◆開始前に◆
 

GM:さて、次はダンジョンでござい。そろそろ街シナリオは掲載シナリオだいたいやり尽くしたねー。

クラウス:ダンジョンも有効に活用してくか。まだこっちは余り遊んだ感じがしないしな。

GM:まぁね。ランダム故致し方無しが街シナリオより強く出るけど。まぁとりあえず、成長は?

クラウス:あいよ。クラウス・ビーダーシュタット、セージが3から4になりました。成長は敏捷度。赤の眼鏡を専用化して、MPを+2しました。以上かな。

GM:買い物は?

クラウス:おっと。予備の敏捷度増強の腕輪を2つ。魔晶石の5点を4つ買った。

GM:オーケー。……それにしてもLv4技能4つかぁ。

クラウス:正直言うと、1,2レベルで良いからエンハンサーやアルケミにも手を出したい。でもそうすれば、1シナリオ分5Lvに上がるのが遠のくんだよなぁ。

GM:経験点が毎回1000点ちょっとだから、中々成長しないねぇ。セプテットが異常なだけなんだろうけど。

クラウス:まぁな。ま、のんびりやるさ。
 

名前:クラウス・ビーダーシュタット
種族:人間 性別:男 年齢:23 生まれ:冒険者
身長:185cm 体重:66kg 髪の色:銀
経歴:家族に冒険者がいる 有名人の友人がいる 育ての親に拾われた
能力値ダイス:技8 体9 心10 A8 B7 C9 D8 E6 F8
最終能力値:器用度16+2 敏捷度17+2 筋力22+2 生命力18 知力17+1 精神力20
保有経験点:110
合計名誉点:158
保有名誉点:8
HP:30+2 MP:32+2
冒険者技能:ファイター4 コンジャラー4 スカウト4 セージ4
一般技能:マーチャント5 ハンター5
戦闘特技:防具習熟/非金属鎧 武器習熟/ソード
武器:専用発動体フランベルジュ+1
防具:ボーンベスト カイトシールド
アクセサリ:筋力増強の腕輪 知力増強の指輪 敏捷度増強の腕輪 渦巻き鉱のお守り 専用ブラックベルト 専用赤の眼鏡
所持品:冒険者セット スカウト用ツール 付けヒゲ 水袋×2 保存食5日分 マジックコスメ メイド服×2 魔晶石5点×4 敏捷度増強の腕輪×2
所持金:582
 

◆アイテム捜索依頼◆
 
 ランダムダンジョンに潜る理由は、以前も言った通りに何種類かあります。
 以前のようにある程度恣意的に(PCに合わせたりGMの都合で)決めても良いのでしょうが、今回は完全ランダムで決定しました。
 その結果―――

 

GM:えーと、今回はアイテムの捜索依頼だね。依頼人は最近出番の多い、レリーシャ・エルセネルエです。貴重な動植物って書いてあるけど、何が欲しいんだろね。

クラウス:……黄金モモじゃね?(一同笑)

GM:あんたの脳内じゃ、あの人既にサーカスの花形とかじゃなくて単なるモンスターブリーダーだね……(笑)。

クラウス:あんな変な動物・幻獣を管理出来てる時点で十分そうだろ(笑)。
 

・黄金モモ。初代モンスターファームに出てくる貴重な果実。
・食べさせるとそのモンスターの寿命が延びる。

  

GM:まぁともあれ、クラウスは酒場を訪れたレリーシャが求める黄金モモを探しにダンジョンに行く事になったのでした。まる。あ、ちなみにそれはマップ番号66【魔物の巣】にあるらしいよ。

クラウス:黄金モモ採用か(笑)。……ちなみにそれ、どいつに食わせるの? あのケルブ?(笑)

GM/レリーシャ:「え、私が食べたいんですけど……」(一同爆笑)

クラウス:自前用かよ!?(爆笑)

GM:まぁとりあえず、背景事情としてはそんな感じ。それじゃ、始めるよー。

クラウス:おー。
 

◆C−3:MAP番号46『納骨堂』 経過時間@00:00〜00:30 保有DP:0◆
 
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A□□□□□
B□□□□□
C□□★□□
D□□■□□
 
 □:未探査パラグラフ
 ■:探索済みパラグラフ
 ★:クラウス現在位置

 さて、今回もダンジョン探索の開始です。
 入って真っ直ぐ進んだ先にあったのは納骨堂。石棺が三つ並ぶ部屋で、石棺を開けると色々とイベントが発生する可能性があるのですが、

 

クラウス:まぁ今は無理に墓を暴く必要もねーわな。無視して進もう。

GM:(さようなら石棺の中身……まぁモンスターだったんだけどね)
 

◆B−3:MAP番号26『灯台のある十字路』 経過時間@00:30〜01:00 保有DP:1◆
 
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A□□□□□
B□□★□□
C□□■□□
D□□■□□
 
 □:未探査パラグラフ
 ■:探索済みパラグラフ
 ★:クラウス現在位置

 

GM:んじゃ、進んだクラウスは灯台がある十字路に行きあたるね。

クラウス:ああ、前にこの場所を探して散々ダンジョンの中を彷徨った記憶があるな……(笑)。魔法の灯りである灯台だっけ。んじゃ、後で以前も出た氷の中からNPC救出するマップが来るかもしれないから、今のうちに松明に火を貰っておこう。

GM:はいはい。で、十字路の真ん中にある灯台に近付くと、背後に気配を感じます。何が出るか―――(ダイスを振る)おっと、戦闘だ。背後から不意に黒いサソリ2匹が襲い掛かって来ますってこんな戦力でどうしろっちゅうねん。(一同笑)

クラウス:セルフ突っ込みすな(笑)。……黒いサソリ……まぁ、あれだろうが(ダイスを振る)あ、いきなりピンゾロ。判別に失敗したんでなんだか分からなかった。

GM:じゃあなんかブラックなスコーピオンです。(一同笑)

クラウス:殆ど言ってるじゃねぇか!!(笑)
  

◇VSブラックスコーピオン◇
 
 さて、敵はブラックなスコーピオン改めブラックスコーピオンです。
 3Lv動物モンスターであるこいつは、ダメージ毒を持つタイプのモンスターなのですが……。
 
・命中4、回避4。つまりクラウスはピンゾロ以外で避けて、出目4以上で当ててくる。
・毒は1点でもダメージを与えないと成立しない。黒蠍さんの攻撃力は2D6+2で、クラウス防護点9。
 
 ……ワンサイドゲームであったことを明記します。
 でもクラウス、命中でピンゾロ出して一回攻撃を外してました。

 

クラウス:ピンゾロが多い上にダメージダイスもふるわんな……まぁ、結局無傷で終わったから良いんだが。

GM:時間かかったけどパーフェクトゲームって、それ単なるグダグダだよね。
 

 そんな単なるグダグダな戦闘の後、クラウスはそのまま移動を続けます。
 進んだ先にあったのは―――
 
◆A−3:MAP番号26『灯台のある十字路』 経過時間@01:00〜01:30 保有DP:2◆
 
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A□□★□□
B□□■□□
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D□□■□□
 
 □:未探査パラグラフ
 ■:探索済みパラグラフ
 ★:クラウス現在位置

 

GM:あ、また灯台。

クラウス:連続かよ!!(笑)
 

 その上、何かが背後から迫って来る可能性のあるイベントでも『何も居なかった』というのを引いたため、本当に何事も無く、クラウスはその場を通過します。
 
◆A−4:MAP番号16『水盤のある曲がり角』 経過時間@02:00〜02:30 保有DP:3◆
 
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A□□■★□
B□□■□□
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D□□■□□
 
 □:未探査パラグラフ
 ■:探索済みパラグラフ
 ★:クラウス現在位置
 
 ダンジョン内での方針を決定づける物が無いため、適当に右に曲がったクラウス。
 そこは水盤のある曲がり角でした。
 石造りの水盤から綺麗な水が湧きだしている所なのですが、ここでNPC登場。

 

GM:(ダイスを振る)……おや。水で喉を潤しているのは見知った顔だね。

クラウス:見知った顔?

GM:うん。腰にレイピアを差したレアン・シーゲル議員が供も連れずにそこに居るね。

クラウス:……シーゲル議員……ああ、ガンダム伝統の仮面の人みたいな雰囲気を纏った議員殿か。

GM/シーゲル:シーゲル議員はクラウスに気付いて声をかけてくるね。 「……おや? 君はいつぞやの……」

クラウス:ご無沙汰しております、シーゲル議員。 とりあえず頭を下げておこう。

GM/シーゲル:「こんな場所で何を―――いや、冒険者にそれを聞くのは無粋だな、失礼した。依頼か、はたまた宝物目当ての探索か、理由は幾らでもある。むしろそれは私が聞かれるべき疑問か」 くっく、と喉を鳴らすような笑い声を上げるね。 「不審だろう? 議員が供も連れずに何をしているのか、などとな」

クラウス:……ノーコメントで。そこを突っ込む程、命知らずじゃない心算です。 おいおい、マジおっかねーぞこの人。得体が知れねぇ。

GM/シーゲル:「ふっ、成程。君は随分と用心深い人のようだ。なに、後ろ暗い事をしているわけではないさ。余暇にはこうして身体を鍛えているだけだ。このルエガ・ペキトの遺跡群からは何か面白い物が見つかる可能性もあるしな」

クラウス:危険ですよ? 気軽にレクリエーションに来る場所としてはオススメしません。

GM/シーゲル:「ここで倒れるようならば、私もそれまでの人物と言う事さ。アイヤールの打倒など出来はすまい」

クラウス:……打倒っつーけど、リオスの立地でアイヤールに倒れられると不味いような。いや、その程度はこの人だったら分かってそうだな。とりあえず要注意人物であることは確かか。

GM/シーゲル:まぁ、ともあれ遺跡内で出会ったNPCの常として、シーゲル議員はクラウスに同行しようとするよ。 「ここで会ったのも何かの縁だ。少々同行させて頂いても良いかね? なに、足手まといにはならんよ。君には講演会で愚かな乱入者を止めて貰った恩もあるしな」

クラウス:まぁ、どうぞ。さして面白い事をしようとしているわけではないですが。むしろしょーもないというか。

GM/シーゲル:「……ふむ? 参考までに差し支えないならば、何を目的として来たのかを教えてくれないかね? もしかしたら力になれるかもしれん」

クラウス:珍しい桃を食いたいという花形スターの依頼です。(一同笑)

GM/シーゲル:「……本当にしょうもないな」(一同笑)
 

◆B−4:MAP番号51『なにもない広間』 経過時間@02:30〜03:00 保有DP:5◆
 
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A□□■■□
B□□■★□
C□□■□□
D□□■□□
 
 □:未探査パラグラフ
 ■:探索済みパラグラフ
 ★:クラウス現在位置
 
 A−4は曲がり角なので、南に進むクラウス。
 そこは何も無い大広間でしたが、しかしここでNPC登場。
 そこに居たのは―――

 

クラウス:(ダイスを振る)……5の、6。誰が出るんだ?

GM:えーと……あ、これは。アエラだね。

クラウス:おっと。見知った顔、か。

GM/アエラ:ぶーたれた表情で壁に背を預けて座っているアエラが居るね。座っている尻の下にはハンカチを敷いて、横にはお弁当のバスケット。 「……あれ、クラウス? と……誰、そのナイスミドル?」

クラウス:ちょっと頭痛を堪えるように……シーゲル議員。先程の無礼と、今のそこの小娘の無礼を詫びます。ぶっちゃけ貴方がこういう危険な場所に来る事を軽率かと思ってましたが、もっと軽率なのがそこに居ます。(一同笑)

GM/シーゲル:「これはこれは、麗しいお嬢さん。私の名はレアン・シーゲル。リオスの議員をやらせて貰っています」 と、シーゲルは完璧に礼儀に則った礼をするね。それを見てアエラが慌てるよ。

GM/アエラ:「え、議員さん!? あ、えと、アエラ・メインと申します。聖銅天使学院の生徒です! ……クラウス、あんたって議員さんの護衛とかの仕事もしてるんだ?」

クラウス:全く違う。シーゲル議員とはこの遺跡の中で会っただけの同行者だよ。……つーかシーゲル議員は自分の身を守れる程度の腕はありそうだから良いんだ。下手すると俺より強くても驚かん。問題はお前だ、アエラ。お前は何しに来たんだアホ。

GM/アエラ:「あ、アホですってぇ!? 言うに事欠いてアホとは何よ、アホとはぁ!」

クラウス:アホにアホと言って何が悪い。お前な、ここはピクニックに来るような場所じゃねぇんだよ。フツーに危険だぞ馬鹿娘。

GM/アエラ:「だ、大丈夫よ。危ないと思ったら逃げるし、これでも足は速いんだから」

クラウス:そういう問題じゃねぇよ。お前は何しに来たんだ。

GM/アエラ:その質問に、アエラは苦々しく顔を顰めるよ。 「……親と喧嘩して、家を飛び出してきた」(一同笑)

クラウス:街の中で満足しとけよ!? 家出にも程があるだろ、なんでわざわざダンジョンの中に来るんだお前は!!

GM/アエラ:「うっさいうっさい! とりあえず家出しようと思ったら後先を考える暇なんてなかったのよ!」 と、アエラは叫ぶよー。

クラウス:うわぁ……。

GM/アエラ:「何よその『うわぁ』は!!」(一同笑)

クラウス:いや、うん……まぁ思春期の暴走って奴だよな。うん、分かったから、送っていってやるから大人しく帰れ。な?(一同笑)

GM/アエラ:「その優しさがムカつく!!」(一同笑)

クラウス:どうしろってんだ馬鹿野郎!!(一同笑)

GM/シーゲル:その様子を見ていたシーゲル議員が呆れたように口を挟むね。 「申し訳ない、マドモアゼル。横から聞かせて貰ったが、私もクラウスに賛成だ。見た所護身用の武器すら無い君がこれ以上この場に留まるのは褒められた話ではない。私も帰る事をお勧めするよ」 と、それを聞いて流石にアエラも大人しくなる。

クラウス:ありがとうございます、シーゲル議員。

GM/シーゲル:「なんの。そうだな、借りを返したと思っておこう」 と、軽くシーゲル議員はウィンクを返すよ。

GM/アエラ:で、アエラはぶすっとした表情のまま、 「……すぐに帰るのは嫌。クラウス、あんた何か用事があって来てるんでしょ。それが終わるまでついて行く」

クラウス:……護衛して歩けってかぁ?

GM:まぁ、NPCは皆PCに同行しようとするから。(一同笑)

クラウス:……むぅ。まぁ、仕方ないか。俺の後ろから離れるなよ。シーゲル議員、なんか変な事になって来て申し訳ありません。

GM/シーゲル:「気にする事は無い。これもこれで、面白い体験だ」

クラウス:……懐は深いな、この人。野心家だが、それだけの人じゃない……か。

GM:……私、なんでこんなランダムダンジョンでNPCの性格掘り下げてるんだろう。(一同笑)
 

◆C−4:MAP番号32『絵のある部屋』 経過時間@03:00〜03:30 保有DP:8◆
 
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A□□■■□
B□□■■□
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D□□■□□
 
 □:未探査パラグラフ
 ■:探索済みパラグラフ
 ★:クラウス現在位置
 
 さて、C−4は入ってきた入り口以外の三面を大きな絵で覆われた、小さな部屋です。
 額縁に『謎解いてね! そうすれば道が出来るよ!』と書かれているこの部屋、謎を解けば絵の後ろの隠し扉が開くのですが、そうでない限りは単なる行き止まりですね。
 
 クラウス、絵の内容をメモして引き返します。
 シーゲル議員、『……絵自体は稚拙だな。美術的な価値は無さそうだ』と呟いていたり。
 
◆B−3:MAP番号26『灯台のある十字路』 経過時間@03:30〜04:00 保有DP:9◆
 
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A□□■■□
B□□★■□
C□□■■□
D□□■□□
 
 □:未探査パラグラフ
 ■:探索済みパラグラフ
 ★:クラウス現在位置
 
 事実上の行き止まりから戻ったクラウス。そこで偶然の遭遇が発生します。
 灯台のある十字路にまで戻ったところ、そこに居たのはボガードソーズマンが2体。

 

クラウス:……ほら見ろ。迂闊にうろうろしてたら、こいつらに食われてた可能性もあるんだぜ、アエラ。 剣を抜きながら溜息交じりに呟こう。

GM/シーゲル:あ、ちなみに本来は1体との遭遇なんで、もう1体はシーゲル議員が相手取ります。 「2体か。片方は貰っても構わんかね?」 言いながら鋭く光るレイピアを腰から引き抜くね。

クラウス:どーぞ。……やれるんですか?

GM/シーゲル:「少々手ごたえが不足に感じるくらいだよ」 構える様子からは、相当な慣れが見えるねぇ。

クラウス:……ならば片方はお任せします。アエラ、下がってろ。

GM/アエラ:「う、うん」 と、アエラは言われた通りに下がるね。それじゃ、戦闘だ。
 

◇VSボガードソーズマン◇
 
 さて、戦闘です。
 敵は軽量級の4Lv蛮族、ボガードソーズマン。
 命中・回避に優れた軽戦士―――ですが。

 

クラウス:生憎、俺の方が速いな。

GM:だね。命中・回避ともに上を行かれてる。こりゃきっついなぁ。
 

 命中・回避共に上を行かれている以上、さしたる結果を残す事も出来ず。
 ボガードソーズマンは3ラウンド目に倒されたのでした。

 

クラウス:うし、シーゲル議員はどうなった?

GM:丁度、レイピアがボガードソーズマンの喉を刺し貫いた所だね。

クラウス:……お見事。

GM/シーゲル:「そちらこそ。マドモアゼルも怪我は無いようだし、先に進もう」

クラウス:了解です。……アエラ、大丈夫だな?

GM/アエラ:「うん。……強いのね、クラウスも議員さんも」

クラウス:そうでもねーよ。俺より強い奴なんざ、掃いて捨てるほど居るしな。
 

◆B−2:MAP番号44『拷問部屋』 経過時間@04:00〜04:30 保有DP:9◆
 
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A□□■■□
B□★■■□
C□□■■□
D□□■□□
 
 □:未探査パラグラフ
 ■:探索済みパラグラフ
 ★:クラウス現在位置

 

GM:む。ではB−2に進むと、下品な笑い声が聞こえてくるね。汎用蛮族語で「泣け! 喚け! この虫けらめ!」などと言っているのが分かります。
 
クラウス:……なにごとだ?

GM:どうやらここは蛮族の拷問部屋のようだね。見知らぬ冒険者らしき青年が、蛮族に鞭打たれている。で、クラウス達が部屋に入ると楽しみを邪魔された蛮族は怒り狂って襲い掛かってくるよ。

クラウス:……チッ。胸糞悪い……ガキ連れてる時にこんな教育に悪い現場見せてるんじゃねーよ! ちなみに敵の種類は!?

GM:ボガードソーズマン!(一同笑)

クラウス:ついさっき戦ったぞそいつ!(笑) 絶対さっきの奴、この部屋からちょっと散歩に出て来ただけだろ!(笑)
 

◇VSボガードソーズマン◇
 
 略。まぁ負けるビジョンが見えません。

 

クラウス:よし。……拷問を受けていた冒険者は大丈夫か?

GM:うん。NPC番号94、ギューム・オートレイユ。父の遺品を探す若き冒険者だね。酷く衰弱しているけど、命に別条はありません。アエラが慌てた様子で懐からハンカチを出して止血してるね。

クラウス:……結構傷は深い?

GM:うーんと、イベントの表記によるとHP1、MP0だって。

クラウス:魔法で治療しちまうか。アースヒールを3回くらいかければ、まぁ十分だろ。(ダイスを振る)3回で合計14点回復した。正確には2回で14点癒した後、ピンゾロした。(一同笑)

GM/アエラ:「……最後の一回、なんか治ってないんだけど」(一同笑)

クラウス:……もう1回かけます(笑)。

GM/ギューム:うん、まぁ回復して貰ったらギュームは起き上がって礼を言うよ。 「申し訳ありません、助かりました……最早ここまでかと覚悟を決めていたのですが、これぞまさに天の助けです」

クラウス:気にすんな。困った時はお互い様だ。さて、そろそろ同行者が増えて来たんで一度送って行きたい所だが……DPが11行ったんで次で最後になるから少しだけ付き合ってくれ。(一同笑)

GM:メタったね(笑)。

クラウス:一回戻るのが面倒臭いからな!(笑)
 

◆C−2:MAP番号66『魔物の巣』 経過時間@04:30〜05:00 保有DP:11◆
 
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A□□■■□
B□■■■□
C□★■■□
D□□■□□
 
 □:未探査パラグラフ
 ■:探索済みパラグラフ
 ★:クラウス現在位置
 
 さて、今回の最終イベントです。
 『魔物の巣』パラグラフに出たモンスターはストーン・サーバント。

 

GM/シーゲル:で、ストーンサーバントの奥に黄金モモの生っている樹が見えるね。 「ほう、これは……大昔の魔術師があのモモを守るために作ったガーディアン、か?」

クラウス:その可能性が高そうですね。……シーゲル議員、石の塊相手にレイピアって言うのもなんでしょう。あれの相手は俺がやります。

GM/シーゲル:「そうだな。では、私はそこの冒険者君と共にマドモアゼルの護衛に徹しよう」

GM/アエラ:「綺麗なモモ……。クラウス、あれを取りに来たんだ?」

クラウス:まーな。しかし美味しそうな食材とそれを守るモンスター……いつからこのゲームはトリコになったんだ。(一同笑)
 

・トリコ。週刊少年ジャンプ連載中の漫画。
・美食を求める『美食屋』トリコが、世界各地にある食材を求める冒険ストーリー……で、良いのかな?
・割とサークル内でも好評な漫画だったりします。
 
 ―――それはともかく、ボス戦ですね。

◇VSストーンサーバント◇
 
 ストーンサーバントは剣がクリティカルせず、そこそこ高い命中を持つ拳で2回攻撃をしてくる物理系モンスターです。
 レイピアを武器とするシーゲル議員は論外として、クラウスも然程相性が良い相手とは言えません。

 

クラウス:(ダイスを振る)……当たって14点。弱点を抜いたのもあってほぼ確実に攻撃は当てられるが、いかんせん硬いなこいつ。

GM:剣の欠片補正もあるからねー。マジ硬いよ。頑張れ。
 

 とはいえ、手数があるとはいえストーンサーバントの拳は2D+6点のダメージ。
 最初のラウンドでプロテを張っていた事もあり、クラウスくらいの装甲があれば、まぁ致命打にはなり難いです。
 
 HPが減って来たら回復を繰り返し、じりじりと押していくクラウス。
 結局16ラウンドの長期戦になりましたが(最後の方は双方無言でダイスを振っていた)、意外と危なげなく撃破に成功したのでした。
 

クラウス:終わった!(笑)

GM:はー、終わった(笑)。危なげないけど硬い敵ってやだねー。本当にグダグダになるだけじゃん(笑)。

クラウス:何にせよこれで終わりだ。……そういや黄金モモは樹に生ってるって言ってたけど、これってある程度の人員と装備があれば樹ごと持ち帰れたりする? 出来るならシーゲル議員辺りにとっちゃ良い金になりそうな気もするんだけど。

GM:ああ、それに関してはシーゲル議員はセージ技能で黄金モモの樹について鑑定した上で首を振るよ。

クラウス:……んん? 何かあるのか、このモモ。特定条件かじゃないと実が生らないとか。

GM:そうだね、クラウスちょっと知識判定して貰える? 目標値は14くらい。失敗してもシーゲル議員が教えてくれるよ。あ、アエラは周囲に危険が無い事を確認して、おそるおそる黄金モモの樹に近付いてモモの実1個取ってみてる。

クラウス:何やってんだあいつ(笑)。(ダイスを振る)……えーと、15が出たな。

GM:うん、じゃあアエラがモモの皮をギュームから借りたナイフで剥いで食べようとしてるのを見ながら気付く。 『黄金モモ―――見た目が非常に美しいモモだが、味が無く無駄にエグみだけが強く、有り体に言って不味い』。(一同爆笑)

クラウス:何も言わずに見守るぞ!(一同笑)

GM/アエラ:じゃあモモを食べたアエラが吹き出します。 「な、なななな、何よコレぇ!?」(笑)

クラウス:(しれっと)アエラ、それは食用には向かんぞ。(一同笑)

GM/アエラ:「知ってるわよこの馬鹿ぁ! もっと先に言いなさいよ!!」(笑)

クラウス:いや、すまん。なんか面白そうだったから!(笑)

GM/シーゲル:「見た目は確かに美しいが……持ち帰った所で金にはならんからな。だがまぁ、騙して食べさせるパーティーグッズとしては有用か。話のタネに1つ貰って行くとしよう」 と、シーゲル議員は楽しそうに笑って1つモモを持って行くね。

クラウス:……レリーシャ、これが食用に向かんと気付いてないんじゃなかろうな…(笑)。

GM:まぁ、モモをゲットしたら後はそのまま脱出かな?

クラウス:だな。それじゃ、必要な分だけ取って街に戻るとしよう。……ところで何で古の魔術師はこんな物を守るために、わざわざサーバントを配置したんだ?(笑)

GM:……パーティーグッズとしての需要はあったんじゃない?(一同笑)
 

◆えぴろーぐ◆
 
 で、遺跡から脱出したクラウス、そのまま一緒に居たメンバーを連れて街に戻ります。
 シーゲル議員は『中々良い経験だった』と言って、黄金モモを手に上機嫌で別れます。
 ……誰に食わす気でしょうか。
 
 ギュームは重ねて礼を言った上で冒険者の店に戻ります。
 彼、実は遺跡で一番遭遇し易い(2Dを2回振って7,7で遭遇する)キャラなんですよね。
 今後も出番はあるか否か。
 
 アエラは―――

 

GM/アエラ:「……今回は感謝するわ。結構恐ろしいモンスターも居たし…」

クラウス:だろーな。ったく、親御さんに心配かけるもんじゃねーよ。まぁ反抗期なんだろうけどな。

GM/アエラ:「うっさい。……ま、このモモを手土産に帰るわよ。怒られるとしても、それは甘受するとするわ」 と、アエラは少し頭が冷えて反省した様子で言うね。

クラウス:ならば良し。……って、それを手土産にするのかよ。誰に食わせる気だ?

GM/アエラ:「親には食べさせないわよ。こんな危険物。……そうね、学校の方で少し悪戯に使ってみましょうか」 にしし、と笑ってアエラは言ったのでした。

クラウス:……怒られても俺は知らんからな(笑)。

GM:で、レリーシャに渡すと満面の笑顔でモモを口にして―――クラウスに向けて思い切り噴き出します。(一同爆笑)

クラウス:渡したその場で食うなぁぁぁぁぁ!(爆笑) せめて持ち帰って食えやぁぁぁぁ!!

GM/レリーシャ:「うぶっ、えぐ!? 何この純粋なエグみの塊みたいな味!?」(一同笑)

クラウス:間違いなく俺は依頼の品を持って来たぞ!? まさかとは思ったがお前、その反応だとやっぱりコレ食用に向かないと気付いてなかったんかぁぁぁぁい!(爆笑)

GM:と、まぁそんな所で今回も終了だね。お疲れ様でしたー。

クラウス:畜生、お疲れ様でしたー!(笑)
 

※NPC好感度変動まとめ
 レアン・シーゲル:4→9
 アエラ・メイン:12→15
 ギューム・オートレイユ:0→3
 
 獲得経験点:1340点
 獲得名誉点:−(かけらはとりあえず名誉点に変えず持っている事にした)

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