◆遂に到着、骨の川◆
 

 ミッションを達成し、成長した二人は骨の川へ向かいます。
 幸い、隣のパラグラフ。朝に行って、夕方には帰ってこれる計算。
 ……と言うか二人とも、サンドリーヌ館を拠点その2として活用する気満々ですね。
 いや、別に良いんだけど。
 
 そして向かった骨の川。人族の骨捨て場だと気付きちょっと二人して嫌な顔をしつつ、入った瞬間、4体のスケルトンが立ち上がります。
 そのうち一体は目が赤く輝き、赤いペンダントを身に付けています。

 

ミリィ:ペンダントの魔力?それとも……。

ウィル:考えてても仕方ないだろうが、見るからにあの赤いのがボスだな。
 
ミリィ:気を付けて、ウィル。きっと移動速度が3倍で、ダメージは1.3倍なの。(一同爆笑)

ウィル:どこのアズナブルさんだ!(笑)

GM:や、剣のかけらで強化されてるだけだが(笑)。

ミリィ:たかが骨格標本が剣のかけら程度でボス気どりとは生意気なの。故郷の村で見た台所の黒い悪魔の方が、よっぽど怖いの。

ウィル:……虫が苦手って、ある意味女らしいところもあったんだなぁ。

ミリィ:ドやかましいの。
 

◇VSスケルトン(三倍速)◇
 
 戦闘自体は凄くあっさりでした。
 赤いスケルトン、他のスケルトンと見分けがつかなくなるように動くのですが。
 それを察したミリィ、「敵全員にキュアウーンズ」と言う暴挙に。
 全員やられれば、そりゃ隠れるもクソもありません。
 ボス、一気にHPが半分以下になったところで、知力判定に成功して上手く狙いを付けて来たウィルの斧で一発でした。
 
 赤い目のスケルトンがやられた瞬間、他のスケルトンも全て撃沈。
 PC側が不利になる特殊効果のある骨の川での戦闘でしたが、特殊効果が発動するまでもなくPC側が一瞬で終わらせました。
 赤いスケルトン、やられる早さが3倍でした。

 

ミリィ:……弱っ。

ウィル:赤いペンダントゲーット。

ミリィ:その他にもドロップ品を頂くの。そうしないと生きていけない。

ウィル:……骨拾って売るって、羅生門の婆さん以下になった気分だぞ、俺。
 

 そして、折角なので宝物を捜索。
 銀のネックレス(売れば400G)を拾ってみたり。

 

ミリィ:これは私が身に付けておくの。ちょっと可愛い。

ウィル:……まぁ良いけど。

ミリィ:(ポーズをとり)似合う?

ウィル:……もうちょっと大人の女性になったら似合うんじゃね?

ミリィ:むか。げし。
 

 そんな微笑ましいやり取りの後、二人は三度サンドリーヌ館にやってきます。
 すっかり顔なじみになったセバスチャンに案内されて、サンドリーヌやクリスと食事。
 その折、サンドリーヌから一つクエストの依頼を受けます。
 ザバールに手紙を届けてほしいとの事。
 どうせ受けざるを得ない仕事なので、二つ返事で受け入れた二人。翌日、ついでに空白のパラグラフを一つ通りつつ、ザバールの天幕へ向かう事にします。
 ちなみに手紙配達の報酬は一人200G。

 

ミリィ:二人合わせれば、およそ半ムーランなの。(一同爆笑)

GM:なんだその単位!?(笑)

ウィル:1ムーラン=900Gか。微妙に計算しづらい単位だな(笑)。

ミリィ:いつか、1クレスポのように冒険者の間で一般的な単位にして見せるの。

ウィル:するなよ、泣くぞムーランさん。(一同笑)
 

 そして翌日。
 向かった先の空白のパラグラフは―――【常夜の回廊】。
 視界を惑わせる青白い光の灯る暗闇の回廊です。
 別名・迷いの森。森じゃないけど、この言い方がしっくりくるかと。
 2tbほどうっかり中を彷徨ってから、ミリィがこの灯りの秘密を看破します。
 『目を閉じて歩けばどうか』という解決策を見出し、手を繋いで暗闇の中を歩き始める二人。

 

ミリィ:勘違いするんじゃないの。これは、必要だからやるの(笑)。

ウィル:……手を繋ぐだけで大げさな(笑)。

ミリィ:それ以上何か言ったら殺すの。私のメイスは、今宵は血に飢えているの(笑)。
 

 ちょっと楽しそうなPL達ですが。
 ともあれ、判定の結果、一発で外に出られます。
 ただし、出た方向は天幕とは正反対の方向。

 

ウィル:……やっちまったな。

ミリィ:派手に目的地から遠ざかったの。遺憾。
 

 空白のパラグラフ。
 二人が回廊を抜けて迷い込んだ先は、【娼婦街】。
 深夜と言う事もあり、凄く妖しい雰囲気が漂っています。

 

ウィル:……うわぁ。

ミリィ:とりあえず、ウィルの足を踏んでおくの。

ウィル:うげ!?な、何すんだよ!?(笑)

ミリィ:つーん(笑)。
 

 ともあれ、時間は深夜。
 そろそろ休息を取りたいミリィは、ちょっと嫌な顔をしつつ、道行く娼婦のお姉さんに声をかけます。
 内容は「北の回廊で迷ってここに辿り着いた。金は払うから、『そう言う事』をする部屋で休ませてくれないか」とのこと。
 その言葉に納得した娼婦は二人を部屋に案内してくれます。

 

ウィル:2tbで二人で120G……中々の出費だな。

ミリィ:とりあえず、娼婦のお姉さんに部屋に置いてあるそーゆー器具について聞いて、顔を真っ赤にしたりしてるの。(一同笑)

GM:超興味津々じゃねぇか(笑)。

ミリィ:知識神の使徒は新たな知識の収集に余念が無いの。

ウィル:それは単なる耳年増だ。(一同笑)

ミリィ:とりあえず、ウィルを部屋のソファに追いやってベッドで寝るの(笑)。
 

 なんとか休息を取り終わった二人は、娼婦のお姉さんに礼を告げて部屋を出ます。
 ちなみに娼婦のお姉さん、ランダムで決定したところ、<蜂の刺繍入りのハンカチ>を身に着けていたりしますが、他の方に興味津々だったミリィ、超絶スルー。
 そのハンカチ実は重要な要素だったんだけど、まぁPL楽しそうだったから良しとしましょう。
 後で苦労するのはPCだし。
 
 そして、朝。
 部屋を出た二人は、常夜の回廊を避けるようにして、迂回してザバールの天幕へ向かいます。
 迂廻路にあった空白のパラグラフは【ダルクレム神殿】。
 ブラッドトロールである“豪将”プトゥートの仕切る武闘派神殿です。
 おっかないので、遠巻きに眺めて素通りする二人。
 そしてその日のうちに奴隷市場とサカロス神殿跡を通過し、どうにか天幕へ辿り着きました。

 

GM/ザバール:「おや、生きてたか」(一同笑)

ウィル:こんのウサギ…!(笑)

ミリィ:よもや、お使い先があそこまで遠いとは思わなかったの。色々あって、霧の街のおよそ3分の1を制覇してしまったの。

GM/ザバール:「いや、すまないすまない。だが、君達は少しは使えるようだね」 と、二人に二枚のカードを差し出す。 「これがザバール商会の会員証だ。君達がこれから行動するのに、持っていると色々便利だよ」

ミリィ:……まぁ、受け取っておくの。6000ザバールポイントを貯めるのが、霧の街脱出の現状での最大の近道に思えるの。それと、サンドリーヌさんからの手紙も渡しておくの。

GM/ザバール:では、ザバールはその手紙を見て、 「うん、やっぱり君達は使えるね。サンドリーヌ卿にも、よろしく言っておいてくれ」 と、言いますな。

ミリィ:つーん。
 

 ここでザバール商会の会員証や、ザバールポイントについての説明を受ける二人。
 ともあれここで、2ndミッションも終了。
 ザバールポイントを一人750ほど貰いつつ、ムーラン救出イベントとサンドリーヌの依頼で手に入れたガメルで装備を整え、手に入れた経験点で成長する二人なのでした。
 

2ndミッション達成。
獲得経験点:1040+1ゾロ分

成長@
ウィル:生命力+1
ミリィ:知力+1 ファイター技能1→2

inserted by FC2 system