◆開始前に◆
GM:おっしゃー、次もダンジョンでござる。前回はシーゲル議員が美味しい所を持ってったね。
クラウス:まぁ印象は強かったわな。さて、ンじゃ成長か。
GM:そろそろLv5に上がる?
クラウス:いや……ここは敢えてアルケミストを1取得する。ファイターやコンジャラーを上げるには足りないし、スカウトやセージで5に上がっても苦戦が目に見えてるしな。500点の消費なら、次で確実にAテーブル技能を5に上がれる。
GM:お、取るのかー。賦術はどーするの?
クラウス:ああ、バーク・メイルにした。これで防御面は万全。
GM:GMとしちゃ攻撃面を伸ばしてほしかったんだけどね。グダグダを避ける為に。
クラウス:その辺は次回以降って事で勘弁してくれ。5Lvになったら考えるさ。
GM:あいさ。で、能力の成長と買い物は?
クラウス:おっと。精神力が1上がって21になった。あと3で精神力Bが上がるが、まぁ先は長いわな。他にはアルケミーキットを装備する為、ブラックベルトを多機能化した。その為に剣のかけらを4つだけ名誉点に変えたな。まぁ、以上だ。
GM:おっけ。それじゃそろそろ始めようかー。
名前:クラウス・ビーダーシュタット
種族:人間 性別:男 年齢:23 生まれ:冒険者
身長:185cm 体重:66kg 髪の色:銀
経歴:家族に冒険者がいる 有名人の友人がいる 育ての親に拾われた
能力値ダイス:技8 体9 心10 A8 B7 C9 D8 E6 F8
最終能力値:器用度16+2 敏捷度17+2 筋力22+2 生命力18 知力17+1 精神力21
保有経験点:1000
合計名誉点:171
保有名誉点:1
HP:30+2 MP:33+2
冒険者技能:ファイター4 コンジャラー4 スカウト4 セージ4 アルケミスト1
一般技能:マーチャント5 ハンター5
戦闘特技:防具習熟/非金属鎧 武器習熟/ソード
習得賦術:バーク・メイル
武器:専用発動体フランベルジュ+1
防具:ボーンベスト カイトシールド
アクセサリ:筋力増強の腕輪 知力増強の指輪 敏捷度増強の腕輪 渦巻き鉱のお守り 専用多機能ブラックベルト+アルケミーキット 専用赤の眼鏡
所持カード:緑Bランク5枚 緑Aランク5枚
所持品:冒険者セット スカウト用ツール 付けヒゲ 水袋×2 保存食5日分 マジックコスメ メイド服×2 魔晶石5点×3 敏捷度増強の腕輪×2 剣の欠片×1
所持金:3282
◆モンスター討伐依頼◆
GM:さて、じゃあ今回もダンジョンだね。今回はモンスター討伐依頼とします。依頼人はジョーイ・リックベインさんだね。
クラウス:ああ、おやっさんか。港湾作業員同士の喧嘩にサーベル抜いて突貫しようとしたおやっさんか!(一同笑)
GM/ジョーイ:と、いうわけで口髭のダンディが昼時の黄金への誘い亭にやってきます。 「おいクラウス! クラウス・ビーダーシュタット! 喜べ、仕事を持って来たぞ!!」
クラウス:ああもう相変わらず元気だなぁおやっさんは!(笑)
GM/ジョーイ:「どうした!? もう少し喜べクラウス・ビーダーシュタット! さぁ、今回の仕事はアンデッド退治だ!!」
クラウス:聞けよ!(笑) テンションたっけぇなこのオッサン!!(笑)
GM:まぁあんまり導入で時間かけてもアレだし、ジョーイさんはルエガ・ペキトの遺跡群に出没して、時々街道にまで出て来て人を襲うアンデッドの掃討を依頼してくるよ。シンだそうだね。
クラウス:(すかさず)どうやらここまでのようだな……。
GM:(さらに乗って)だが、俺はお前の拳法では、死なん!
クラウス&GM:(揃って)サラバダー!
クラウス:……。
GM:……。
クラウス&GM:(満足げな表情で親指立て)
・シン。北斗の拳における南斗孤鷲拳伝承者―――ではなく、5Lvアンデッド。
・何かへの独占欲が元となって生まれたアンデッドであり、明確な知能は無い。
・……南斗孤鷲拳も当然使わない。そっちのシンは北斗の拳の人だ。
クラウス:まぁどういうわけかそれが出て来てるから、退治してくれってことか。
GM/ジョーイ:「うむ! 国軍が出張るほどの相手ではなく、しかも単独。だが遺跡の中を住処としている事を考えると、身軽な冒険者に行って貰うのが一番だからな! 折角なので信頼出来るお前に頼もうというわけだ!」
クラウス:ふむ……成程、良いぜ。その依頼受けた。然程難しい相手でもなさそうだしな。(←魔物知識判定は成功)
GM/ジョーイ:「うむ、頼んだぞクラウス! では私は軍の訓練があるからな! 吉報を期待しているぞ!」 で、わっはっはっはと豪快に笑いながらジョーイは去っていくね。
クラウス:元気なやっちゃな……(笑)。まぁ良いさ、俺も出発しよう。
GM:あいよ。ちなみにボスが出るのは61番、『神殿』パラグラフだそうだね。
クラウス:OK、了解した。それじゃ行くとするか。
◆C−3:MAP番号21『なにもないT字路』 経過時間@00:00〜00:30 保有DP:0◆
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A□□□□□
B□□□□□
C□□★□□
D□□■□□
□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
さて、またまた今回もダンジョン探索の開始です。
今回のダンジョン、入って程無くあったのは特に特筆する物が無いT字路。
NPCとの遭遇の可能性もあったのですがそれもなく、とりあえず適当に右に進むクラウス。
◆C−4:MAP番号43『魔法陣のある部屋』 経過時間@00:30〜01:00 保有DP:1◆
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A□□□□□
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C□□■★□
D□□■□□
□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
そして続いて入った部屋は魔法陣のある部屋。
ここでは魔法陣から何かが出てくるのですが―――
クラウス:(ダイスを振る)……あ、この出目は確かNPC出現か。誰が出る?
GM:えーっと……あら、アリッサだ。(一同笑)
クラウス:おい、どんだけ出現率高いんだお前!!(笑)
GM:いやまぁ、活動的なキャラだからねぇ。特にうちの設定だと冒険者技能も持ってるし。
クラウス:……データあんの?
GM:あるよー。あちこちから目を付けられている可能性のあるキャラクターなんで、単独戦闘能力と斥候能力をそこそこ持たせちゃった感じで。ルルブ3の高レベルキャラ作成ルールに従って、友達にダイス振って貰って作った。ハンバーガー奢らされたけど。
クラウス:……ハンバーガー一個分の価値のデータか……。(一同笑)
GM:バカヤロィ。ポテト分もあらぁ。(一同爆笑)
クラウス:たかがダイスを振る程度でそこまで要求されたのかよ(笑)。
GM:ただしドリンク分は自費にさせた。(一同笑)
クラウス:お前らの間でどういう交渉があったんだよ!? そこまでやるならいっそドリンクも奢ってやれよ!!(爆笑)
GM:まぁ何にせよ、アリッサは射手の体術持ちのシューター7、スカウト7ね。主に投擲武器使いです。んで、そのアリッサが魔法陣の中から飛び出してきた瞬間、クラウスに抜き撃ちでナイフを投げます。(一同笑)
クラウス:おわっ!?(爆笑)
GM/アリッサ:まぁ回避とかは良いよ。運良く外れたって事で。そして第二弾を放とうとしたところで、アリッサがきょとんと目を丸くして動きを止めるね。 「……クラウスさん?」
クラウス:あっぶねぇ……お前いきなり何しやがるんだアリッサ!?(笑)
GM/アリッサ:「いえ、転移系のトラップを起動させてしまった上に、移動先に誰かが居たので思わず……当たらなくて良かったですね。うん、これも私の日頃の行いの成果。感謝してくれて構いませんよ」 などと、嘯きます。
クラウス:お前な……っていうか転移系のトラップを踏んだ? お前新聞記者だろ。何でこんな場所に居やがる?
GM/アリッサ:「私の壁新聞は誰かからお金を取ってるわけではありませんからねぇ。時々こうやって、活動資金を稼ぐために遺跡の調査などもしているのですよ」
クラウス:あぁ、成程。……どうもこの手の魔法陣、遺跡内の移動用にでも使われてたっぽいな。前にも魔法陣から出て来た奴居たし。
GM/アリッサ:「だとしても、飛ばされる側としては心臓に悪いことこの上ありませんね。『かべのなかにいる!』だの、『モンスターハウス!』などだった場合はどうなる事か」
クラウス:だな。可能な限りこの手の物には関わらない方が良いだろ。引っ掛かりやがってバーカ。
GM/アリッサ:「むっ……何て事を言うんですか、クラウスさん。それで私が怪我でもしてたらどするんですか。怪我で済んだら恩の字ですけどね」
クラウス:そうだな、実際そうなってたらと思うとぞっとするわ。無事で何よりだ。
GM/アリッサ:「………そこでそう素直に言われると、その、こっちとしては反応に困るんですが」 と、アリッサはその言葉に少しもじもじとした反応を返すよ(笑)。 「ま、まぁそれは良いです。とにかく私に関する事情はそんな感じで、単なる資金稼ぎです。そちらはどうしたのですか、クラウスさん? もしや私を探しに来てくれたとか?」 と、気を取り直していつものペースでにやにやと笑いながら、揶揄するように言うよ。
クラウス:言ってろ。こっちは古馴染みから頼まれて、魔物討伐だよ。シン分かるか? アンデッドの一種なんだが……ここを根城にしているそいつが、ちょくちょく外に出て悪さしてるってんでな。
GM/アリッサ:「はぁ、クラウスさんの古馴染みとなりますと……やはり女性ですか?」(一同笑)
クラウス:お前は俺をどう思ってんだ……(笑)。国軍士官、ジョーイ・リックベイン。俺の親父の古い友人だよ。
GM/アリッサ:「なんと。軍船の船長殿で、腕利きの軍人ではありませんか。クラウスさん、そんな繋がりがあったんですか」
クラウス:俺自身がどうこうってよか、親父が知り合いだったからってのが大きいだろうがな。まぁ、俺に事情はこんな感じだ。ここからお前はどうする? 一緒に行くってんなら止めねぇが、金目の物が見つかった場合は折半だぞ。
GM/アリッサ:「ふ、む……そうですね」 アリッサは顎に手をやって暫し考える仕草を見せるけど、 「御一緒させて頂きましょうか。どうせ金稼ぎ以外の目的は無いわけですし、クラウスさんが七転八倒しながら働いているのを観察するのも一興です」 と言って、にやにやと嫌な笑みを浮かべるね。
クラウス:そーかい。俺は既にお前が転移トラップに引っ掛かるというボケを見れたんで、お前以上のボケをしないように精々気を付けるか。 憎まれ口を叩きながら、先に進むぞー。
GM/アリッサ:「……むぅ。可愛くないですね、クラウスさん」 などとプンスカ言いながらクラウスの後を突いて行くアリッサの耳には、ちゃんとクラウスが贈ったイヤリングが装備されてるけどね。
クラウス:……くそっ、可愛いなぁコノヤロウ(笑)。
◆B−4:MAP番号36『檻のある部屋』 経過時間@01:00〜01:30 保有DP:3◆
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A□□□□□
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C□□■■□
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□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
奇しくもアリッサと遭遇・合流したクラウス。
とりあえずと奥に進んだ結果、そこにあったのは檻のある部屋でした。
檻の中にはNPCが囚われている場合もあるのですが、入っていたのは「動物」モンスター。
鍵はかかっておらず、飛び出してきたジャイアントクラブがクラウスとアリッサに襲い掛かります。
GM:ちなみに元ルールでは1体だったけど、今は2体出てくるよ。ただし片方はアリッサが戦ってくれるから、クラウスが戦うのは元通りの1体ね。
クラウス:まぁそりゃ良いが。ジャイアントクラブって巨大カニだろ? ……何でこんなダンジョンの中で檻に入ってるんだよ。(一同笑)
GM/アリッサ:「……蛮族辺りが、食料として捕まえたんですかね?」(笑)
クラウス:じゃあ鍵くらいかけておけよ……(笑)。まぁ良い。油断すんなよ、アリッサ!
GM/アリッサ:「あらあらまぁまぁ。そんな事言って、そっちこそ下手を打ってもしりませんよ、クラウスさん!」 ―――というわけで、戦闘だねー。
◇VSジャイアントクラブ◇
……しかしぶっちゃけ、どうしろと。
流石にクラウス相手にジャイアントクラブでは、戦力が違い過ぎます。
そこそこ命中はあるし手数も多いモンスターなのですが、いかんせんクラウスは回避能力高めな上に十分に装甲も確保してあるので、ジャイアントクラブの攻撃は通りません。
正確には2発当たって合計3点通っただけで、彼の活躍は終了。
3ラウンド目のクラウスのターンで、ジャイアントクラブはお亡くなりになったのでした。
クラウス:むぅ、多少手傷を負ったか。アリッサに何を言われる事やら。
GM/アリッサ:こっちは流石に7Lvシューターだけあって、あっさりと蟹を撃破したみたいだね。 「おや、クラウスさん。お怪我は平気ですか?」
クラウス:なんだ、もっと何か言われるかと思ってたんだが。
GM/アリッサ:「おや、言葉攻めがお望みでしたか?」 と、アリッサはニヤニヤ笑うよ。
クラウス:阿呆。……そっちは見た感じ、負傷も無さそうだしな。このまま進むぞ。
GM/アリッサ:「……怪我、大丈夫ですか?」
クラウス:この程度なら問題ねーよ。
◆B−3:MAP番号固定2『酒蔵』 経過時間@02:00〜02:30 保有DP:4◆
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A□□□□□
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□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
さて、今回は初の固定パラグラフです。
えー、説明しますと導入段階で決定した最終パラグラフと同じパラグラフが道中で出た場合、そこは固定パラグラフ『酒蔵』になるわけですね。
その結果、酒蔵には酒好きの魔物が棲んでいたのですが―――
GM:(ダイスを振る)あ、サキュバス。
クラウス:オワタ。
・サキュバス。Lv12蛮族。エロい。
・……冗談はともかく、非常に強力な魔法使い系蛮族である。
・間違ってもクラウス(Lv4)やアリッサ(Lv7)が喧嘩を売れる相手ではない。
クラウス:(ダイスを振る)……あー、識別には失敗した。なんかエロい格好をした蛮族っぽいのが居ると理解すれば良いのか?
GM:うん、それじゃあグラマーなお姉さんが酒樽相手にくだを巻きながら、時々ゲラゲラ笑いながら酒を飲んでます。(一同爆笑)
クラウス:うわぁ、別の意味でも関わりたくねぇ!(爆笑) え、えーと、今のうちに帰っていい?(笑)
GM/サキュバス:いや、その前にサキュバスがそっちに気付くよ。 「んあー? ……ほほーう、こんな所に客人とは珍しい。ひのふのみの……五人連れかい」(一同爆笑)
クラウス:俺ら分身してないかそれ!? あんたの目にはどういう世界が見えてんの!?(爆笑) 既に末期レベルで酔っぱらってない!?(笑)
GM/サキュバス:「うへへ……酔ってなんかいませんよぉん?」(一同笑)
クラウス:酔っ払いは常にそう言うんだ……俺の横の長耳とか。(一同笑)
GM/アリッサ:「わ、私は本当にまだまだ酔ってなかったんです!」 と、アリッサは憤慨するね(笑)。
GM/サキュバス:「ふん、まぁ良いさ。なぁあんたら、折角の久々の客だ。どうだい、少し私とゲームをしないか?」 と、サキュバスはクラウス達にではなくその辺の樽に向かって腕を組んでそう言います。(一同爆笑)
クラウス:まず色んな意味で大丈夫かあんた!(爆笑)
―――ともあれ。
サキュバスが提案したのは、当然の如く酒飲みゲームです。
参加者全員が一斉に2Dを振って、一番大きかった者以外の全員が酒を飲み、潰れたら負けというゲームですね。
ちなみにこの酒蔵ではサキュバス以外の魔物も出現する可能性があり、各々が何杯でギブアップするかが定められています。
サキュバスは一番酒に弱いのですが―――
クラウス:ぶっちゃけ既に飲み過ぎてて、許容量の限界が目前に迫ってるだけだろ、こいつの場合。(一同笑)
GM:……そうかも(笑)。ちなみにアリッサは2杯でギブアップすると設定するよ。決して酒に弱くは無いんだけど、サキュバスより弱い感じで。ぶっちゃけサキュバスが出した酒、クッソ強い感じがします。ドワーフの火酒をちょっと強烈にした感じみたいな。
クラウス:……うわぁ(笑)。まぁ、2D6の振り合いだな?
GM:そうなるね。では勝負!!
◇VSサキュバス ゲーム勝負◇
1回目
クラウス@出目9
サキュバス@出目3
アリッサ@出目7
GM/アリッサ:「ぐっぷぁ……キッツ……!!」 と、かなり顔を真っ赤にしながら、アリッサは一杯飲み干して口元を拭うよ。
クラウス:お前今、大分乙女として出しちゃいけない感じの声が出てたぞ……。(一同笑)
◇VSサキュバス ゲーム勝負◇
2回目
クラウス@出目4
サキュバス@出目2
アリッサ@出目11
クラウス:おいサキュバス、勝つ気ねーだろ。(一同笑)
GM/アリッサ:「今回はクラウスさんも飲むんですからね! へーい一気! 一気!」 と、アリッサはヤケクソ気味に手拍子をしてるね。
クラウス:くそ、目標値は―――15!? ええい、(ダイスを振る)……よし、成功!!
GM:チッ。それじゃあ、クラウスはまだ平気だね。
◇VSサキュバス ゲーム勝負◇
3回目
クラウス@出目4
サキュバス@出目3
アリッサ@出目3
クラウス:なんつー低レベルな……!!(爆笑)
GM/サキュバス:つーか徹底して勝つ気の無い出目だねこのサキュバス。えー、では酒を飲みほしたサキュバスは『ぶはぁ!』と酒臭い息を吐いて、 「いや、駄目だ。もう飲めない!!」 と快活に笑いながら言います。同時にアリッサは自分の分を飲み干したら、仰向けに倒れてしまうね。
クラウス:うわぁー……(笑)。
GM/サキュバス:んでサキュバスは倒れたアリッサを見てゲラゲラ笑った後に、クラウスに向き直るよ。 「いやー、楽しかった楽しかった。そんじゃ人族の兄ちゃん、これが楽しませてくれた礼だよ」 と、言って……(ダイスを振る)……うん、凄く高級そうな酒を一瓶くれます。
クラウス:……これは?
GM/サキュバス:「おっと、てやんでぃ! こいつを知らないたぁ、私に勝った酒飲みの風上にも置けないね! こいつは『千年の宴』―――ダルクレム神ですら戦を忘れて呑みふけると言われる極上の酒さ!」 ちなみに特殊効果は無いけど滅茶苦茶美味しくて、売れば5000Gになるよ。
クラウス:それは凄いが……よくお前これ呑まずに持ってたな(笑)。
GM/サキュバス:「ああ、これは酒蔵のモンじゃなくて私の私物から出たもんでね。私の最高の宝として、自動的に酒が溜まる瓢箪ってマジックアイテムがあって、そこから出る代物さ。一日に一瓶分しか取れないから大事にしろよぃ」 あ、捏造設定だからね。ここで出てくる魔物には特に設定とかは無いから、本来は。
クラウス:了解。……つーかこのサキュバス、段々と幻想郷の鬼にしか見えなくなって来たぞ。萃香も持ってただろ、そういう感じの瓢箪(笑)。
GM:あっはっは(笑)。まぁ、そんなわけで酒飲みサキュバスはその実はものすごく高価な気がする瓢箪を手に去っていくよ。ちなみに酒蔵の酒は殆ど飲み尽くされております(笑)。
クラウス:とんでもねぇな……(笑)。まぁ、アリッサを『キュア・ポイズン』で起こそう。
※キュア・ポイズンは神聖魔法。
何故操霊術師のクラウスが使っているのか……。
明らかに勘違いからのミスです。申し訳ありません。
GM/アリッサ:あい。魔法で解毒するなら、アリッサは目を覚ますよ。 「……んあ。勝負はどうなったんですか、クラウスさん」
クラウス:一応俺の勝ち。お前が見事に奴さんと差し違えた形だな。戦利品もあるが、これはどうやって分ければ良いのやら。
GM/アリッサ:「お酒……それも物凄く高級そうですが」
クラウス:物凄く高級らしい。……まぁ、どうするかは後で決めるか。実際に持ち帰って、値段聞いてから考えよう。んじゃ、次に行くぞ。
◆B−2:MAP番号22『扉付きのT字路』 経過時間@02:30〜03:00 保有DP:6◆
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□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
酒蔵を抜けたクラウス達がやって来たのは、扉とそれを操作するレバーの付いたT字路です。
しかしイベントは特に何も無く、通過。
◆C−2:MAP番号53『大浴場』 経過時間@03:00〜04:00 保有DP:7◆
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□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
そしてT字路を抜けた先にあった部屋は――――
GM:(拳握って)キター! 大浴場キター!!(一同爆笑)
クラウス:だ、大浴場?(笑)
GM:美しい大理石で作られた大浴場だね。100人以上が入れるほどの大きな湯船があって、美しい裸の女性たちが戯れています。
クラウス:はぁ!?(爆笑)
GM/アリッサ:「クラウスさん、あちらの女性達の為にも目を閉じて頂けますか?」 と、アリッサが底冷えする声で言って来るけど―――まずは風呂で戯れている女性たちについて、魔物知識判定して貰える?
クラウス:(ダイスを振る)……あー、ヴァンニクか。
GM:そゆこと。ちなみにアリッサはセージ無いから分からなかったみたいね。
・ヴァンニク。Lv3妖精。温かい水を好むため、大抵は温泉などに住んでいる。
・非常に綺麗好きであり、人を見ると風呂に入れようとする癖あり。
クラウス:えーと、その、アリッサさん?(笑)
GM/アリッサ:(低い声で)「私は目を瞑れと言った筈ですが。それともなに? 裸の女の子たちの姿をもっと見ていたいから、私の言う事は聞けないという事ですか?」
クラウス:こえぇよ! リアルに低い声出すなよ!!(一同笑) えーと、アリッサ。あいつら妖精だから! ああいう生態の妖精だから!!
GM/アリッサ:「……ほぅ。確かに男にとっては裸の女性は皆妖精でしょうね」(一同爆笑)
クラウス:話を聞けこの駄エルフがぁぁぁぁぁ!!?(爆笑)
……結局。
大浴場入り口でやいのやいの騒いでいるクラウスとアリッサに気付いたヴァンニク達が何事かと話しかけて来て、自分達は確かにヴァンニクという妖精だと証言。
アリッサが強硬に『男が居るのに丸見えのままで居るな!』と主張したため、風呂を魔法で濁り湯に変えました。
それを見て渋々と舌鋒をひっこめたアリッサですが―――
GM/ヴァンニク:アリッサが舌鋒を引っ込めたのと同時に、ヴァンニクの一人が声を上げるね。 「ところでお兄さんとお姉さん。遺跡の探索にでも来たのかもしれないけど、ちょっと薄汚れてない?」
クラウス:……いやまぁ、街からここまで来た上に遺跡探索やってるから、相応には汚れてるだろうが。
GM/ヴァンニク:「駄目駄目! これは是非とも二人には風呂で身体を綺麗にして貰わないとね!!」(一同笑)
クラウス:うわぁ、ヴァンニクってそういう妖精だったっけ!(笑) え、えーと、アリッサの反応は?
GM/アリッサ:クラウスとヴァンニクを交互に見て、 「う、え、へ!?」 とか意味不明な奇声をあげてる。顔真っ赤。(一同笑)
クラウス:……うわぁ、可愛い(笑)。
GM:あと、ここで休むなら『妖精とのゲーム』が出来るね。ヴァンニクのみならず、他の妖精とのゲームが出来て、勝つと妖精を召喚出来る宝石が貰えます。前も一回やったよね?
クラウス:やったな。……ヴァンニク以外も可か。
GM:そだね、そう書かれてる。もしかしたらヴァンニク以外の妖精もちらほらと風呂でくつろいでるのかも。
クラウス:……となると、絶対にここでのイベントはこなしておきたいぞ。可能ならばまた、サラマンダーの宝石を手に入れておきたい。
GM:今のレベル帯だと鬼札だからねー、それ。けど挑戦すると言う事は、入浴していってくれるんだね!!(一同笑)
クラウス:なんでそんな目がキラキラしてんだよ!!(爆笑)
GM:アリッサと二人きりの時にこんな大浴場イベントなんて、こりゃ美味しいなんてもんじゃないじゃないか!!(一同笑)
いやホント。
ダイスの神様が憑いてたのかもしれません、この時は。
クラウス:えぇい、仕方ない……(笑)。なら、風呂に入っていくのを了承するか。サラマンダーの宝石は惜し過ぎる。
GM/アリッサ:あいよー。ではアリッサは動揺して、 「ほ、本気ですかクラウスさん!?」 とか言うよ。
クラウス:うんまぁ、ヴァンニクしか居ないんだったら気後れしてただろうけど、他の妖精も居るっぽいし。ほら、あの辺のサラマンダーとか居る所ならまだ、そこまで気疲れしないかなぁと。
GM/アリッサ:「めっさ沸騰してますよあの辺のお湯。ヴァンニク近付いてないレベルの危険地帯ですよ。って、そうじゃなくて! わ、私も貴方も脱ぐんで、す………ょ?」 と、最後の方はぼそぼそと小声で。
クラウス:あ、あー……言われなきゃそこまで意識しなかったんだが。だがな、アリッサ。
GM/アリッサ:「……な、なんでしょう?」
クラウス:えーと、ここでアリッサに顔を寄せて、髪の毛を一房手に取る。
GM/アリッサ:「ちょ、く、クラウスさん!? 何を―――」
クラウス:くんくん。……うん、確かにちょっと汗臭いわ。(一同爆笑)
GM/アリッサ:「な、あ……」 ……えー、はい。アリッサの顔が羞恥と怒りで真っ赤になります。 「……で、デリカシー皆無の朴念仁がぁ!!」 と、頬に張り手一発かまして、近場の物影にずかずか引っ込む(笑)。 「脱ぎ終わってタオルを身体に巻くまで、こっち見ないで下さい! 見たら殺しますからね!!」
クラウス:……へーい。 と、頬に椛型の痕を残して、力無く返事をしよう。うん、すまん、流石に言い方が悪かった気がする。
GM:……まぁ、あんた普通にデリカシー無いしね……。
そんな会話の後、クラウスは普通にサラマンダー相手のミニゲームを突破。
7Lv妖精を召喚出来る宝石をゲットします。
で―――
GM:では、現在。クラウスはタオルを身体に巻いて湯船に浸かっているアリッサの隣に居ます。(一同笑)
クラウス:隣かよ!(笑) あー、こっちも腰にタオル巻いて湯船に浸かってる。マナー違反だろうが流石にフル●ンは不味い。
GM:確かにフ●チンが横に居たら、アリッサも嫌だろうしね。ヴァンニク達は『どうして布を巻いたまま風呂に入るんだろう』とか『人間って不便だね』とか『片方エルフだよ』とか『そんな事よりおうどん食べたい』とか、遠巻きに好き勝手言ってる。(一同笑)
クラウス:……あー、アリッサさん?
GM/アリッサ:「……なんですか」 と、殆ど口元まで濁り湯に沈みながらアリッサが応じるよ。
クラウス:……湯加減のほどは如何でしょうか。
GM/アリッサ:「……湯加減は最高ですね。貴方が隣に居るので気が休まりませんが」
クラウス:……左様ですか。
GM/アリッサ:「……えぇ」
クラウス:……離れますか。
GM/アリッサ:「……そしてヴァンニクと戯れる気ですか」
クラウス:……どうしろと。(一同笑)
GM/アリッサ:「黙りなさい、妖怪朴念仁」
クラウス:いやいや、落ち着けアリッサ。
GM/アリッサ:「落ち着けません」
クラウス:どうどう。
GM/アリッサ:「がうがう」(一同笑)
クラウス:……意外とノリ良いな、お前この状況でも(笑)。
GM/アリッサ:「……ありがとうございます」
クラウス:……さて、ここからどうしよう。(一同笑)
GM:まぁヴァンニクの『癒しの温泉』効果で、HPとMPを5点回復するが良い。後は1時間の経過と……あぁ、ここで休憩したならその休憩中に誰かNPCが来る可能性があるね。(ダイスを振る)……お。クラウスとアリッサが風呂からあがって身なりを整え終わった辺りで、誰か来たわ。えーと、鼻の下を伸ばしながら、ヴァンニクに連れられて冒険者ギューム・オートレイユ(NPC番号94)がやってきます。
クラウス:誰だっけ。……あぁ、前回拷問部屋で死にかけてた奴か。
GM:うん。ヴァンニクに鼻の下を伸ばしていたギュームは、クラウスに遭遇すると『はっ!?』という表情を見せるね。
クラウス:……あぁ、うん。俺らもう行くから、ごゆっくり楽しんでくれ(笑)。
GM:あ、行っちゃうの?(笑)
クラウス:嬉しそうな少年の邪魔はしたくない(笑)。……ついでに、こいつこれから風呂入るとしたら更に30分は待たなきゃいかんだろうし。NPCと同行しなかった場合は、好感度上昇が1点だけなんだよな。
GM:そだね。それ以外のペナルティは無いよ。
クラウス:……じゃあ、邪魔しないで去ろう(笑)。行くぞ、アリッサ。
GM/アリッサ:「はぁ、そうですね。……全く、男と言う奴はどいつもこいつも……」 と、愚痴愚痴言いながらアリッサはクラウスについて行くよ。しっとりと湿った髪とか、ヴァンニクのお風呂でつやつやになったお肌とか、ついでにちょっとほのかな柑橘系の香りがしてみたり。
クラウス:……あー、クソ(笑)。可愛いなぁアリッサ……!(笑)
◆C−1:MAP番号22『扉付きのT字路』 経過時間@04:00〜04:30 保有DP:10◆
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C★■■■□
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□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
で、大浴場を(ギュームを置いて)抜けた先にあったのは、また『扉付きのT字路』です。
しかし何も無かった前回と違い、今回はイベント発生。
GM:……閉まっている扉の向こう側から、扉を叩く音と声が聞こえるね。
クラウス:……あんだって?
GM/???:「ぬぬぬ、なんと強固な扉! これは私が神に至る道に立ち塞がる試練か!!」(一同笑)
クラウス:うわ、どう考えてもバルガンじゃねーか(笑)。しゃーない、レバーを操作してドアを開けてやろう。
GM/バルガン:じゃあ、開いたドアの向こうに居たのは予想通りバルガンでした。彼はいきなりドアが開いた事と、その先に見知った顔が居た事にきょとんとした顔を向けるね。 「……クラウス君? ……と、誰だ?」
クラウス:おっす、御本尊。こっちはアリッサ・マイウォールド。新聞屋だ。ちょいとダンジョン内で遭遇して同行してるんだが……そっちは相変わらず、神になる為に頑張ってる所か?
GM/バルガン:「無論だとも。しかし今、ドアを開けてくれたのは君か。すまない、こちらからでは開けられなかったのでな。礼を言おう」
クラウス:なんの。あー、アリッサ。こちらバルガン・コクスクロス。名前は知ってるか?
GM/アリッサ:「え? ……あー、あの!」 と、アリッサは納得したようにポンと手を打つよ。 「お初にお目にかかります、バルガンさん。妹さんにの御本は楽しく拝見させて頂いておりますよ」 などと挨拶をしていたり。
クラウス:……本当に人気なんだな、シルフィ―の著作……(笑)。あ、そういえばバルガンってNPCギミック無かったっけ。
GM:あー、4つの空白パラグラフを埋めるってやつだね。DP的に次が最終パラグラフだけど。
クラウス:……しゃーない。バルガンに関しては、今回はNPCギミックの達成は諦めよう。
GM:ん、了解。それじゃ、次が最終パラグラフだからボス戦だね。
◆B−1:MAP番号61『神殿』 経過時間@04:30〜05:00 保有DP:12◆
1 2 3 4 5
A□□□□□
B★■■■□
C■■■■□
D□□■□□
□:未探査パラグラフ
■:探索済みパラグラフ
★:クラウス現在位置
GM/アリッサ:さて、それじゃあ荒れ果てた神殿跡地にやってきました。その中にシンがうろうろしているけど、クラウス達を見かけると突如として襲い掛かって来ます。一緒にワイトなんかも出てきたりして、そっちはアリッサがダートを構えて迎え撃つね。 「おやおや、取り巻きがゾロゾロと。それではこちらは、私がお相手を仕るとしましょうか」 と、ニヤニヤ笑って手元でダートをジャグリングしてる。
クラウス:……あー、悪いなアリッサ。なんか結局巻き込む形になってしまって。金目の物も結局殆ど見つかってないし。
GM/アリッサ:「構いませんよ。貴方は時々、律義過ぎるのが欠点ですね」 と、にやにや笑いじゃなくて困ったような苦笑を一瞬だけクラウスに向けてから、いつもの笑い方に戻ったアリッサが飄々とした口調で返してくるね。 「―――あぁ、そうですね。これを借りに思うならば、今度にでもクラウスさんの奢りでお食事というのも悪くないです。当然、冒険者の店ではなくて高い所が良いですね」
クラウス:……善処する。それじゃ、そっちは任すぞアリッサ!!
GM:では戦闘開始―――
クラウス:あ、バルガンは?(一同笑)
GM:あ(笑)。えーと、じゃあ端っこでスケルトンと殴り合ってる。(一同爆笑)
クラウス:雑だ!(笑) バルガンの扱いが雑だ!!(笑)
◇VSシン◇
―――さて、ボスとなるシンですが……。
はっきり言って、実に微妙なスペックの持ち主です。
『高めのHP』+『再生能力』のおかげでかなり頑丈なのですが、攻撃手段は命中が低め(Lv5なのに命中基本値6)の物理攻撃のみ。
威力も《全力攻撃》を含んだとて、そこまで劇的に高いわけではありません。
まずは《ファイアウェポン》(シンの弱点は火属性)で火力を上げつつ攻撃するクラウス。
弱点を突かれてザクザク斬られたシンはあっさりとお亡くなりになったのでした……。
与えたダメージ、7点。もう少し頑張れよボス……。
クラウス:っし。倒し終わったなら、燃えてる剣を手にアリッサの方へ行くぞ。
GM/アリッサ:そっちも丁度終わった所だね。ダートやナイフが突き刺さって崩れ落ちたワイトの前で、アリッサがパンパンと手を払っている。 「そちらも終わったようですね、クラウスさん。……まぁ戦闘ですから仕方ないですけど、またお怪我をしてるようですが」
クラウス:あー、まぁかすり傷だ。んで、バルガンの方は―――と。
GM/バルガン:こっちもスケルトンを倒し終えた所だね。 「長く苦しい戦いだった―――」(一同笑)
クラウス:相手1Lvじゃねぇか。最弱クラスじゃねぇか。大丈夫か神に至る男(笑)。
GM:まぁともあれ、これで依頼は達成だね。
クラウス:そだな。んじゃ、切り上げか。
GM:ぶっちゃけルール的にも、最終イベント完了したらそれ以降の探索はほとんど無意味だしね。それじゃ、エピローグー。
◆エピローグ◆
クラウス:あー、そういやアリッサ相手には飯を奢る約束とかあったか。
GM:ん、その辺描写する? それで一本シナリオ作っても良いけど。(一同笑)
クラウス:やる気かオイ(笑)。
GM:その場合、本格的にアリッサルートになる気もするから、とりあえず保留で(笑)。
クラウス:まぁ飯を奢るのは高級な店だろうから、予約とかも必要だろうしな。それよりまずは、『千年の宴』の処遇か。
GM:そだね。じゃあ、とりあえずいつもの冒険者の店に戻って来たトコで。バルガンは既に妹の元へ戻っていて、アリッサとクラウスは適当な席について適当に注文した所……で良いかな?
クラウス:ああ、構わない。……んでアリッサ、今回の報酬なんだが、結局お前にも手伝わせちまったからな。俺がジョーイのおやっさんから貰ってた報酬まで含めて折半したい。
GM/アリッサ:「……あのですね、クラウスさん。私は別にそういうのが目的だったわけでは……」 と、アリッサはそれに対して渋面を作るよ。
クラウス:お前に借りは作りたくないんだよ。
GM/アリッサ:「それは私が信用ならないという意味ですか? あぁ、酷い酷い。こんなにも真面目で清純で清く正しい私に対して、なんという事を言うのでしょう」 と、口元を隠してよよよと嘘泣きをするけど(笑)。
クラウス:アホか。……お前とは対等な関係でありてーんだよ。だから借りとか、作りたくねーんだ。
GM/アリッサ:ほほう……。では、それを聞いたアリッサはキョトンとした表情でクラウスを見るね。で、少ししてから小さく微笑むよ。 「……律義過ぎですよ、クラウスさんは。私が貴方を巻き込んだ事もあるでしょうに」
クラウス:その時はお互い、仕事として対等の関係の上での事だったろ。だから今回も対等に、だ。
GM:……OK。そこまで言うならアリッサはそれを了承するよ。
クラウス:よし。……んで、その上でこの酒なんだけど。
GM/アリッサ:「あぁ……サカロス神殿辺りに持って行けば高く売れそうですね。その分も折半しますか?」
クラウス:いや、折半は折半なんだけどよ。金じゃなくて……二人で飲んじまわねーか、これ? と、悪戯気に笑って声をひそめて問いかけるぞ。
GM/アリッサ:そう来るか!(笑) じゃあ、アリッサはクラウスの言葉に驚いたような表情をしたけど、すぐに嬉しそうにニコニコ笑うね。 「……そうですね。何度も手に入るような物でもないですし、折角ですから頂いてしまいますか」
クラウス:そうそう。呑める時に呑んでおかねーとな、こういうのは。……あぁ、だとしたらつまみも良いのが欲しいな。
GM/アリッサ:「……ふむ。ここは少し、そうやって飲むには猥雑に過ぎますしね。……折角なので、良い場所で良い雰囲気で良い肴と共に呑みたい物です」
クラウス:同感。良い酒があって良い女が居る以上、他も良い物揃えたいしな。
GM/アリッサ:「ええ、良い酒があって良い男が居る以上、他も当然良い物を揃えるべきです。―――では、このお酒は……」
クラウス:貸し金庫とかあるのかね? リオスの金融機関とか、そう言う所に。或いは保存状態とかも重要そうなようなら、ちゃんとした酒屋に保存を頼むとか。
GM:……うわぁ、本格的に面白くなって来たぁ!(一同笑) それじゃ、そこら辺はアリッサがツテを持ってるって事で良いよ。彼女が責任もって保管してくれます。
クラウス:了解。それじゃ、その酒はお楽しみにして―――
GM/アリッサ:「今日は今日で、遺跡探索の終了を祝って楽しく呑みますか。―――へーい、マスター! こっちにエール2杯と、適当におつまみお願いしまーす!!」 ……と、言う所で今回のセッションは終了です。お疲れ様でしたー!
クラウス:あいよー、お疲れ様ー!
※NPC好感度変動まとめ
※アリッサに関して、GM判断で2回1D6を振って貰って高い方を適用して貰いました。
……今回ちょっと良い雰囲気過ぎたんで勢いで。報酬半額+5000ガメルのお酒を一緒に呑む約束など、十分にボーナス上げても良い行為をしてたと思うのです。
ジョーイ・リックベイン:15→19
アリッサ・マイウォールド:24→29
ギューム・オートレイユ:3→4
バルガン・コクスクロス:10→12
獲得経験点:1190点
獲得名誉点:−(かけらはとりあえず名誉点に変えず持っている事にした)