◆最終イベント◆
 

GM:さて、それでは最終日ですが。

クラウス:まぁ今更やる事も無いしな。開場時刻に着くくらいに宿屋を出よう。自分の分と、あとバルガン達の分の礼服をちゃんと持って行くぞ。

GM:はいはい。では、その場―――大劇場には既に何名か、クラウスが招待した人達が来ているね。ペイトンはイベントの進行上必須なんだけど、誰かしらイベント進める前に話したい人は居る? 3人くらいまで許す。選んだ人は好感度+1とでもしておこう。

クラウス:会話イベント選択って、どっかの安価スレみたいになってるな……(笑)。
 

 安価。即ちアンカーの事であり、主に2ch等の掲示板用語。
 掲示板の任意のレス番号に対して、『>>14』などというように表記する事で、そのレスに飛べるリンクが自動的に張られる仕様の事。
 
 掲示板で『安価スレ』と言った場合、未来のレスにアンカーを付ける事によって、物語の進行などの方針を出して貰うタイプのスレッドの事。
 クラウスPLが良く見ている『やる夫』系の安価スレなどでは、物語の展開やキャラクターの配役など、様々な事を安価で決め、スレ住人達が皆で物語を作る、一種TRPG的な雰囲気が味わえる―――かも。

 

クラウス:まぁ良いや。ペイトンの旦那以外に話しておきたい相手ねぇ。まぁ、アリッサは確定。後はシーゲル議員殿と、バルガンに礼服渡すくらいか。

GM/シーゲル議員:はいはい。では、現地に着いたクラウスに真っ先に話しかけて来たのは、礼服姿のシーゲル議員だね。ただし良く見ると礼服にも見えるように仕立て上げられた専用化アラミドコートだったり、しっかり腰に下げたレイピアと、更には懐剣を携行しているのが分かります。 「あぁ、クラウス。本日は御招きいただき感謝を、などと言うべきかな?」

クラウス:戦闘的な人だよなぁ、とことん(笑)。まぁ、良いや。 シーゲル議員、本日は御越し頂きありがとうございます。

GM/シーゲル議員:「うむ。なに、こちらとしても有り難き事よ。妻など年甲斐も無くはしゃいで、パンフレットなどを買いに行っておる」 と、シーゲル議員は楽しそうに笑うね。 「昨今は色煙の一件や、講演中の襲撃に続く一連の事件などで家族サービスもしておらんでな。いやはや、国を守る事と家族に奉公する事、両方せねばならぬのが辛い所よ」

クラウス:……国を守る、か。この人の基本って我道の人かと思ってたけど、根本的な行動理念にこの国を守るってのが入ってる……のか?(笑)

GM/シーゲル議員:では、クラウスの微妙な表情に気付いたシーゲル議員は、少し不満げな表情を浮かべます。 「クラウスよ、それは少し無礼だぞ。私が国を守る気概を持っていてはならんのか?」

クラウス:あぁ、失礼。ですが意外ではあります。貴方の場合、行動基準の一番根っこは自分自身だと思っていましたので。

GM/シーゲル議員:「そうよな。そこは否定せぬよ。貴殿は実に良く見ている。だが、それは矛盾せずに両立するのだよ、クラウス。自己の栄光を最優先と考えるが故に、素晴らしき我を讃える民草の存在は必要不可欠ではないか」

クラウス:……あ、えーと……。

GM/シーゲル議員:「己の栄光を最優先とするならば、栄光とは実際に成し遂げた業績と、それにより得られる名声と賞賛によって計られるべき項目だろう。なればこそ、私は自らの栄光を不動とする為に民草と国を守り、より一層尽力し国を発展させ、不動の業績と名声を得んとする、というわけだ」

クラウス:わぁー、物凄い理論来ちゃったわぁ……。シーゲル議員、一つ聞きますけど、国益と貴方の栄光が相反した場合はどうします? 極端な話、リオス裏切れば別の国の王座が得られるとか。

GM/シーゲル議員:「下らん質問をしてくれるな、クラウス。他人から見ればそれは栄光に見えるかも知れんが、斯様な物に私は塵ほどの価値も感じんよ。私の基準を勝手に決めてくれるでない。そのような判断は美学に反する。美しくない。美学に反する手段で手に入れた虚栄に何の価値があろうか。増して―――そのような選択は、益荒男の取るものではない」

クラウス:……成程。重ね重ね、失礼いたしました。

GM/シーゲル議員:「構わんよ。ふむ、だが私のスタンスを確認に来たという事は、私に雇われる気があると考えて良いのか?」

クラウス:冒険者としての依頼、という形でしたら。

GM/シーゲル議員:「良いだろう。用があれば声をかけさせて貰う」 と、言った所でパンフレットを手にこちらに戻って来るシーゲル夫人の姿が、劇場の通路の向こうに見えます。 「さて、では妻も戻って来たようなので、私はもう行く。仕事なり何なりの話は今度で良かろう。今日は素直に劇を楽しませて貰おうではないか」

クラウス:まぁ、そうですね。それでは議員、また後で……かな?

GM/シーゲル:「席が近ければまた後で、遠ければまた後日だな。ではな、クラウス」 と、シーゲル議員は奥方の方に戻ります。
 

 ―――で、その後はバルガンと遭遇。
 出入り口の所で礼服が無くて入場を断られかけていたバルガンに、礼服を渡します。
 そして―――

 

GM/アリッサ:バルガンと別れた所で、今度は後ろから声をかけられます。 「あー……クラウスさん、どうも……」 と、歯切れの悪い声はアリッサの物ですね。

クラウス:ん? アリッサか。何だ、お前が歯切れの悪い声とは珍しい。 後ろから声をかけられたなら、振り向くが。

GM:では、そこに立っていたのはフォーマルな場に着ていく為の黒いナイトドレスに身を包み、僅かに朱が差した顔のアリッサです。着なれていないのか、背中の大きく開いたドレスに違和感を感じているようで、しきりに背中を気にしているようだね。

クラウス:……アリッサ?

GM/アリッサ:「うう、背中がスースーします……。何ですかクラウスさん、私には似合わないと言うんでしょう? 分かってる事ですからわざわざ口に出して私にダメージ与えなくても……」 と、アリッサはドレス姿の自分の身体を隠すように手で自分の身体を庇うね。

クラウス:いや、そういう格好をして来るとは思わなくて……。つーかアレだな。お前可愛い系かと思ってたら、案外そういう服装をすると綺麗系だな。

GM/アリッサ:「可愛いとか綺麗とか、御世辞ですか?」 と、アリッサは拗ねたように言うよ。あ、ちゃんとクラウスから貰ったイヤリングは装備してます(笑)。

クラウス:ええい、可愛い奴め(笑)。まぁ、アリッサ自身がそう言うなら溜息を吐きながら返すか。 ……お前、俺が女相手に御世辞とか言う高等技術を使えると思うか?(一同笑)

GM/アリッサ:「それ、自慢するような事じゃないと思うんです、けど―――……う、うん。そう、ですか。本音、なんですね。うわ、うわ、どうしよ、顔見ないで下さいよ」 と、アリッサは紅潮した顔を両手で覆ってしまいます(笑)。

クラウス:うわ、言った側も恥ずかしくなるような反応を(笑)。 ……まぁ、えと、なんだ。アリッサ、まだ開場したばかりで、開演までは時間あるよな。この辺、ちょっと高いレストランとかもあるし、いつぞやの約束の履行も兼ねて食べに行かんか?

GM/アリッサ:「……奢りですよね?」(一同笑)

クラウス:気にする所はまずそこか(笑)。まぁ、安心しろよ。奢りだし、今日くらいは何頼んでも文句は言わん。あぁ、そうだ―――。 で、アリッサにここで手を差し出そう。 エスコートさせて頂けますか、レディ?

GM/アリッサ:「……ふふっ」 と、クラウスのその芝居のかかった言葉に、アリッサは小さく笑います。で、差し出された手に自分の手を重ねるよ。 「よろしくお願いしますね、クラウスさん」

クラウス:うわああ、くっそ、何だこの恥ずかしい展開!(笑)

GM/ペイトン:んー、これをこのままもう少しやるのも面白そうだけど、ここでイベントが発生します。妙齢の女性の手を引いたペイトンが駆け込んで来るよ。 「クラウス、丁度良い所に居た! 手を貸し………すまん、俺らしくない最悪のタイミングで来た」(一同笑)

クラウス:だ、旦那!?(笑) どうしたんだ、オイ。

GM:あ、ちなみにペイトンが駆け込んできた瞬間、アリッサは顔を真っ赤にしてクラウスから離れますよ(笑)。

クラウス:……お前さ、男慣れしてないだろアリッサ(笑)。

GM:まぁともあれ、ペイトンは重ねて謝罪した上でクラウスに事情を話すよ。色恋沙汰に関しても相当な巧者たる彼らしくないミスも、理由あっての事です。

クラウス:何だよ、何かトラブルか?
 

 で、事情説明タイム。
 ペイトンが連れてきた女性―――件のテトリィル家傍流の女性―――は、「上演をやめないと劇場に爆弾を仕掛ける」という脅迫を受けたのだそうです。
 それも事もあろうに、犯人から直接脅迫状を渡されるというやり方で。

 ペイトンと彼女を名指しで行われた脅迫は、なんと今回の劇に大道具係として雇われた、マギテックの女性だということ。
 そしてペイトンは諸々の状況などから、爆弾はまだ仕掛けられておらず、これから仕掛けられる筈だという推論を述べた上で、劇場のどこかに居るであろう犯人の捜索を依頼します。

 

クラウス:……おいおい、何だそりゃ。っていうか旦那、何か恨まれるような事したのかよ。どう考えてもアンタの女関係が原因としか思えないぞこの状況(笑)。

GM/ペイトン:「馬っ鹿お前、俺の事を何だと思ってるんだ」

クラウス:たらし騎士。(一同爆笑)

GM/ペイトン:あ、クラウスの言葉にペイトンの恋人やアリッサも同意の言葉を述べます(笑)。四面楚歌のペイトンは、『これもひとえに俺がハンサムなのがいけないのか』とかいう戯言と共に天を仰いでから、頭を振って真面目な顔でクラウスに向き直るよ。 「今回は心当たり無しだ。つーか脅迫文読んでみろよ、俺じゃないってわかるから」

クラウス:……アンタを名指しで行われたんだろ、この脅迫。 まぁ、言われたなら脅迫文を読んでみるが……。

GM:では、脅迫文の内容は世のカップルへの恨みが半分くらい。(一同爆笑)

クラウス:おい(爆笑)。

GM:で、残りの半分で妬ましさを前面に押し出した、ペイトンとその恋人への恨み言が書かれています。つーかほら、今回、ペイトンとその恋人名義で結構な数の席を取ってるじゃん?

クラウス:あぁ、そういやそうだな。

GM:『貸し切り状態にして恋愛劇を見ながら恋人とイチャイチャしようなどと画策するカップルへ、天誅を下します』みたいな感じの文章が。(一同笑)

クラウス:うわ、こいつ勘違いしてやがる!(笑) 貸し切り状態にする為に席を取ったわけじゃないのに!(笑)

GM/ペイトン:まぁ何にせよ、流石にこんなアホらしい理由とは言え、本当に爆弾を仕掛けられたら大事です。ので、ペイトンはクラウスにそれの解決を依頼に来たワケだね。 「この劇場の構造を考えるに、推定天井裏か地下って所だろう。天井裏は俺が行くから、お前は地下を探索してくれないか。無論、報酬は払う」

クラウス:……あー……。 アリッサの方を見てみるけど、反応は?(笑)

GM/アリッサ:アリッサは、拗ねたような表情をクラウスに向けているよ。 「……全く、トラブルに縁がある人ですね、貴方も」

クラウス:これは俺のせいじゃないだろ、流石に。

GM/アリッサ:「私との約束を蹴って、爆弾探しに行くんですからクラウスさんの罪です」 と、そっぽを向くね。ただし、目だけでちらりとクラウスの様子を確認する。 「行くんですよね。貴方の性格を考えると」

クラウス:……悩んでる所だが。

GM/アリッサ:「では、背中を押してあげましょう。―――行って下さい、お人好しのクラウスさん。貴方は頼まれたら断れない人と言うわけではありません。それが理の無い事や、根本的に無理な事なら断れる人です。……でも、その頼まれ事が誰かの為になる事で、自分に可能な事だったら、可能な限り叶えようとしてしまうのが、私の知ってるクラウスさんです」

クラウス:……なんて答えたら良いのか分からず、言葉に詰まるぞ。

GM/アリッサ:「貴方がそういう人だから、私はわざわざ慣れないドレスまで着てここに来てるんです。それに、ここで私の方を優先してくれても、多分貴方はこっちが気になって気もそぞろになるでしょうからね。だったらまた、日を改めて誘って下さい。ああ、でも―――」 と、ここでアリッサはぺろっと舌を出して、悪戯っぽく笑いますか。 「そんな性格の貴方が、大勢の人に関わる事よりも私を優先するか否か悩んでくれた。―――これは中々、優越感をくすぐりますね。色々、期待しちゃいそうです」

クラウス:……じゃあ、その期待に応えないとな。良い店を探しておかなきゃならん。

GM/アリッサ:「ええ、期待しておきます」 涼やかに微笑んで、アリッサは身を翻すよ。 「貴方とペイトンさんが爆弾と犯人探し。ですが、万一があります。シーゲル議員も既にいらっしゃっていた筈。そちらと連携して、万一の時の避難準備は進めておきましょう」

クラウス:助かる。

GM/アリッサ:「いえいえ」 で、アリッサはナイトドレスの裾を翻して去って行くね。それを見ていたペイトンが、彼らしからぬ本当に申し訳なさそうな表情でクラウスに頭を下げます。

GM/ペイトン:「……本当にすまない事をした」

クラウス:良いさ。それじゃ、あんたは天井裏。俺は地下だな。さっさと終わらせて、楽しく劇を見ようじゃねーの。

GM/ペイトン:「あぁ。……あのエルフさん、良い女だな。俺には靡かなさそうなのが難点だが」

クラウス:だろ? と、軽く笑って移動開始だ。さて、それじゃさっさとこの傍迷惑な騒ぎを終わらせよう。

GM:はいはい。それじゃ、ルール説明をしましょうか。……ぶっちゃけここから先は、ルエガ・ペキトのダンジョンと同じ扱いとなります?

クラウス:へ?

GM:つまりね。劇場地下がダンジョン宜しく改造されているの。

クラウス:……何やってんだその大道具って奴はァァァァァ!!(爆笑)
 

 劇場地下の探索は、言われている通りにルエガ・ペキトのダンジョンを流用した探索となります。
 その中で仕掛けられた爆弾を捜索するのですが、幾つかルール変更あり。
 具体的には経過時間は通常の1/3、つまり1パラグラフ10分が基準になります。またギミックと偶然の遭遇は発生せず、あらゆる罠は発見と解除の目標値が-2されます。さらにNPCとの遭遇も1dを振って[6]が出たときだけになります。

 で、勝利条件は『魔動機系の魔物と3回遭遇』となります。
 多少記述であいまいな部分がありますが、今回は『出てくる魔物は種類に関わらず魔動機系』とさせて頂きます。
 また、経験値に関する記述がありませんでしたが、今回は相当な長編シナリオになってしまっている事も勘案して、『通常のシナリオ分』+『ダンジョン探索分』の2回の成長をシナリオ終了後にさせていただきます。ご了承ください。

 ―――で、劇場地下に向かったクラウス。
 そこにあったのは―――

 

GM:えー、劇場地下の入り口は頑張って作ったと思しきガーゴイルに良く似た彫像が置いてあります。

クラウス:え、動いたりする?

GM/女性の声:しない。ただのガーゴイルに良く似た石像で、所々作りが雑な安物だし。ただ、『音運び(音声を録音できるマジックアイテム)』でも仕込んであるのか、女性の声が聞こえます。 『―――よくぞ来た、我が精鋭よ!!』(一同爆笑)

クラウス:おいなんだよこのノリ!?(笑)

GM/女性の声:『世のカップル全てを恨み、だいたい三日前に思い付きで突貫工事を開始した我が城に乗り込む度胸は褒めてやろう! だが、もう遅い! 私が仕掛けた爆弾は、丁度劇のクライマックス中に炸裂し、おならのような音とおならのような臭いを撒き散らす!!』(一同大爆笑)

クラウス:なにこのしょっぱい悪戯!?(爆笑)

GM/女性の声:『イモを食べた後のような盛大なおならの音と、くさやと肉を食べた後のような臭い! それは千年の愛をも覚ます特大の呪いとなってこの地を包むであろう―――あぁやっべ、私ってばマジ魔王!? 三日徹夜したテンションもあって盛り上がって来たァ!!』(一同爆笑)

クラウス:ねぇちょっと!?(爆笑) 爆弾って元からそういうのなのか、シナリオで!!(笑)

GM:元から『悪臭や煙、大音響などを発するもので殺傷力はありません』って書かれてるよ。大丈夫大丈夫、犯人のこのテンションはその場のノリだけど。(一同笑)

クラウス:なぁ、これ……世のカップルに嫉妬した女性が徹夜のテンションその他で自棄になってノリノリで馬鹿やってるだけじゃね?(笑)

GM:だね。まぁ、放っておいても実害は恋愛劇のクライマックスで盛大なおならの音と悪臭が飛び出すだけだよ。(一同笑)

クラウス:……ま、まぁいいや。とりあえずとっちめよう。……それじゃ、何をどうやったのか半ばダンジョン化しつつある劇場地下に踏み込むとするか……。

GM:はいはい。あぁ、13:00の開演までに爆弾を処理できないと、大事を取って劇自体が中止されてミッション失敗になります。

クラウス:うっわ、こりゃ一応頑張らないと駄目だな……。
 

◆C−3:MAP番号55『地底湖』 現在時刻@10:00〜10:10 保有DP:0◆
 
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A□□□□□
B□□□□□
C□□★□□
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 □:未探査パラグラフ
 ■:探索済みパラグラフ
 ★:クラウス現在位置

 

クラウス:おい、なんだ、地底湖ってなんだ。(一同爆笑)

GM:……舞台セットじゃね? 『ちていこ』という看板がついた、深さ1mくらいのプールが設置されているとか。横には水を汲み入れるのに使ったと思しきバケツが転がっているいじましさ。(一同爆笑)

クラウス:そのいじましさを別の方に発揮しろよ(笑)。

GM:まぁ、その『ちていこ』だけど。プールを越えないと奥にはいけない仕様になってるね。

クラウス:……まぁ、時間が惜しい。さっさと越えていくか。

GM:はいはい。水泳判定に失敗したら溺れかけるけどね。深さ1mのプールで。(一同笑)

クラウス:だからどーなってんだ、この劇場地下の構造は色んな意味で!!(笑)
 

 ちなみに水泳判定は危なげなく成功。敵が出る可能性もあったのですが、出現せず。
 クラウス、さっさと奥に向かいます。

◆B−3:MAP番号61『神殿』 現在時刻@10:10〜10:20 保有DP:2◆
 
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A□□□□□
B□□★□□
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D□□■□□
 
 □:未探査パラグラフ
 ■:探索済みパラグラフ
 ★:クラウス現在位置

 

クラウス:で、次は神殿か。まぁ、舞台セットの神殿なんだろうが……。何を祀った神殿なのやら。天空神エイワスと大地神ばくだんいわか?(一同笑)

GM:それ、分かる人いるのかなぁ……(笑)。
 

 両名、やる夫スレの安価系スレの作者様。TRPGプレイヤーらしい。
 ばくだんいわ氏の最新作のやる夫悪徳貴族スレは竜鳴艦に大いに影響を与え、内政系キャンペーンとハウスルールが造られたくらい。機会があればプレイレポを誰か出せよ(命令)。
 ちなみに悪徳貴族スレにおいて、ロイドPLは時々は家臣団(スレ住人)の一員として色々頑張っているそうです。ついさっき(6/14)のスレで大根P(零時)と竜鳴艦の話題が出て噴きかけたとかなんとか。
 あ、ちなみに両作者さんのスレ共に18禁要素もあるので注意。
 
 ともあれ、何事も無く神殿を抜け、次のパラグラフに行くクラウス。
 そこは―――
 
◆B−2:MAP番号52『庭園』 現在時刻@10:20〜10:30 保有DP:4◆
 
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A□□□□□
B□★■□□
C□□■□□
D□□■□□
 
 □:未探査パラグラフ
 ■:探索済みパラグラフ
 ★:クラウス現在位置

 ―――舞台セットに使われる木が固まった庭園地帯。
 それだけならまだ納得いくのですが―――

 

GM:……あれ、どういう事コレ。えーと、妖精が遊ぶ花畑があって、そこにNPC遭遇が……。(ダイスを振る)えーと、メリンダ・テトリィル?

クラウス:だぁから、本気でどうなってんだこの地形はぁぁぁぁ!(笑) なんで妖精居るんだよ! あれ、っていうかテトリィルって……。

GM:あ、はい。NPC番号88、メリンダ・テトリィル。ナイトメアとして生まれた為、生家であるテトリィル家を追われた女性です。元豪商の娘、現犯罪者。小麦粉を麻薬と偽って販売したりして、二つの盗賊ギルドからは目の敵にされている感じで。着崩したローブ姿の黒髪の女性が、妖精と戯れながら座っている感じで。メリンダはクラウスを見たら『げっ』とでも言いたげな表情を浮かべます。

クラウス:うわぁー、テトリィル家の管理する大劇場の地下で、テトリィル家から追い出された女性を発見とか、なんというか激しく厄ネタの予感しかしねぇ!!(爆笑)

GM/メリンダ:「くっ、まさか追手……!?」 と、メリンダは即座に動こうとしますな。

クラウス:まぁ、待て。落ち着け。あんたがこの地下要塞を作った嫉妬マスクか?(一同笑)

GM/メリンダ:「嫉妬マスク……? 何ですかそれは。私は―――私は、えぇ。この大劇場を管理するテトリィル家に少々縁がある者でして。そのツテを用いて、少々休憩場所として使わせて頂いているだけですよ」 と、メリンダは口元を隠しながら妖艶に笑みます。ぶっちゃけ、実家へのあてつけ兼ねて潜伏場所にしてただけ。あ、周囲の妖精は彼女がフェアリーティマー技能でも持っているから集まってきているとしましょう。

クラウス:あぁ、そう……。まぁそれはぶっちゃけどうでもいい。怪しい奴を見なかったか?

GM/メリンダ:「鏡の前に立ってごらんなさいませ」(一同笑)

クラウス:あぁ、この状況考えれば俺も十分に怪しいのか(笑)。……いやなに、この地下が明らかに要塞化されてるだろ? これは今日行われる劇を妨害しようとする奴のせいでな。……なにやら恋愛劇のクライマックスに、盛大なおならの音と悪臭が飛び出す爆弾らしい。(一同爆笑)

GM/メリンダ:「それ仕掛けた方は真性の馬鹿ですね。で、貴方は恐らくそれを解決に来た雇われさんと。―――では、私に関しては……どうなさる御積もりで?」 と、メリンダは試すようにクラウスに視線を向けます。

クラウス:ぶっちゃけアンタに構う余裕は無い。怒られないうちに出ていくなら、俺がどうこう言う事じゃねぇよ。

GM/メリンダ:「ええ、結構。素晴らしい事ですわ。では、テトリィルやソンダートに告げ口をされる前に去りましょう。―――それでは冒険者さん、さようなら」 と、メリンダは去るけど……あれ、純データ的にはダンジョン内で遭遇したNPCは基本同行する筈が、普通に別れる方向にしちゃった。

クラウス:まぁ、ここがテトリィル家の管理物で、俺がその地下に侵入を許された冒険者となると、テトリィルから放逐されたメリンダなら同行する気にもなるまいて。さっさと別れて、次に行こう。―――あ、待った。サラマンダーの宝石をゲットするミニゲームはする。(一同笑)

GM:あぁ、妖精の花畑だから、それが出来るのか(笑)。

クラウス:花畑との遭遇率が高いのはありがたい限りだな。
 

 で、さっくりサラマンダーの宝石をゲットしたクラウス、先に進みますがそこは―――
 
◆C−2:MAP番号21『何も無いT字路』 現在時刻@10:30〜10:40 保有DP:7◆
 
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A□□□□□
B□■■□□
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 □:未探査パラグラフ
 ■:探索済みパラグラフ
 ★:クラウス現在位置

 

GM:おっと、ここは……。何も無いT字路なんだけど、ここで固定イベントが発生します。

クラウス:固定イベント?

GM:うん。このダンジョンの最終イベントの条件が『魔動機系モンスターと3戦する事』なんだけど、ペイトンと恋人の席の真下にあたるパラグラフをランダムに決定しておいて、そこのパラグラフは必ず敵との遭遇が発生する仕様になってるの。で、ここがそれ。

クラウス:なるほど。じゃあ、おならボムがここにあるのか。(一同笑)

GM:改めて聞くと最悪な名前だなそれ(笑)。まぁ、そうね。そんなわけで、(ダイスを振る)バリンガーが髑髏マークのついた箱を運搬しています。

クラウス:あァ、その箱がおならボムね……(笑)。じゃ、まずは1戦片付けますか。
 

◇VSバリンガー◇
 
 流石にどうしろと。
 魔法ダメージの電撃と、クリティカルしない機械の身体で多少粘るものの、4Lv1匹ではクラウスの相手にはなりません。
 3ラウンドであっさりと削り殺されました。

 

クラウス:うし、勝利。アースヒールで手早く回復したら、次行くか。このパラグラフに来たら必ず敵と遭遇できるんだよな?

GM:うん、そうなるね。

クラウス:なら、他のパラグラフとここを往復してさっさと終わらせてしまおう。アリッサをいつまでも待たせているわけにはいかんしな。

GM:あらあら、クラウス側も結構アリッサの事を気にかけてるね。

クラウス:まぁ、そりゃ、な。
 

◆C−1:MAP番号13『蜘蛛の巣の通路』 現在時刻@10:40〜10:50 保有DP:8◆
 
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A□□□□□
B□■■□□
C★■■□□
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 □:未探査パラグラフ
 ■:探索済みパラグラフ
 ★:クラウス現在位置

 

GM:おっと、モンスター出現。強制的に魔動機系モンスターにさせて貰って、出現はリガークアです。

クラウス:やれやれ、魔動機文明系モンスターはどうにも機械の身体がな……。
 

◇VSリガークア◇

 蜘蛛の巣の張った通路(行き止まり)に移動したクラウス、そこにいたリガークアと戦闘に入ります。
 水中に適性の高い魔動機文明系モンスターであり、流線形のボディと両手に装備した武器を持つ人型の魔動機系モンスターですが―――命中・回避は同レベル帯のモンスターに比べてやや低め。攻撃力も高くはありません。
 
 バークメイルを使いつつのスパークで先手を取って大打撃を与えたクラウス、地道かつ安全にダメージを与え続け、4ラウンド目にあっさり勝利。

 

クラウス:物理オンリーだから怖くはなかったな。どっちかっつーと、俺には魔法ダメージ飛ばしてきたバリンガーの方がキツかった。

GM:ですよねー。……まぁここでも一戦したから、自動的にC−2に戻った瞬間にボス戦突入です。準備はOK?

クラウス:問題無し。それじゃ、行くぞ。
 

◆C−2:MAP番号21『何も無いT字路』 現在時刻@10:50〜11:00 保有DP:9◆
 
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A□□□□□
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 □:未探査パラグラフ
 ■:探索済みパラグラフ
 ★:クラウス現在位置

 

GM:では、ボス戦です。先程も通ったT字路に戻ると、そこには背の低い女性らしき人物が、大型の魔動機械……識別成功? じゃあ、ドゥームを引き連れて立っています。

クラウス:……また、大物を持ち出して来たなぁ、おい。

GM/女性:ちなみに女性は嫉妬マスクよろしく覆面をかぶっており、顔は見えません。(一同爆笑) 更にはクラウスを見かけた瞬間、 「……貴方からは、イケメンリア充の臭いがする……」 などと低い声でのたまいます(笑)。

クラウス:うっわぁー、なにこの関わり合いになりたくない人!!(笑)

GM/女性:「ちなみに臭いと声だけで判別している! この覆面前が見えねぇ!!」(一同大爆笑)

クラウス:お前は何がしたいんだッ!!(爆笑)

GM/女性:「つーか息し辛ッ! 息苦しいんだけどこれ!?」(一同爆笑)

クラウス:もう良いから徹夜明けのテンションを止めて寝ろよ!!(爆笑)

GM/女性:「そう言って寝ている私にエッチな事する気でしょう! エロ同人みたいに! ――――エロ同人みたいにッ!!」(一同大爆笑)

クラウス:もうやだこの人!!(爆笑) どっかの料理魔王に匹敵するキャラの濃さだよこれ!?(笑)

GM:ちなみに名も無きモブです。

クラウス:こんな名も無きモブが居るかァァァァ!(爆笑)
  

◇VSドゥーム+覆面女◇
 
 ―――さて、ボス戦です。今までに無いアホなボス戦です。
 というか、こんなの今までにあったらかなり嫌です。……あ、リオスならともかく、竜鳴艦の長い歴史を引っ張り出せば結構あるかも……。

 ともあれ、敵はマギテック技能を持つ『魔道に魅入られた魔法使い』相当のデータを持つ嫉妬マスク女と、剣のかけらで強化されたドゥーム。
 ドゥームのガン(防御力無視)の火力は洒落にならないので、クラウスは速攻を選択します。

 

クラウス:(ダイスを振る)……よし、スパークで抵抗を抜いて、砲塔と胴体に弱点込み13点ずつダメージだ。まずこれで、剣のかけら分は潰したな。嫉妬マスクにもそこそこダメージ、と。

GM:だね。で、ドゥームの攻撃は―――機銃だけ命中? じゃあ、魔法ダメージの12点。

クラウス:変転残してるから威力の高い主砲だけはまず食らわないように出来るが、命中の高い機銃はそれだけで厄介だな……。

GM/女性:で、女性は今回の行動で覆面脱いで地面に叩き付けます。 「暑苦しいわ前が見えないわ息がし辛いわで、邪魔じゃあああああああああ!!」(一同爆笑)

クラウス:だから何がしたいんだよお前は!!(爆笑)
 

 続く第二ラウンドに、クラウスは敵が遠距離型+複数部位+雷弱点なのを狙って、更にスパークを叩き込みます。
 決して知力が低いわけではないクラウスですが、流石にそうそうドゥームの精神抵抗(15)を抜けるわけもなく。しかし弱点属性なのもあり、機銃と胴体双方にそこそこダメージ。
 ちなみに嫉妬マスクは抵抗に失敗し、更にボロボロになっています。元々がHP低いのもあり、既に結構限界。

 

GM:っていうかこの人、単なる『魔道に魅入られた魔法使い』でしかないから、銃持ってないんだよね。で、マギテック4Lvだから攻撃魔法無いし、どーすんべ。(一同笑)

クラウス:だからお前は、何しに来てるんだ……(笑)。

GM/女性:「うっせー馬鹿! 私は作るの専門で、切ったはったは専門外なんで、もうビリビリは勘弁して貰えませんかね!? やっば、髪の毛電撃でパーマかかって来た!」 あ、ちなみに覆面取った姿は、どこか野暮ったい赤毛の女性です。おっぱいも大きいし、ちゃんと身だしなみを整えれば美人かも。

クラウス:残念過ぎるわ、他の所が色々と!(笑)

GM/女性:「ちょいとちょいと! ねね、私ってば人生で初めてパーマとか体験してるんだけどどう!? ちょっとセレブな感じで良い感じに見えるかな!?」(一同爆笑)

クラウス:良いから電撃食らいたくないならそのエンゲージから離れろ馬鹿野郎!?(爆笑)

GM:まぁ、簡単な妨害/補助魔法くらいしか出来る事無いし、女性は素直に通常移動でスパークに巻き込まれない位置に離れて、『やっべー、これ可愛いかもしんねーわー。私マジ美人になっちゃうわー』とか言いながら、舞台セットの鏡で自分の髪を見て御満悦。

クラウス:……お前さん、電撃でHPが半分以下になってるんじゃなかったのか?(笑)
 

 ―――で。
 流石に回避が高いクラウスは、ドゥームの攻撃にもそう簡単には当たりません。
 主砲の攻撃は出目4以下、機銃も出目6以下でしか当たらない上に、変転を回避に残していた彼は、とにかくスパーク連打で遠距離戦を押し切る事に成功したのでした―――。

 

クラウス:よっしゃ、撃破。で、馬鹿は何してる?

GM/女性:あぁ、うん。シナリオの指定通り、魔動機械が撃破されたら降伏します。「世のカップルが憎かった。今は別に反省していないけど眠い」(一同爆笑)

クラウス:アホかッ!!?(爆笑) まぁいい、とりあえず降伏したなら連れて行こう……(笑)。
 

◆最終イベント◆
 
 ―――で、劇場地下を出たクラウスを待っていたのは、天井裏の捜索を終えて地下に向かおうとしていたペイトンを初めとした、先程会話したNPC勢でした。
 最悪の場合の避難指示の準備を始めていたシーゲル議員、話を聞いて口元を抑えて大爆笑。

 

GM/シーゲル議員:「そ、それは……くくっ……なんとも過激よなぁ。これはこれは、恋愛劇を見に来た筈が極上の喜劇を見せて貰った気分ぞ……くははっ」(一同笑)

クラウス:楽しそうだなぁ、この人(笑)。

GM/シーゲル夫人:基本的にメガテン的に言えば属性カオスの人だからね。自分やその庇護下の人物に迷惑かからなければ、破天荒な面白い人材は大好きです。おっぱいソムリエに好意的なのもその辺からかも。で、シーゲル夫人はその夫の横腹を小突いて黙らせた上で、女性に歩み寄るね。 「―――阿呆が。そのような手段で大げさに騒ぎ立てるだけで、世のカップルが死滅すると思っているのか。……やるなら一撃で息の根を止めるような覚悟で徹底的にやれ。それが戦の基本だ」(一同爆笑)

クラウス:あーんーたーはー!(爆笑) 止めて、これでこの嫉妬マスクがそれに感銘受けたらどうすんの!(笑)

GM/女性:「心配するなリア充。私はカップルの幸せは嫌いだけど、殊更人を傷つける気は無い! ―――カップルは嫌いだが!!」(一同笑)

クラウス:だぁぁ、もう、ブレねぇなぁ!!(爆笑)

GM/ペイトン:で、ペイトンは女性をまじまじと見た上で、 「……性格面が本当に勿体無いな。磨けば光る逸材だぜ。乳もでかいし」 などと言って、横で聞いていた恋人に烈火の如く怒られ始めます(笑)。バルガンはその状況で、シーゲル議員に頼まれて地下劇場の要塞の撤去活動を開始したり。

クラウス:あァもう、そっちは勝手にやってくれ(笑)。……で、アリッサの反応は?

GM/アリッサ:ふむ、そうだね。周囲が騒がしくなって来たのを見て、溜息を吐いてクラウスの手を取ります。 「怪我」

クラウス:……ん?

GM/アリッサ:「怪我、してますよ。治療しないと」

クラウス:あー、MP切れてるし、わざわざ魔晶石使うのもアレだし、そこまで大きな負傷じゃないから―――。

GM/アリッサ:「怪我したまま劇を見るくらいなら、私は劇を諦めてクラウスさんの怪我の治療を優先します。良いからこっちに来なさい、治療しますから!!」 と、ナイトドレスに包まれた細い腰に手を当てて、アリッサさんはお怒りです。 「全く、貴方はいつもいつも……」

クラウス:……あー、悪い。

GM:―――で、そんな感じで怒れるアリッサが慣れない治療をしてくれた後、どうにか予定通りに劇が上演されます。

クラウス:ほうほう。

GM:間違い無く一番感情移入して楽しんでいたのはシーゲル夫人であり、クラウス達の席の少し前に彼女が座っているので、クライマックス付近で感極まって泣いているのまで見えてしまいました。(一同笑) で、トンミはどうやら、アルミさんとこの後食事に行く約束を取り付ける事に成功したようで、劇を楽しんだ後に二人で食事に歩いて行くね。ケリンはマリッタを家だか宿だかまで送って行く模様。

クラウス:おう、そこの二組は頑張れ(笑)。

GM:で、シルフィーは何やら着想を得た模様で、手帳に次の小説のネタらしき事を書きながら、足早に宿に向かいます。どうやら一刻も早く得た発想を文章にしたい模様。バルガンが妹の非礼を詫びつつ、劇のチケットと礼服のお礼を言いに来るね。

クラウス:出世払いで良いさ。お前さんが神になった後にな。

GM/アリッサ:で、アリッサは―――そうだね、劇場から出たアリッサは大きく伸びをして、息を吐きます。 「……うん、色々ありましたが面白かったです。素敵な物語でしたね」

クラウス:楽しんでくれたなら何よりだよ。……悪いな、結局食事に行けなくて。

GM/アリッサ:「んー……そう、ですね。いっつもいっつも、私達ってば何かしらのトラブルに巻き込まれてますからねぇ」 と、アリッサがおかしそうに笑うね。

クラウス:……いっそこのまま攫って行きでもしないと、そういうチャンスは無さそうか?

GM/アリッサ:「攫ってくれるんですか?」 と、アリッサは僅かに頬を朱に染めながらも、悪戯げにクラウスを横目で見るよ。

クラウス:攫うというか、なんというか。……まぁ、今回はさっき見た劇にでも倣うか。 と、言ってアリッサの手を取って、片膝ついて手の甲にキスをしよう。 ―――レディ。エスコートさせて頂いても宜しいですか?

GM/アリッサ:「……っ」 では、アリッサは一瞬呆けてから、顔を紅くしながらも強気に笑みを浮かべます。 「私の口に合うレストラン、選んで下さいね」

クラウス:今から店を探す事になるけどな。努力はするよ。……トンミの奴に店のリサーチ聞いておけば良かったな。

GM/アリッサ:「あぁ、もう。締まらない人ですね、クラウスさんは。……それじゃ、今日は取材の最中で聞いた美味しい店に行きましょう。無論、払いはクラウスさんで!」 と、アリッサはクラウスに取られている手を自然にクラウスの腕に絡め、引っ張るようにして歩きだします。

クラウス:……お前がエスコートするのかよ。 とか言いつつ、逆らわずにそれに付いて行くか。

GM:―――と、言った所で今回のセッションは終了です。お疲れ様でしたー。

クラウス:あいよー。……っていうか最後マジでラブコメだな! 顔真っ赤だったわ俺も!!(一同笑)

GM:あっはっはっはっは!!(爆笑) うん見てて楽しかった!(爆笑)

クラウス:テメェ覚えてろ!!(でも爆笑)
 

※NPC好感度変動(含・今回のセッションで受領していなかったNPCミッション分)
 アリッサ・マイウォールド:36→41
 レアン・シーゲル:26→30
 ペイトン・ソンダート:21→25
 メリンダ・テトリィル:1
 バルガン・コクスクロス:16→20
 マリッタ・ロヴィーサ:2→4
 オーヴィル・ナプラ:2→7

 獲得経験点:3480点(※能力値成長2回)
 獲得名誉点:41点

未受領NPCミッション報酬分:ウサギのピアス ガマの油(40G) ウェポングリップ 悪魔の血(200G)

シナリオ制作:拝様 ありがとうございました!

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