃないの。さっさとウルスラさんのトコに駆け込むの。

ウィル:いい迷惑だよな多分。施療院に夜に駆け込むんだから。

ミリィ:じゃあ、どっか別の場所までこれから移動する?

ウィル:施療院は夜間も開かれているはずさ!これ以上遅くなる前に行こうぜ!(一同笑)

GM:……いやまぁ良いがな(笑)。
 

 で、施療院にお布施を払って休息した二人。
 病気を移される事も無く健康体で迎えた翌朝、ウルスラから幾つかの依頼を受けます。
 これまでうっかり忘れてたので、3つ纏めて。

 

ミリィ:んーと、ムコソール草と夢薬販売委任状とサカロスの薬酒?

ウィル:薬関係っちゃ薬関係か。夢薬はどーすんだ。

ミリィ:モルヒネは使い方を間違うと麻薬だけど、正しく使えば麻酔薬なの。

ウィル:ああ、それ系統か。

GM/ウルスラ:「んや、夢薬はバラ撒かれてるのが嫌だから燃やしたいんだけどね」

ミリィ:あ、そういう事。

ウィル:なら、ザバールよりこっちに持ってきた方が良いな。よし、任せろ。

ミリィ:サカロスのお酒は……サカロス神殿跡地かな?

ウィル:ま、ザバールのミッション終わってからだな。

ミリィ:うん、まずはサンドリーヌさんの所に向かうの。
 

 で、移動開始。
 その過程で闘技場でランダムイベント発生。
 物乞いに遭遇し、仕方なく10ガメルほどを握らせます。
 渡さなければ面倒事になったのに。チッ。
 
 その後は何事も無くサンドリーヌ館に到着。今日は真っ当な時間の訪問です。

 

ミリィ:サンドリーヌさん、ザバールから手紙を預かってきたの。

ウィル:俺らセバスチャンの旦那の手伝いしてるから、返事書いたら渡してくれ。

ミリィ:あと、家事も手伝うの。

GM/セバスチャン:「おお、ありがとうございます。最近は年でしょうか、中々に力仕事などは厳しくなってきましてな……」

ウィル:……もしかして、ちょっと大変か?

GM/セバスチャン:「しかし、ご主人様の世話をそこらの馬の骨に任せるわけにもいきませんでな。この老骨を拾っていただいた恩に報いるためにも、なに、このセバスチャン、まだまだ現役ですぞ」

ミリィ:流石なの……執事の鑑なの。どこぞの執事見習い駄ナイトメアも見習うべきなの。(一同笑)
 

 執事見習い駄ナイトメア。多分、キャンペーン本編のロイドの事。
 
 ともあれ、サンドリーヌから手紙の返事を貰い、和気あいあいと夕飯を御馳走になった後、二人は翌朝の未明に屋敷を辞します。
 で、その帰り道―――サンドリーヌ館を出てすぐに。

 

GM:(ダイスを振る)……うむ、では君らの前に立ちはだかる影。

ウィル:む、なんだ、イベントか。

GM:うむ、一体のトロールとお供らしきボガードソーズマンが。

ミリィ:……う。

GM/トロール:「…その手紙を渡してもらおうか」 と、言ってくるな。ちなみにこのトロール、名のある蛮族だ。骨しゃぶりのゾンネンフェレス。当然、剣のかけらで強化済みだ。

ウィル:……さて、どーするか。断れば―――

GM:逃がさん、という姿勢だがね。

ミリィ:……ウィル。私の家……レイク家には代々伝わる戦いの発想法があるの。(一同笑)

ウィル:……ああ、分かった(笑)。逃亡だな?

ミリィ:うん。撤退目標値は、私たちが双方とも敵とエンゲージしていない状態で……13なの。

ウィル:狙って狙えない数字じゃない、か。

GM:実際、このイベントにしちゃ一番楽な相手が出てしまったな。チッ。

ウィル:これで『楽』かよ!!?

ミリィ:……どんなデスイベントなの、これ。

GM:さてねー。
 

 実際、下はトロールから上はヘルスキュラまで、上位蛮族と遭遇する手紙配達ミッションですが……。
 ある程度までのレベル差ならば、ウィルたちのように逃走する事も可能でしょう。
 無理だと判断したら手紙を渡せば命は助かります。だから、そこまでデスイベントでもないんですけどね。
 
 ともあれ、VSゾンネンフェレス。
 ウィルが根性(運命変転)で先手を取り、乱戦が発生する前に二人して全力ダッシュの姿勢。

 

ウィル:(ダイスを振る)……よっしゃ、出目7!達成値14!!

ミリィ:(ダイスを振る)≪運命変転≫!達成値15なの!!

GM:チッ、上手く逃げられたか。では、その数字だとランダムで隣のマップへ移動する事になる。(ダイスを振る)……む、翡翠の塔か。

ミリィ:ラッキーなの。ザバールのテントへのルートを逃げてたみたいなの。

ウィル:サカロス神殿跡は素通りだ。こんな危ない手紙、さっさと届けちまおう。
 

 強敵を全力でスルーして、二人はザバールのテントに駆け込みます。
 手紙を掲げる二人を見たザバール、目を丸くして曰く。

 

GM/ザバール:「え、あれ、無事……?」(一同大爆笑)

ウィル&ミリィ:うぉぉぉぉぉい、ウサギィィィィィ!!?(爆笑)

GM/ザバール:「いや待て、落ち着きたまえ。……正直に言うと、私は君達が手紙を無事持ち帰ってくるとは思ってなかったわけだが」

ウィル:捨て駒かよ俺ら!?(笑)

GM/ザバール:「いや、手紙を渡して逃げ帰って来る辺りかなと踏んでいた。本命はほら、この通り」 と、手紙を二つ君達に見える。 「君達に渡したのは、要は撒き餌だよ。馬鹿が引っかかっただろう?」

ウィル:おうよ、全力で逃げたが。

ミリィ:戦ったら負けたけど、逃げたから無傷なの。

GM/ザバール:「悪く思わないで欲しいね。それに、手紙さえ渡せば無事で済んだはずだ。断じて使い捨てにしたつもりはないよ。君たちは良く働いてくれてるしね」

ミリィ:……納得いかないけど、納得しておくの。

GM/ザバール:「うん、良い子だね。もしかしたら次は本命を君達に頼むかもしれないからよろしく頼むよ」 と、ザバールは君達のカードに900ポイントずつのザバールポイントを入れてくれる。

ウィル:おお、このミッション、危険もでかいが見返りもでかいぞ。

ミリィ:……くっ、少しだけ感謝してやるの。ありがたく思うの。(一同笑)


7thミッション達成。
獲得経験点:840+1ゾロ分

成長@
ウィル:生命力+1 スカウト技能3→4
ミリィ:精神力+1 ファイター技能3→4
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