◆開始前に◆
GM:街シナリオのストックが残り1個になりましてぇー。それでは今回もダンジョンの開始でございます。
クラウス:アリッサとの話も1シナリオ使うとしても、あと2シナリオか。
GM:だねぇ。マジどーしよ。募集とかしたら誰か作ってくれると思う?
クラウス:もうシルフィのPLにでも頼めよ。斜め上のシナリオを作ってくれる筈だから。(一同笑)
GM:うわぁー、嫌な予感しかしねぇ(笑)。とにかくまぁ、今回はダンジョンで。成長は?
クラウス:あー、あと10点足りなくてセージすら上げられなかったから、今回は技能は見送り。能力値は敏捷が上がった。これで指輪や腕輪で補正しなくても18である。
GM:あいよ。買い物は?
クラウス:前回は消耗も無かったし、特になし。
GM:あっさり成長だね。それじゃあ始めるよー。
名前:クラウス・ビーダーシュタット
種族:人間 性別:男 年齢:23 生まれ:冒険者
身長:185cm 体重:66kg 髪の色:銀
経歴:家族に冒険者がいる 有名人の友人がいる 育ての親に拾われた
能力値ダイス:技8 体9 心10 A8 B7 C9 D8 E6 F8
最終能力値:器用度17+2 敏捷度18+2 筋力22+2 生命力18 知力17+1 精神力22
保有経験点:1490
合計名誉点:171
保有名誉点:1
HP:33+2 MP:34+2
冒険者技能:ファイター5 コンジャラー4 スカウト5 セージ4 アルケミスト1
一般技能:マーチャント5 ハンター5
戦闘特技:防具習熟/非金属鎧 武器習熟/ソード マルチアクション トレジャーハント
習得賦術:バーク・メイル
武器:専用発動体フランベルジュ+1
防具:ボーンベスト カイトシールド
アクセサリ:筋力増強の腕輪 知力増強の指輪 敏捷度増強の腕輪 渦巻き鉱のお守り 専用多機能ブラックベルト+アルケミーキット 専用赤の眼鏡
所持カード:緑Bランク5枚 緑Aランク3枚 緑Sランク1枚
所持品:冒険者セット スカウト用ツール 付けヒゲ 水袋×2 保存食5日分 マジックコスメ メイド服×2 魔晶石5点×5 魔晶石2点×1 敏捷度増強の指輪×2 剣の欠片×18 アウェイクンポーション×4
所持金:6157
◆アイテム捜索依頼◆
GM:ダイスで決めた結果、今回はミルナ・ハラントという名前の喫茶店のマスターが依頼人だね。NPC番号68。ヴェーラ島でカフェを営んでいる、23歳の人間の女性です。
クラウス:全く接点が無い相手だから、冒険者の店に来た依頼をたまたま俺が請けたってわけか。
GM/ミルナ:そうなるね。で、ミルナは肩程度の長さの黒髪をハンカチで纏めた、目つきの悪い女性です。冒険者を探しに来て、クラウスを紹介された様子で、テーブルまでやって来て着席から一言。 「花」
クラウス:……はい?(笑)
GM/ミルナ:「欲しいのよ、花。分かる? フラワー」
クラウス:いや、まぁ、分かるけど……何この端的な女性(笑)。
GM/ミルナ:「新作の紅茶に使えそうな花が見つかってね。その花、何本か取って来て欲しいの。種でも良い。可能なら栽培して、新メニューかな」
クラウス:はぁ、成程。それで冒険者に依頼……と。
GM/ミルナ:「ぶっちゃけ営業停止出されててね。新作の研究くらいしかする事無いのよ」 と、言ってから舌打ちをするよ。 「……クソ政府が。ハシバミ草の普及の為にその辺歩いてる通行人を拉致して創作料理を食わせまくった程度で……」(一同爆笑)
クラウス:なにやってんのお前!?(笑) しかもハシバミ草!?(笑)
・ハシバミ草。某小説(ゼロの使い魔)にて、青い子が好きな野菜。……野菜?
・苦味が強く、癖がある為に非常に評判が悪い。でも栄養はあるらしい。
・なんとなく普及して無さそうな食材を考えたら、思わずこれが出て来た。後悔はしていない。
GM/ミルナ:「栄養のある食材をたかが苦い程度の理由で敬遠する衆愚に対して、本当に美味いハシバミ草料理を食わせてやったのよ。感謝されこそすれ、営業停止を受ける謂われなんざ無いっつーの」 と、ミルナ嬢は足をテーブルの上に乗せてバシーンバシーンさせつつ御立腹。あ、クラウスは少し前にアリッサの壁新聞で、『怪奇! 通行人を襲撃して美味い料理を食わせる謎の女性!』という記事が載っていたのを覚えていていいよ。金は取らずに、『ハシバミを食え!』という言葉を残して去っていく変な人物が出没してた。(一同爆笑)
クラウス:……腕はいいんだな、料理は美味いって事は(笑)。
GM:クッキー、紅茶、料理、全てが超一流と大評判の喫茶店ですが、店主の性格が絶滅しているのが問題です。(一同爆笑)
クラウス:……絶滅て(笑)。
GM:クッキーを頼んだら焼き魚が出て来ました。理由は『私が魚焼きたかったから』。(一同爆笑)
クラウス:客商売舐めてんのか!!(爆笑) お前はどこの白長だよ!!(爆笑)
GM/ミルナ:「うるせぇ! 美味いだろうが!!」(一同爆笑)
クラウス:うわぁマジだこの人!!?(爆笑)
GM:そんなわけで、彼女が求める花、或いは花の種を探しに行く冒険でございます。
クラウス:……また濃いNPCが出て来やがったぜ……(笑)。
GM:ちなみにゴールは『縦穴の螺旋階段』パラグラフだね。何故そんな場所にあるのかは知るか。ランダム故致し方無しである。(一同笑)
クラウス:……了解(笑)。まぁとりあえず、ダンジョン行くか。
◆C−3:MAP番号32『絵のある部屋』 経過時間@00:00〜00:30 保有DP:0◆
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A□□□□□
B□□□□□
C□□★□□
D□□■□□
□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
人格破綻者の腕利き料理人であるミルナから、食材となる花の調達を頼まれたクラウス。
入ったダンジョンで真っ先に遭遇したのは、三方を絵に囲まれた部屋でした。
クラウス:……ってこれ、謎を解かないと行き止まりなんじゃねーか!!(爆笑)
GM:だね。諦めて引き返して下さい(笑)。
……つまりは、現状では単なる行き止まりであった。
◆D−3:MAP番号固定1『最初の部屋』 経過時間@00:30〜01:00 保有DP:1◆
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A□□□□□
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D□□★□□
□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
進んだ先がいきなり実質的な行き止まりだったので最初の部屋に戻ってきたクラウス。
偶然の遭遇が発生し、モンスターとカチ合います。
そこに居たのは、ストーンサーバントでした。
クラウス:ええい、また無駄に硬い相手が……。
GM:私も嫌だよ無駄に硬い敵が出るの。まぁとにかく、頑張れ。
◇VSストーンサーバント◇
やたらとタフな敵であるストーンサーバントですが、以前にも戦ったように、長期戦になる事以外は然程恐ろしい相手でもありません。
防御を固めたクラウス、チクチクと削り殺して5ラウンドで勝利。
クラウス、さっさと次の場所へ移動します。
◆D−4:MAP番号52『庭園』 経過時間@01:00〜01:30 保有DP:1◆
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A□□□□□
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D□□■★□
□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
GM:おっと、このパラグラフは庭園か。
クラウス:この遺跡自体が元庭園がある遺跡だったりしたから、花の種か花そのものもあるのかもな。さて、それじゃうろつくとするか。ここ確か、何に行き当たるのかみたいな判定あったから、まずはそれだな。
GM:だね。1D6振って貰える?
クラウス:(ダイスを振る)……4だな。
GM:お? 妖精の花畑―――
クラウス:ヒャッハァ! サラマンダーの宝石だァ!!(一同爆笑)
GM:超嬉しそうだ!!(爆笑)
クラウス:このレベル帯ならボス戦を確実に勝てるようになるジョーカーなんだよぉ!!(爆笑)
クラウス、嬉々として妖精の元に駆け出し、ゲームを申し込みます。
結果としてサラマンダーの宝石(2個目)ゲット。
そして―――
GM:あと、NPCも出た。妖精と一緒に戯れているのは、NPC番号99番、“記録魔”ペリー・ピエンだね。冒険に出ては何でもかんでも記録をつけまくっているタビットです。
クラウス:ほほう。
GM/ペリー:「おや? 失礼……冒険者の方ですか。私はペリー・ピエン。遺跡の調査に来た……まぁ冒険者ですが、“記録魔”とも呼ばれています」 と、眼鏡のタビットが眼鏡をくいくいしながら声をかけてくるよ。
クラウス:おう。クラウス・ビーダーシュタット。冒険者兼狩人だ。ご丁寧にどうも。そっちは……遺跡の調査か。
GM:うん。ペリーはNPCギミック持ちで、これまで廻った既知区画を一巡りすると、ギミック達成となるんだよね。要はアレだ。ダンジョンの中を調べたい子だから。
クラウス:なるほどな。じゃあ、ここは通り抜けずに一度戻るか。既知区画をまずは見せてしまおう。
◆C−3:MAP番号32『絵のある部屋』 経過時間@01:30〜02:00 保有DP:4◆
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A□□□□□
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□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
既知区画巡り、ゲーム内時間30分で終了。
ペリーのNPCギミック達成です。……はやっ!
ちなみに偶然の遭遇で罠に遭遇しますが、あっさり回避します。
……所で、さっきまでなかった罠と偶然の遭遇で遭遇するってなんなの?
いや、ルールにあるから別に良いんですけど。
◆D−4:MAP番号52『庭園』 経過時間@02:00〜02:30 保有DP:5◆
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A□□□□□
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□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
さて、入る度に何かあるか判定するのが庭園。
戻ってきたクラウスとペリー、今度はNPCとそれを追うモンスターと遭遇します。
GM:(ダイスを振る)えーと、珍しい人がうろついているなぁ。
クラウス:珍しい人? まぁ、6ゾロ出たのが見えたから相当珍しい人なんだろうけど。
GM:でも逃げる人ってイメージもないんだよねぇ。理由は……そうだね、いつも豪快に笑いながら振り回しているサーベルを腰に差したままで、大きな荷物を抱えて走っているジョーイ・リックベインさんを発見します。
クラウス:って、ジョーイのおやっさん!?(笑)
GM/ジョーイ:「ぬぅ!? おう、クラウス! クラウス・ビーダーシュタットか! いやぁ、奇遇だなぁ、なぁオイ! ちょっと手伝ってくれないか、両手がふさがっていてなぁ!」 と、クラウスに気付いたジョーイはそっちに走って来るよ。そして彼を追うように、密林化した庭園の奥から出て来たのは、以前も遭遇したブラッディーペタルだよ。
クラウス:出たな経験値の素ぉぉぉぉ!!(一同爆笑)
GM:経験値の素扱いッ!?(笑)
◇VSブラッディーペタル◇
さて、以前も書いたように、ブラッディーペタルはHPの高い本体と攻撃用の花に分かれた複数部位モンスターであり、高い自己再生能力を持っています。
しかし前回6部位だったのが、今回は4部位で出て来てしまったので―――。
クラウス:防御を固めて火属性で殴る。……この花の数なら本体直接狙えるな。
GM:ギャー。
クラウス、まずはプロテ+バークメイル、続いてファイアウェポンで固めて殴りかかって来ます。
防御力が実質12となった相手に2D6+8の攻撃(しかも命中率は1/3以下。麻痺毒が通れば少しマシ)では火力不足。
今回は本体を直接狙った方が早いと判断したクラウスの攻撃により、チクチクやられてあっさりお亡くなりになったブラッディーペタルでした。
クラウス:勝利!
GM/ジョーイ:「ほう! 腕を上げたなクラウス・ビーダーシュタット! 前に会った時よりも随分とマシになったのではないか!? わっははははははは!!」 と、ジョーイのおやっさんは先程まで抱えていた木箱に座って観戦しており、クラウスが勝つと豪快に笑って賞賛してくれます。横ではペリーがメモ用紙に記録してたり。
クラウス:見てんなよ!(笑) おやっさんどうしてこんな相手に逃げてるんだよ。俺が勝てる相手だ。おやっさんなら楽勝だろうに。
GM/ジョーイ:まぁファイターLv7だしね。ジョーイは座った木箱を叩いて言います。 「これが入り用でな! ああ難しい物ではないぞ。この中身は魔動機文明期に作られたと思しき像でな! 知り合いの好事家から取って来るように頼まれた品だ! 軍艦の補修費用の一部を出資して貰う条件でな!」
クラウス:ンなもんの上に座るなよ!(笑) ……あー、まぁ、おやっさんがあんな相手に逃げてた理由は分かった。その像の確保が最優先だったわけだな。
GM/ジョーイ:「その通りだ! 全く、リオスの国軍は小さいがな! だからと言って現場からの陳情も中々通らんというのはどうかと思うぞ、なぁ!」 と、ジョーイは憤慨した様子だね。この人は軍人意識に欠ける国軍にイライラしてるって設定が元からある人だし。
クラウス:あー、ちなみに何で補修が必要になったんだ?
GM/ジョーイ:「そんなもの、突撃白兵に決まっているだろう! リオスの海の安全を妨げる海賊の船に突っ込んで、横っ腹に舳先をブチ当ててやったわ! 折れたが」(一同笑)
クラウス:おやっさん、もう少し手加減しろよ!(笑) 海賊ですら普通接近してロープとかで取り付いて乗り移るのが主流だろうに、海賊ですらやらんような正面体当たりなんぞで戦ってるんだよ!!(一同笑)
GM/ジョーイ:「うむ、我が艦は戦闘力はリオス海軍屈指だが、破損率も屈指でな!」 がっはっはっは、とジョーイは笑うね。
クラウス:……もういっそ造船工廠に頼んで、突撃仕様の頑丈な船にして貰えよ……突撃用の衝角(ラム)とか付けてさぁ。
GM/ジョーイ:「ほほう、それは良いな! 予算の申請をせねばなるまい!」(一同笑)
クラウス:……いや、まぁ……あぁ、もうなんか別に良いや。困るの、おやっさんの上司だし……。(一同笑)
GM:まぁそんなわけで、クラウスの腕が上がったのと自分が目的の品を手に入れたので上機嫌なジョーイが仲間に加わりました。
クラウス:ちなみに像ってどんな像?
GM:なんだろ? あ、石像イベントで時々出てくる、『太った女性の像』にしよう。
クラウス:芸術的な価値は高いのかね。まぁ良いや、金出すのは俺じゃないし。
◆D−3:MAP番号固定1『最初の部屋』 経過時間@02:30〜03:00 保有DP:6◆
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A□□□□□
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□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
一向に探索が進みませんが、クラウスは大荷物を抱えたジョーイを連れ回す事を嫌って最初の部屋に戻ってきます。
像の入った木箱を、遺跡の外に連れて来ていた荷馬車に乗せたジョーイ、ペリーを伴ってここで帰還。
クラウス:気を付けて帰れよー。
GM/ジョーイ:「ぬはははははは! いっそ山賊程度出て来てくれた方が面白いかも知れんな! 船の修理が完了するまでは陸勤務で、腕が鈍るわ!」(一同笑)
クラウス:元気だなぁこのオッサンは……(笑)。
GM:(ダイスを振る)……で、ジョーイとペリーを見送った所で偶然の遭遇発生だね。後ろ脚で立つ細身の竜のような生き物が2匹、通路の奥からのっそり出て来ます。
クラウス:(ダイスを振る)……ケラトスか。しかし遭遇多いな今日は。……ま、いいさ。経験値にしてくれるぜ。
◇VSケラトス×2◇
ケラトスは手数に優れる動物系5Lvモンスターであり、手数に優れる半面、かなり装甲の薄い軽量級です。
腕輪を割って先手を取ったクラウスは先のブラッディペタル戦と同様に、自身の装甲を固めてから戦闘開始。
そうなれば多少手数に優れていた所で、2D6+6点の攻撃で12点止めるクラウスに致命傷を与えるのは困難です。
結局、軽量級と言えどさして回避に優れているわけでもないケラトス2匹はあっさり討伐されたのでした。
ダメージで6ゾロを出したりして、累計15点のダメージを与えた辺りは殊勲賞と言えるでしょうが。
◆D−2:MAP番号固定2『酒蔵』 経過時間@03:00〜07:00 保有DP:6◆
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A□□□□□
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□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
さて、庭園に入る度に何かイベントに見舞われて戻る羽目になっていたクラウス、ここで逆方向に探索を開始。
しかし行く先で今回の目的パラグラフと同じMAP番号を出してしまった為、ここは固定パラグラフ『酒蔵』となります。
結果、その酒蔵では―――
GM/サキュバス:「ぐぇっぷ」 と、どっかで見た気がする瓢箪を持ったサキュバスが酒臭いげっぷをしています。その対面、酒瓶の山を挟んで潰れているのは、金属鎧で武装した少女だね。NPC番号93、アティエル・パームストン。ナイトメアであり、色々と複雑な事情から義父を探して冒険している、シリアスな少女だね。
クラウス:おい、そのシリアスがいきなり酒に負けてるぞ。(一同笑)
GM/サキュバス:「あぁん? おうおうおう、いつぞやの若いのじゃないか! 今日はあの時一緒だったエルフは居ないのかい? その代わり、……三つ子か? 全く同じ外見のが二人増えてるけど」(一同爆笑)
クラウス:だからそんなになるまで呑むなよ! もう少しセーブしろよ!(笑) 俺が三人に見えてるんだろそれ!!(爆笑)
GM/サキュバス:「まぁ良いさ。あの時はあんたに負けたからね! 三人がかりでも構わないからかかってきな、酒盛り対決だ!!」
クラウス:だからまず三人に見えている現状をどうにかしろよ!(爆笑)
GM/アティエル:ちなみに転がってるアティエルは、 「と、義父さんの手掛かりを見付けるまでは……負けな……おげっ」 と、少女的に出しちゃまずい擬音と共に動きを停止し、静かに寝ゲロを開始します。(一同爆笑)
クラウス:うぉぉぉぉぉい!!(爆笑) えーと、サキュバスのお姉さんちょっと待ってて下さいマジで! ちょっとこの子どうにかしないと色んな意味で不味いから!!(一同爆笑)
GM:ノリで演出してたら、リオス100人NPC中でもトップクラスにシリアスで謎めいた設定を背負っている美少女がゲロイン(ゲロ+ヒロインの造語)に。これはひどい。
クラウス:お前が原因だろうがぁぁぁぁあ!!(爆笑)
―――かくして。
とりあえず吐瀉物をどうにかして、落ち着くのを待ってからアティエルを冒険者セットに入っていた毛布にくるんでその辺に寝かせたクラウス。
GMが『じゃあ余計に30分くらい時間経過』などと適当裁量っぷりを発揮しつつ、以前と同様の酒盛りバトル開始です。
◇VSサキュバス ゲーム勝負◇
1回目
クラウス@出目7
サキュバス@出目6
クラウス:良し。酒の生命力抵抗は何度も抵抗できるような目標値じゃないからな……。可能な限りここで勝っておきたい。
GM:じゃあ、サキュバスはぐびぐびと美味しそうに酒を飲み干すね。
◇VSサキュバス ゲーム勝負◇
2回目
クラウス@出目8
サキュバス@出目4
GM:サキュバスはぐびぐびと美味しそうに酒を飲み干すね。
クラウス:……まぁ、理想の展開ではあるんだが。
◇VSサキュバス ゲーム勝負◇
3回目
クラウス@出目6
サキュバス@出目4
GM:サキュバスはぐびぐびと美味しそうに酒を飲み干して限界を迎えて負けを認めます。(一同爆笑)
クラウス:俺一滴も呑んでねぇよ!!(爆笑) お前何がしたかったんだよ!?(笑)
GM/サキュバス:「強い……! 未だかつてないほどに強い……! あんたが、あんたが私のライバルか……!! 五人いるけど」(一同爆笑)
クラウス:もう良いから休めよ! 休んで下さいよ!!(一同爆笑)
GM:まぁサキュバスは今回も勝利の印として、『千年の宴』をくれるよ。
クラウス:あ、これは嬉しい。
GM:で、更に今回は宝物決定表Bのアイテムもくれるのだ。
クラウス:対面に座って酒を飲むのを眺めているだけでこれとは、恐ろしいまでに美味しい仕事だなオイ。(一同笑)
GM:いや、私も何でこのサキュバス、こんなにダイスの振り合いに弱いのか分かんない(笑)。ダイス神のせいでこの子がかなり駄目な子になってきたぜよ……。
クラウス:まぁ良い、とりあえず貰えるアイテムは……(ダイスを振る)えーと、アンカーサーバント?
・アンカーサーバント。船の番人と錨を兼ねた魔法のアイテム。
・船と鎖で繋がっているストーンサーバントであり、補助動作で起動させれば船を守るために戦う守護者となる。
・サーバントは水中でも自在に動ける。泳げるらしいが、石製じゃないのかコレ。
・古代魔法文明脅威のメカニズムである。
クラウス:……あー、船関係か。俺が持っててもアレだし、ジョーイのおやっさんにでもあげれば喜ばれるかなぁ。ガキの頃から世話になってる人ではあるし。
GM:売れば結構な値段になるけど?
クラウス:人間関係優先で良いんじゃね? 2500ガメルに拘泥するほど、金に困ってるわけでもないし。
GM:じゃあ、後で好感度ボーナスにプラスをあげよう。……ところでこれ、碇だよね。
クラウス:……あぁ。そういや俺、これどうやって持って帰ればいいんだ。(一同笑)
GM:んー、じゃあサキュバスのお姉さんが奮発して、遺跡の外に荷車を作っておいてあげよう。碇を背負って調子っぱずれの歌を歌いながら、ねじり鉢巻きでカナヅチとノコギリ持って。(一同笑)
クラウス:それはありがたいけど、こいつもうサキュバスじゃねぇよ。もっとガテン系の何かだよ。(一同笑)
GM:まぁそんなわけで、碇に関しては気にしないで。クラウスが遺跡攻略を終えて外に出ると、荷車の上にアンカーサーバント乗せて置いておいてくれてるから。
クラウス:……まぁ、ありがたい限りではあるな。で、そこで眠ってるアティエルはどうするか。
GM:酔い潰れたキャラは放っておくと3時間は起きないらしいね。前回だったか、キュア・ポイズン使ってたけどアレ処理ミスだし。
クラウス:3時間足止めかぁ。まぁ急ぎの依頼じゃねェし、アティエルの面倒までサキュバスのお姉さんに頼むのは流石にな。已む無し、3時間休息する。
GM:あいよー。
そして3時間の休息を取るクラウス。
……休んでたら、偶然の遭遇で罠が発生。
寝ていたクラウス、何故かいきなり落とし穴に落ちます。
クラウス:いやいやいやおかしいだろ!(爆笑) なんで寝てたら足元に落とし穴が出来て落ちるんだよ! 不思議のダンジョンでもここまでの不条理はそうそう無いわ!!(一同爆笑)
GM:……これはひどい(笑)。まぁ、整合を付けるとすれば落とし穴じゃなくて、崩落か何かじゃない? クラウスが寝起きにその辺のがれきに手をかけたら、そこが崩れてクラウスも一緒に落ちたみたいな。あ、ダメージは24点の物理ね。
クラウス:非金属鎧だから、着たまま寝てたとして……盾は無いから防御力は8点。軽業で軽減して、無傷だった。
GM:ちっ、つまらん。
実質の被害は無いながら、かなり不条理なトラップでした。
そして3時間の休眠後、アティエルも起床。
GM/アティエル:では、アティエルは痛む頭を抑えるようにして起き上がるよ。 「うぅ……私は……?」
クラウス:おう、起きたか。覚えてるか? お前さん、サキュバスと酒飲み勝負をして負けて、ぶっ倒れてたんだぞ。
GM/アティエル:「サキュバス……そうだ! 義父さんの手掛かりは!?」
クラウス:え? ……あ、知らんぞ。どっか行った。
GM/アティエル:「そんな……義父さんの事を聞いたら、『知りたければ酒飲みで勝負だ!』とか言われて……」(一同笑)
クラウス:多分それ、向こう知らないと思う(笑)。あれは相当性質の悪い酒飲みだから、酔っ払いの言う事を本気にするな。
GM/アティエル:「……むぅ。ところで、君は何者だ? この状況をみると敵意が無いのは分かるが……どうやら放置されていた私を保護してくれたようだしな」
クラウス:クラウス・ビーダーシュタット。冒険者だよ、同業者のお嬢さん。さて、俺はこれから遺跡の奥を調べてくるが、お前さんはどうする?
GM:まぁ、遭遇NPCの常として、アティエルは同行を希望するね。本調子じゃないのもあるだろうし、保護された恩を返したいのかも。
クラウス:オーライ。それじゃ次に行くか。
◆C−2:MAP番号42『荒れ果てた寝室』 経過時間@07:00〜07:30 保有DP:9◆
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C□★■□□
D□■■■□
□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
探索すると色々なイベントがある部屋ですが、クラウスは基本的に探索しない人ですので何もなし。
スルーして次へ進みます。
◆B−2:MAP番号15『うるさい曲がり角』 経過時間@07:30〜08:00 保有DP:10◆
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D□■■■□
□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
続いてやって来たのは、騒音の響く曲がり角でした。
ダイスで騒音の原因を決定するのですが、あったのは様々な楽器を鳴らす魔法の石像です。
その音楽には様々な効果があるのですが――
GM:えーと、次のブロックの部屋決定表の十の位の数字が自動的に6になる。
クラウス:次ってもうDP11だからボスじゃね?
GM:……意味ねーじゃん。
クラウス:まぁそんな事もある。
GM:あ、それとこの部屋に色の付いたレバーがあります。
クラウス:どうしろと。いやまぁ、絵のある部屋の扉の解除用なんだろうけど。
GM:うん、まぁ、どうする?
クラウス:放置で。
GM:ですよねー。
※リプレイ編集中に確認したら、『三つのレバー』ギミックは以前あった氷結洞窟と同様に『クリアしないと最終イベントが発生しない』ギミックみたいですね。
気付かず普通にDPに従って最終イベントを発生させていた事、この場を借りてお詫び申し上げます。
◆B−3:MAP番号64『縦穴の螺旋階段』 経過時間@08:00〜08:30 保有DP:11◆
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C□■■□□
D□■■■□
□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
さて、最終イベント。縦穴の螺旋階段マップです。
ここは上下に螺旋階段が続く縦穴であり、本来であれば上と下でイベントがあるのですが、最終イベントで出て来た今回は下のみ。
GM:では螺旋階段を下っていった先に、魔法の光で咲いている花を何株も発見するよ。人格破綻コックに貰っていた情報通りの外見だね。
クラウス:おっしゃ、これを持ち帰れば―――って、わけにもいかんよなぁ。
GM:うん。ボスとして魔神が出現します。(ダイスを振る)……あら、大きな皮膜の翼を持つ真っ赤なデーモンだね。……魔物知識判定は成功? じゃあ、ザルバードだね。取り巻きにスポーンが出て来て、こっちはアティエルが相手してくれるよ。
クラウス:(即座に)サラマンダーの宝石を使う!(一同笑)
GM:はや!?(爆笑)
クラウス:ザルバードなんざ、真っ向勝負で戦えるか! 飛行能力も含めれば命中も回避も俺と互角な上に、神聖魔法使って回復・補助をこなすし、抵抗しづらいレベルのブレスは吐くし、攻撃の威力も素で高いし!!
GM:むむ、じゃあサラマンダーが出て来てクラウスを6ラウンドの間援護してくれます。
クラウス:短期決戦! 全力で火力支援頼む!
◇VSザルバード◇
クラウスの言葉通り、ザルバードは6Lv帯の中でも強めのモンスターです。
具体的な強さに関しては、クラウスが言ってくれた通り。各種抵抗も高めで隙がありません。
更には元から高めなHPも、欠片補正でがっちり強化という隙の無さ。
クラウスは即座にサラマンダーの宝石を使用し、短期決戦を選択します。
結果―――
クラウス:(ダイスを振る)……よし、サラマンダーのヒートメタルでクリティカルの24点の魔法ダメージ。俺の攻撃で24点の物理ダメージ。
GM:うわ、このラウンドだけでほぼ半分のHPが一気に持って行かれたんですけどー!?
クラウス:こっちも必死なんだよ早く当たって倒れて死ね!!
切り札であるサラマンダーの宝石まで使ったクラウスの攻勢には、流石にザルバードも抗いきれず。
4ラウンド目に討伐され、今回のボスも終了と相成ったのでした。
クラウス、手持ちのサラマンダーの宝石、残り1個。
クラウス:切り札を使わされたが、それだけの価値はあったか……。
GM:だね。で、ここを探索する事でアイテムを入手……なんだけど、探索判定して貰える? このマップが最後だった場合、その結果次第でボーナスが出るから。
クラウス:ん?(ダイスを振る)……お、良い出目。達成値18。
GM:ボーナス発生、と。宝物決定表Bを振るが良い。
結果、出たアイテムは『ティンダーしっぽ』。
使うあての無いアイテムですので、換金する事にしたクラウス。
どうにか目的の品を手に入れて、凱旋と相成りました―――。
◆エピローグ◆
GM:ではミルナはクラウスが持って来た花を見て、御満悦です。
クラウス:絶対にこれ、『綺麗だなぁ』とかの女性的なあれじゃないよね。
GM/ミルナ:うん。 「くくく……はははは……はぁーっはっはっは! これで新作料理の実験が出来るぜぇ! 味見は……あァその辺の通行人適当に捕まえて食わせりゃいいや! よくやってくれた冒険者! 今度私の店に来て何か食べて行っても良いぞ! お薦めは『シェフの気分次第超適当ランチ安心料金全て時価』だ!!」(一同爆笑)
クラウス:もうやだこのコック!(爆笑)
GM:まぁ、『食材どもよ私の手で美味しくなるが良い』とか叫びながら高笑いを上げ疾走して駆け抜けて行くミルナ。驚いた様子でその姿を見た人々は、『またあいつか』と言わんばかりに溜息を吐いてすぐに興味を失います。(一同爆笑)
クラウス:いつもの事かよこいつ!!(爆笑)
GM:ちなみにコック技能は11くらいかな。世界有数とまでは言わないけど、国家有数の腕の料理人です。(一同笑)
クラウス:何でそんなコックが営業停止に―――あぁ、人格がアレだからか。(一同笑)
GM:だね。んでアンカーサーバントはジョーイの所に持ち込むんだっけ?
クラウス:ああ。まぁ、日頃の礼を兼ねてだな。
GM/ジョーイ:では海軍の兵舎……かな? そこにいたジョーイはクラウスの心遣いにいたく感動した様子だね。 「おぉ、これは貴重なマジックアイテムだろうに! すまんな、クラウス・ビーダーシュタット! 艦の修復が完了した暁には、是非ともこれを取りつけさせて貰う! いやぁ、小僧だとばかり思っていたが、いつの間にかお前も一端だな! 私としても鼻が高いぞ、なぁおい!」 と、ばしばしと背中を叩いてくれたり。
クラウス:そこまで喜んで貰えれば……うん、悪い気はしないな。けど背中痛いっす、おやっさん(笑)。
GM:まぁ、見事に彼の好みドストライクな品だろうしね。ボーナスとして、以前アリッサにプレゼントしたイヤリングと同じように、1D6追加で好感度振って良いよ。
クラウス:おー。
GM/ジョーイ:で、ジョーイは今は陸勤務で非番だからと同じ艦の仲間達を呼んで、アンカーサーバントを提供してくれたクラウスを紹介してみたり。 「私の友人の息子でなぁ! 子供のころは剣の稽古を付けてやったりもしたもんだが、あの子供が大きくなったものだ! なぁ、そうだろうクラウス・ビーダーシュタット! 今日はいい日だ! 飲みに行くぞ!!」
クラウス:……あ、やべ。なんか恥ずかしいけどちょっとマジで嬉しい(笑)。良い人だなぁ、このおやっさん……ちょっと直情径行だけど(笑)。
GM:で、酒は飲みに行く?
クラウス:行くさ。ちょっと恥ずかしいがな(笑)。
GM:ん。と、いうところで今回は終了だね。綺麗に終わった。
クラウス:だな。よし、お疲れ様でした!
GM:お疲れ様でしたー!
※NPC好感度変動まとめ
ジョーイ・リックベイン:19→27
ミルナ・ハラント:0→5
アティエル・パームストン:0→2
ペリー・ピエン:0→3
獲得経験点:1460点
獲得名誉点:−(かけらはとりあえず名誉点に変えず持っている事にした)
NPCギミック報酬:砂トカゲの皮(140G)