◆西トノール中央/初日 18:00〜19:00◆
 
 西トノール街区は民営の美術館や博物館が立ち並ぶ、『文化のストリート』とも呼ばれる街区です。
 ラスベートの内外から人が集まる観光スポットであると同時に、そういった建物が集まる通りから裏に入ると、閑静な住宅街となります。
 
 ちなみにランダムイベントは発生せず。
 遭遇したNPCは何と……依頼人である所のシルフィーでした。
 途中経過の報告&軽い会話を交わし、別れます。
 
※NPC好感度変動
 シルフィー・コクスクロス:0→1
 
◆西トノール外縁/初日 19:00〜20:00◆
 
 高くそびえる飛行船係留塔と、大きな敷地を持つマギテック協会を中心に商店や酒場、宿屋などが並ぶ区域です。
 空港施設がある為に旅人の出入りもある、空の玄関と言うべき区画でしょうか。
 もっとも、飛行船の利用料自体が高い為に、流石に海路・陸路に比べては色々と劣りますが。
 
 ランダムイベントは起きず、遭遇NPCはまたもヴァンダルゴンダル。
 どうやら、出資者を求めて先程とは場所を変えて弁舌をふるっていたようです。
 ちなみにNPCミッションを頼まれますが、ミッション決定のダイス目の関係で『片道で4時間かかる区画まで、6時間で往復してくれ』という分かり易い無理ゲーだったため、断っています。
 
※NPC好感度変動
 ヴァンダルゴンダル:1→2
 
◆シルバーパール外縁/初日 20:00〜21:00◆
 
 前回(第一回)に通りがかった時と同様、人通りの無い時間帯に来たクラウス。
 時間帯が悪い為にNPC遭遇は発生せず、ランダムイベントも起こりません。
 とりあえず、銀真珠通り高等学校に向かい、当直だった教師に事情を説明して、書類にハンコを貰いました。

 

クラウス:ジニーからの依頼はこれで達成か。後は明日の10時までに戻るだけだな。……今から戻っても寝てるだろうけど(笑)。

GM:どっかで宿でも取るかい?

クラウス:そうする。西トノール外縁部で休めたよな。そこで翌朝早朝まで休んでから移動を開始すりゃ良い時間になるだろ。
 

◆西トノール外縁/初日 21:00〜22:00◆
 
 そんなわけで、再度西トノール外縁部です。
 ランダムイベントは発生せず。壁新聞発行をしているエルフ、“書き殴り”アリッサ・マイウォールド(NPC番号:64)が壁新聞のネタを探して歩き回っているのを発見。
 ……ルールブックには『物騒な二つ名ですが、本来は優しく穏やかな女性』と書かれていましたが……。

 

GM/アリッサ:「うぅん、残念ですねぇ。『紫露草女学院、夕闇の変!』……良いネタになると思ったのですが」 くるくると羽根ペンを回して、口元を隠して嘯いているね。

クラウス:おい、こいつパパラッチだろ。烏天狗だろ。(一同笑)
 

 ……なんか、新聞記者という単語から混ざっちゃいけない何かが混ざった感じ。
 ともあれそんなアリッサから取材を受け(パパラッチ的な意味で嫌な予感がしたので紫露草女学院での事件については話さず)、それが終わったら彼女と別れたクラウスは適当な宿に一泊したのでした。
 
※NPC好感度変動
 アリッサ・マイウォールド:0→1
 
◆西トノール中央/二日目 05:00〜06:00◆
 
 さて、そんなこんなで旅人用の宿に一泊して二日目。
 『あんまり早くに行っても、あの不良事務員が居るとは思えん』という理論から、最速ルートではなく大回りルートでのんびり移動を開始するクラウス。
 その途中で立ち寄った西トノール中央ですが、朝早すぎたせいで何も無し。
 NPCとの遭遇も無く、移動のみで終了します。
 
◆午後の陽射し通り/二日目 06:00〜08:00◆
 
 そして通りがかった午後の陽射し通り。
 しかし、通りすがっただけのクラウスが発見したのは……。

 

GM:えーと……それじゃ、この街区でも特に豪華な装いの一軒家、その家の前で4,50歳程度の年齢に見える貴婦人が困ったように頬に手を当てているのが見えます。

クラウス:ほう。

GM:で、その貴婦人が見やるその豪華な一軒家の入り口辺りに生えた変な草が、当たったらヤバそうな尖った棘をビュンビュン景気良く四方八方に飛ばしている。(一同爆笑)

クラウス:いきなり妙な光景になったぞ!?(爆笑)

GM:えーとね、ライダーギルドと密接な関わりがあり、ライズハイ・ストリートにあるバークリング門の建設者でもあるバークリング家。そこのおうちだね。ついでに言うと、女性はバークリング家当主夫人であるジョルジーヌ・バークリングさん(NPC番号:29)です。お見合いのセッティングが大好きな御婦人。

クラウス:それは分かったが、何だこの形容しがたい状況は(笑)。っていうか大丈夫なのか、棘!(笑)

GM:ああ、うん。ぶっちゃけ植物モンスターなんだけど、移動不可能なタイプだしね。女性は冷静に棘の射程範囲の外で困ってます。(一同笑)

クラウス:……何この余裕ある人(笑)。

GM/ジョルジーヌ:ちなみに、通行人たちも『何この状況』みたいな顔で野次馬やってます。で、それに気付いたジョルジーヌが、 「あら皆さん、どうしたのかしら?」 と、ぽややんとした表情で聞くね。

クラウス:……ご、ご婦人。……あの、皆さんの意見を代表して最大の疑問点を簡潔に伺いますが……その植物、何ですか?

GM:その質問に、周囲の野次馬がうんうん頷く。超同意している模様(笑)。で、ジョルジーヌがぴゅんぴゅん飛んでる棘を見向きもせずに、のんびりと説明を開始するね。
 

 まぁ、ランダムイベント『この木何の木ー!?』です。
 珍しい物だと言われて購入して植えてみた植物が、実はとんでもない物だったとかそういう話ですね。
 ジョルジーヌもその通りの内容を話し、クラウスを含めて周囲で聞いている皆の気力をガッツリ減退させます。
 ここまで育つ前に気付け。

 

GM/ジョルジーヌ:「大きく育ってくれたのは嬉しいんだけど、このままだと家に入れないし……困ったわぁ」 と、頬に手を当ててジョルジーヌは溜息を吐きます。

クラウス:って言うか普通に危ないんで、早めにそれ刈り取った方がいいと思いますが(笑)。

GM/ジョルジーヌ:「そうした方が良いのかしら……うぅん、毎日丹精込めて育てたんだけど。やっぱりユンケルだけで育てたのが悪かったのかしら?」(一同爆笑)

クラウス:これ本当に苗が悪かったのか!? まさかアンタのせいじゃないですよね御婦人!?(爆笑)
 

◇VSニードルアーチャー◇
 
 さて、そのままなし崩しに、何故かクラウスが処理する事になった謎の植物。
 魔物知識判定にピンゾロで失敗していましたが、ニードルアーチャーです。
 尖った棘を飛ばして、殺した生物を養分にする危険な植物。
 しかし物理オンリーだったり攻撃力2Dだったり動けなかったりするので、対処は簡単です。
 
 とりあえず、自分にプロテだけかけてから吶喊を開始するクラウス。
 防御力が事実上9になった彼に対して、攻撃力2Dでどう対処しろと。
 
 結果はHPの高さと、クラウス側の出目の悪さに助けられる形で6ラウンドまで生存しました。
 ……グダグダになっただけとも言います。

 

クラウス:……御婦人、悪い事は言わんから今度から園芸趣味は止めた方が良いかと(笑)。

GM/ジョルジーヌ:「そうねぇ……やっぱり、お見合いのセッティングの方が楽しいかしら。ありがとうね、親切なお兄さん」

クラウス:いえ、別に何も……。ただ、とにかく園芸だけはやめて下さい。周囲の野次馬の皆さんもそう思っているかと。(一同笑)

GM:クラウスの言葉に、周囲の野次馬が一斉に頷いたのでした。まる。(一同笑)
 

※NPC好感度変動
 ジョルジーヌ・バークリング:0→2
 
 ちなみに、剥ぎ取りと自分の治療の為に時間が多く経過し、この区画を去るのは08:00となりました。
 
◆コラーロサイド中央/二日目 08:00〜09:00◆
 
 そんな騒動の後、コラーロサイドストリートまでやって来たクラウス。
 ランダムイベントは発生せず、その辺を歩いていた牛乳を売り歩いてる牧童から牛乳を買って、軽く休憩なんぞしたりしつつ。
 ちなみにその牧童は、“牛乳直販”トイル・ウェット(NPC番号:55)です。
 
※NPC好感度変動
 トイル・ウェット:0→1
 
◆コラーロサイド外縁部/二日目 09:00〜10:00◆
 
 そして、聖銅天使学院のあるコラーロサイド外縁部までやって来たクラウス。
 ですが、ランダムイベントの結果、聖銅天使学院では体育祭が開かれており……。

 

GM:では、体育祭の観客席に居たビルジニーはクラウスが発見した時には丁度、体育祭参加者らしき学生と何事か相談している最中だね。で、クラウスに気付いたビルジニーが手招きをするよ。

クラウス:……何だ? まぁ、こっちも書類を渡さないとどうしようもないから行くけど……。

GM/ビルジニー:「丁度良かった。クラウス君だったよね、頑張って」 と、ビルジニーは笑顔でゼッケンを渡して来る。(一同笑)

クラウス:お前事情説明する気無いだろ!?(笑) 何事だこれ!!(笑)

GM/ビルジニー:「『借り人障害物競争』って奴でね。次の競技は各選手ごとに渡された紙に書かれた条件の人を探して、その人と一緒に障害物競走をする事になるんだ。あぁ、急ぐ事は無いよ? 人を探す段階までは、まだ競技開始に含まれていないから」 と、明らかに面白がってるようなニヤニヤした表情でビルジニーが言うね。ビルジニーの知り合いらしい生徒は、『良いのかなぁ』って顔をしてるけど。

クラウス:……あー、俺がその条件に合ってたって?

GM/ビルジニー:「そう言う事。あ、書類は今渡してね」(笑)

クラウス:お前何で頑ななまでに俺の意見を無視するんだよ!?(笑) いやまぁ、良いけどさぁ……(笑)。とりあえず、書類を渡そう。

GM/ビルジニー:「どうも。じゃ、件の名簿の方に署名しておくよ。荷物とか、走るのに邪魔になる物は預かっておこうか?」

クラウス:……頼む(笑)。
 

 そんな感じの成り行きで参加する事になった、二人一組の障害物競走。
 衝立昇り(登攀判定)、水槽飛び越え(幅跳び判定)、網潜り(冒険者Lv+敏捷度B)、荷物背負ってスクワット(冒険者Lv+筋力B)という4つの判定を目標値10でやらされる感じですね。
 クラウス、衝立昇りは無事にこなしたものの、水槽飛びで――――

 

クラウス:(ダイスを振る)……ピンゾロ!?(笑) えーと、踏み切る際に思い切りバランスを崩して、体勢を整えようとして失敗して、トリプルアクセルみたいに回転しながら水槽に落下する。(一同笑)

GM:客席の方でビルジニーが腹抱えて笑ってる。(一同笑)

クラウス:ド畜生あの不良事務員覚えてろッ!!(爆笑)
 

 そんなこんなで、他は上手くこなしたクラウス。
 2位ゴールで障害物競走を締めくくり、学生に感謝されつつもビショ濡れでビルジニーの所に戻ります。

 

GM/ビルジニー:「素晴らしい踏み切りだったよ……ぶフッ!」 クラウスの顔を見た瞬間、顔を逸らして噴き出す超ド級に失礼な駄事務員がここに。(一同笑)

クラウス:……でこぴん(笑)。

GM/ビルジニー:「ひぎゃっ!? な、何をするんだいクラウス君! 失礼だな君は!!」

クラウス:それお前にだけは言われたくないよ俺!!(笑) ジニー、お前ちょっと失礼って言葉の意味辞書で引いてこい!!(笑)
 

 で、署名と荷物を回収。
 ビルジニーと一通りギャーギャー騒いだ後、校庭の隅で障害物競走に出て水槽に落ちた人の為に焚かれていた焚火で服を乾かしてから、≪神にする会≫参加者を求める為にこの場に留まる事にしたクラウス。
 ルール的に言うと、移動権を破棄する代わりにその区画で確実にランダムイベントを発生させるルールですね。

 

クラウス:あんまり身分が高かったり立場がある人物を勧誘するのもアレだしな。その辺で学生捕まえよう(笑)。

GM:まぁ、判断は任せる(笑)。あ、ビルジニーはちゃんとつけヒゲくれるよ。良かったね。

クラウス:……どうしろと(笑)。
 

※NPC好感度変動
 ビルジニー:1→11(※ミッション分とイベント分で2D6)
 
◆コラーロサイド外縁部/二日目 10:00〜11:00◆
 
 ……何も起きませんでした(爽)。
 ランダムイベント表を確実に振る事が出来ても、時間帯が合致しないイベント欄に当たるとイベントは発生しないのです。
 結果、無駄に体育祭を見てるだけになったクラウス。
 応援をしている間に、“ネジの飛んだグラスランナー”コラス・タマス・ディー(NPC番号:45)と知り合いになります。
 何を血迷ったのか、学問にのめり込んでしまったグラスランナーです。
 ……あれ、なんか旧版の公式リプレイに似た方向性のグラスランナーがいたような?
 
※NPC好感度変動
 コラス・タマス・ディー:0→1
 
◆コラーロサイド外縁部/二日目 11:00〜12:00◆
 
 そして、二度目。再び振ったランダムイベント表は、流石に今度はイベントを引き当てます。
 ランダムイベントは『外からの脅威』。
 ラスベートの外縁部に近いこの場所、どうやら街の外から危険なモンスターが侵入して来たようで、騒ぎになると同時に戦闘でそれを撃退するというイベントなのですが……。

 

GM:(ダイスを振る)ゴブリン一匹。

クラウス:……侵入して来たって言うか、うっかり紛れ込んだだけだなそれ(笑)。

GM:まぁ、聖銅天使学院で体育祭を見ていると、街路のほうが騒がしくなって……そちらを見てみたらゴブリンが紛れ込んで来ていて、発見した一般人達が逃げているって所かな。どうやら競技の休憩中にちょっと外に出ただけだった学生も、その騒ぎに巻き込まれているようです。具体的には遭遇NPCのエルフの少女、エル・メイン(NPC番号:48)。

クラウス:まぁ、自力で逃げてるならメルセラの時ほど切羽詰まった状況でもないな。剣を引き抜いて、そっちに駆け出そう。
 

◇VSゴブリン◇
 
 略。

 

クラウス:……まぁ、負けないわな。

GM:ゴブリンよ、何故あんたはソロでこんな街中にやって来たんだい……。(一同笑)

クラウス:ランダムイベント故致し方なし。(一同笑)
 

 で、ゴブリンを撃破したクラウス。
 更にはここで、NPCミッションが発生しました。
 引っ込み思案な女学生、エル・メイン。彼女はクラウスに、ライズハイ街区中央まで行って来て欲しいと頼みます。『調査』タイプの依頼ですね。行って、見て、戻れば終了です。
 
 とりあえず、GMは適当に彼女の依頼内容を捏造します。
 ライズハイにある商館に注文していたものの、ミスで輸送が遅れている体育祭の優勝賞品を取りに行って欲しいとの事。
 恐らく、エルは運営委員か何かだったのでしょう。
 ちなみにクラウスが逆に頼んだ、≪神にする会≫への名義貸しも彼女は了承します。

 

GM/エル:「すいません、すいません! 見ず知らずの方にお頼みするのは大変心苦しいのですけど、私は次の競技に出なきゃいけなくて!!」 と、エルはぺこぺこ頭を下げるね。

クラウス:いや、大した手間じゃないしそんなに頭を下げんでも。ちなみに興味本位で聞くけど、どんな競技?

GM/エル:「はい。……マギテックの方々が埋めたスタングレネードが埋まっているトラックを走る特別障害100m走、通称『地雷踏み』です」 と、エルはハイライトの消えた目で半笑いになって言うよ。 「……姉さんが、チームの優勝の為に是が非でも勝って来いと……」(一同笑)

クラウス:それさ、踏めば踏むほど得点増えるんじゃね?(笑)

GM/エル:「ええ、その……1位が50点、2位が40、3位で30と下がって行くんですが……地雷を踏むごとに50点+吹き飛び方の芸術点が加算されるんです」(一同爆笑)

クラウス:……頑張れ。冥福は祈る(笑)。
 

※NPC好感度変動
 エル・メイン:0→3

◆ライズハイ外縁/二日目 12:00〜13:00◆
 
 不運な女学生エル・メインの頼みごとにより、ライズハイ中央街区まで出向く事になったクラウス。
 ライズハイ外縁部では特にイベントは起きず。
 俗物系議員、ゲイヴィン・エゴール(NPC番号:8)と遭遇。
 路上で住人一人一人と握手をしていた彼に、半ば強引に握手された程度です。
 単なる遭遇イベントなんですけど、話しかける理由付けって大変ですよね。
 
※NPC好感度変動
 ゲイヴィン・エゴール:0→1
 
◆ライズハイ中央/二日目 13:00〜14:00◆
 
 そして、やって来たライズハイ中央。
 頼まれていた体育祭の賞品を受け取って店を出ると、ランダムイベントです。
 田舎から出て来たらしい旅人に道を聞かれて困っている、アニニス・ポルクレに遭遇。
 以前も遭遇した事のある、冒険者に憧れる好奇心旺盛な子供タビットです。

  

GM/アニニス:「あー! クラウスお兄ちゃん、ちょっと手伝ってよ!」 と、アニニスはクラウスを見付けた瞬間大声で叫ぶね。どうやら旅人に、道を聞かれているんだけど……旅人の説明が要領を得ないらしく。

クラウス:そもそも旅人よ、何故お前は子供に道を聞く。他にもっと良い相手は居ないのか。(一同笑)

GM:ランダムなんだからそこを言われても困る(笑)。……んー、そだね。きっとこの旅人はグラスランナーなんだよ(笑)。あ、話を聞くならセージorバード技能+知力ボーナスで目標値8にチャレンジしてね。

クラウス:ああ、それなら……(ダイスを振る)……駄目だった。(一同笑)

GM:じゃあ、アニニスと二人で旅人の要領の得ない説明を聞きながら頭を悩ませる羽目になります(笑)。まぁ、このイベントに関しては判定の成否は好感度の上昇量にしか影響が無くて、ちゃんと続くんだけどね。時間をかけて悩みまくった後でどうにか目的地が判明して……(ダイスを振る)あら近い。午後の陽射し通りまで連れて行ってくれないかとアニニスとクラウスに言います。『護衛』のNPCミッションと同じ扱いだね。

クラウス:ふむ? ……まぁ、確かに近い事は近いけど……コラーロサイド外縁に一度戻って、不幸エルフに届け物をせんとならんぞ、俺は。

GM:ちなみにアニニスは冒険ごっこの途中らしく、行くのを嫌がってクラウスに押し付けようとするよ。これを受けて旅人を時間内に目的地まで連れて行けば、アニニスからNPCミッションが発生したのと同じ報酬と好感度の上昇を得られます。

クラウス:ふむ……ちなみに制限時間は?

GM:(ダイスを振る)6時間以内だね。

クラウス:……分かった。一ヶ所寄り道をするのを許可してくれるなら連れて行ってやる。あとアニニス、お前暇なら名義貸せ。(一同笑)

GM/アニニス:「メーギ? 僕、そんなの持ってないよ?」(笑)

クラウス:……なんかこいつに書かせるのも、罪悪感を感じるなぁ(笑)。

GM:(ダイスを振る)……あ、NPCミッションも発生した。どうやらアニニスはお使いの途中だったようだね。西トノール中央の“うっかりさん”ミリアン・ホバールというNPCにお届け物があるそうです。ミリアンは国軍の下っ端兵士で、二つ名の通り重度のうっかりさんだから……きっと何か落としたのを、アニニスが拾ったのかなぁ。(一同笑)

クラウス:国軍か。まぁ、ジョーイのおやっさんの繋がりもあるしな。OK、制限時間的にも問題は無いし、まずはエルの依頼を、次にこの旅人を午後の陽射し通りまで連れてって、その後に西トノールだ。それで良いな?

GM:はいはい。伝言も護衛も、後でアニニスと会える確証の無い依頼だし……アニニスは今、署名を書いてくれます。

クラウス:サンキュ。これで4人……エルの依頼を完遂すれば5人か。

GM:あ、クラウス自身の署名でも人数にカウントするから、エルから署名を貰えば実質ミッション条件クリアだよ。

クラウス:お、マジでか。じゃあ、さっさとNPCミッションを全部終わらせて、依頼人の所に戻ろう。
 

※NPC好感度変動
 アニニス・ポルクレ:1→2
 
◆コラーロサイド中央/二日目 14:00〜15:00◆
 
 そんなわけで、急ぎ足でコラーロサイド外縁を目指すクラウスです。
 しかしそこで通った宿屋街で、ダンディなおっさんに声をかけられます。
 曰く、『街の外から来た友人が宿屋に泊まっている筈なのだが、どの宿に泊まっているか知らせる手紙が暗号文で良く分からない』との事。
 相手は変装して名前も隠しているので、自分が直に行かないと姿を現してくれない。しかし宿が分からないので困っているので、知恵を貸してくれないか……との事です。

 

クラウス:ああ、見た目冒険者に見えたから声をかけられたのか……。

GM/ダンディ:「そう言う事さ。冒険者は遺跡での謎解きとかにも長けているんじゃないかい?」

クラウス:人によるから、あんまり過度な期待をされてもなぁ。

GM:まぁ、セージ技能+知力ボーナスで振ってみて。成功すれば暗号が解けるよ。

クラウス:旅人は?(一同笑)

GM:…名前すら設定されていない超モブに何を期待しているのかと(笑)。
 

 しかし残念ながら、クラウスは判定に失敗。
 結局ダンディなおっさんと一緒にしばらく悩み、おっさんが謎を解いてしまいます。

 

GM/ダンディ:「いや、済まなかったね冒険者君。なんとか自力で分かってしまった」 と、ダンディなおっさんは苦笑を浮かべます。

クラウス:いや、こちらこそ力になれずに申し訳ない。 ……ところでGM、このオッサン、名前出してないけどわざとか?

GM:うん、半分くらいわざと。……このおっさんはNPC番号1番、リオス現首相のサフィ・リマニさんです。

クラウス:ブゥ――――ッ!?(←噴いた) え、ちょ、そんな簡単に遭遇するもんなのか!?(笑)

GM:ランダムだしね。出る時は出るよ。

クラウス:……すいません、何かかなり失礼だった気がします俺(笑)。

GM/サフィ:じゃあ、そんなクラウスの態度から、やっと自分が首相だと気付いたと判断したサフィはにやりと笑います。 「いやなに、気にしないでくれたまえよ。私も今はオフだしね」

クラウス:はい、どうも……(笑)。 しかしアレだな、わざわざ暗号で接触して来る相手……政治的な色々の匂いがぷんぷんするわ(笑)。

GM:まぁ、ともあれイベント自体はこれで終わりだね。旅人は「誰っすか今のオッサン」とか言ってる。(一同笑)

クラウス:うん、気にしないでおこう(笑)。
 

※NPC好感度変動
 サフィ・リマニ:0→1
 
◆コラーロサイド外縁/二日目 15:00〜16:00◆
 
 さて、NPCミッションでエルに報告する必要がある為、今回遭遇するNPCはエルに固定されています。(先程のビルジニーの時もそうでした)
 ランダムイベントは発生せず。適度に煤けているエルに頼まれていた品を渡し、≪神にする会≫名簿に署名を貰います。
 更にはエル、頼みを聞いてくれたお礼にと(単なるNPCミッションの報酬ですが)ヒーリングポーションを渡してくれます。

 

GM/エル:「これ、お礼です。お怪我をした時にでも使って下さい」 と、エルはヒーリングポーションを渡してくれるよ。

クラウス:……何この癒し系の女の子。白い紙(10G)とか付けヒゲ(20G)とかを報酬にしたどこぞの二人に見せてやりたい。(一同笑)

GM:でもその『どこぞの二人』が一番と二番に好感度高いんだよね、クラウス。

クラウス:どうしてこうなった(笑)。

GM:ちなみに全くの余談だけど、クラウスが受け取って来た賞品である『ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲の像』は、エルの姉であるアエラ・メインがゲットしました。(一同爆笑)

クラウス:いや、それは女の子に持たせちゃ不味くないか!?(爆笑)
 

※『ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲』。元ネタはジャンプ漫画『銀魂』より。
 外見は……長い棒と、その根元に二つの玉。
 文章化するのが憚られる感じの外見。

 

GM:大丈夫、このネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲の像は、上半身裸でポージングをとり、筋肉美をアピールするゴリマッチョだから。爽やかな笑顔でスキンヘッド、あ、いや、前髪だけクルンとカールしてるんだっけ?(一同爆笑)

クラウス:うぉぉぉい!? それアームストロング違い! 鋼の錬金術師! 完結おめでとうございます!!(爆笑)
 

※『アームストロング違い』。即ち、漫画『鋼の錬金術師』に出て来るアームストロング少佐。
 ゴリマッチョ。暑苦しいが善良で正義感の強い熱血漢。
 ただしポージング含めてやたらとむさ苦しい。GMがあの作品で好きなキャラの一人。

 

クラウス:っていうかその像のどこに砲台要素があるのか。どう見ても人間だろそれ!!(笑)

GM/ビルジニー:(シリアスな感じで)「―――かつて己の筋肉美を披露しながら、群がる敵をその肉体と錬金術で粉砕した地獄の兵器だね。完成度たけーなオイ」 と、いつの間にかやって来たビルジニーが人生語るツラで解説してくれるよ。(一同大爆笑)

クラウス:お前何しに来たの!?(爆笑) お菓子あげるからもう帰れ! お兄さんからのお願い!!(爆笑)
 

※NPC好感度変動
 エル・メイン:3→6

 最後のビルジニーに関しては冗談でGMが出しただけなので、実際の好感度上昇とかはありません。
 でもクラウスの所持金は実際に3G減りました(お菓子代)。
 
◆コラーロサイド中央/二日目 16:00〜17:00◆
 
 移動タイム。
 ランダムイベントも発生せず、平和なものです。
 “牛乳直販”トイル君と再度遭遇します。
 
※NPC好感度変動
 トイル・ウェット:1→2
 
◆午後の陽射し通り/二日目 17:00〜18:00◆
 
 そしてやって来た午後の陽射し通り。
 旅人はこの辺りに用事があったらしく、クラウスにお礼を言って別れます。
 後は西トノール中央に行けば、後は帰るだけなクラウスなのですが……ランダムイベント発生です。
 
 また『この木何の木ー!?』イベント。
 紫露草女学院の教師であるフィリシア・プローグ先生(NPC番号:49)がニードルアーチャーが学校の近くの空き地に生えているのを発見して、誰か対処できそうな人を探していた所で……つい昨日、ガストルークを退治したクラウスを発見して声をかけます。

 

クラウス:……誰?

GM/フィリシア:「わたくしは紫露草女学院の教師を務めています、フィリシア・プローグと申します。失礼ですが貴方、昨日我が校で出たガストを退治した冒険者ですね?」

クラウス:ええ、まぁ。……って言うか、またニードルアーチャーかよ。絶対ジョルジーヌさんの家から種子と花粉が飛んだとかそういうオチだろ、この短期間でこうも連続すると!!(一同笑)

GM:……っていうか、ここ二日でニードルアーチャーが2体に、ガストルークが1体……治安悪いなぁ、ここ(笑)。
 

 本来は凄く治安の良い区画の筈なんですけどね。
 ともあれ、ニードルアーチャー戦(2回目)はカットします。
 負ける要素の無い戦いですもん。
 
 ともあれ、ニードルアーチャーを再び撃破したクラウス。
 フィリシア先生から感謝の言葉を貰いつつ、西トノール中央へ向かったのでした。
 

※NPC好感度変動
 フィリシア・プローグ:0→2
 
◆西トノール中央/二日目 18:00〜19:00◆
 
 そしてやって来た西トノール中央街区。
 ミッションの関係で、出現NPCは“うっかりさん”ミリアン・ホパールです。

 

クラウス:じゃあ、巡回中のミリアンを発見したら声をかけるか。 ちーっす、身分証明書と財布を届けに来ましたー。

GM/ミリアン:落としたのそれなの!?(爆笑) ……ま、まぁいいや。 「あ、あー!? それ、アタシの身分証と財布!!」 と、ミリアンは声をかけられた瞬間驚いた様子で叫ぶね。
 

 ……何か落としたらいけない物を落としちゃってたミリアン。
 『危うくまた減棒になる所だった』と財布と身分証をポケットに突っ込み、スキップで去って行きます。

 

GM:ちなみにそんなスキップで去るミリアン、年齢は26歳。(一同笑)

クラウス:それより何より、そんな歩き方をするとまたポケットから零れ落ちる気がするぞ、財布(笑)。

GM:まぁ、だからこそ“うっかりさん”なんじゃない? それはともかく、署名が集まったから後はこれをシルフィーに渡せばミッション完了だね。

クラウス:ここからだったら中央広場を通れば、ゴールドコースト中央の冒険者の店まではすぐだな。移動するか。
 

※NPC好感度変動
 ミリアン・ホパール:0→1
 
◆中央広場/二日目 19:00〜20:00◆
 
 ここもランダムイベント無しで、あっさり通過となります。
 国軍の新米、ローベン・ベルト(NPC番号:19)と遭遇しますが、それだけでした。
 何か後半巻き進行みたいになってますね……。
 
※NPC好感度変動
 ローベン・ベルト:0→1
 
◆最終イベント◆

 

GM:……さて、それでは『黄金への誘い亭』に帰ると、丁度シルフィーが店に居るね。どうやら兄の冒険譚を元に、小説を執筆していたようだ。

クラウス:おーい、依頼人。今戻ったぞー。

GM/シルフィー:「あら、クラウスさん。もしかして、依頼終了ですか?」

クラウス:ああ、署名は集めて来た。俺の名前も含めて、合計6つ。確認頼む。 署名を渡すぞー。

GM/シルフィー:はいはい。では、書類を渡されたシルフィーはそれを見て嬉しそうに笑う。 「ありがとうございます、これでまた兄は神話への階段を上ったのですね!」(一同笑)

クラウス:ああ、うん……そんな感じで。(一同笑)

GM:投げやりな!!(笑) まぁ、シルフィーは署名を受け取ったら上機嫌で店を出るわけだけど……彼女が店を出てすぐに、彼女の物と思しき悲鳴が聞こえるね。あ、ちなみに折悪く、この時間にも関わらずこの店に冒険者はクラウスしか居ないようです。

クラウス:何だ!? とりあえず、宿を飛び出すぞ。

GM:見ると、シルフィーが……(ダイスを振る)武装した人間と、1体のガストルークに襲われている。人間の方はクラウスには見覚えのある聖印を付けているね。

クラウス:聖印……まさか、テメリオ神官!? 何でそんな奴がわざわざシルフィーを……こいつの文筆家としての能力狙いか!?

GM/テメリオ神官:いや、そういうんじゃないよ。 「神の座へ至るほどの力を持つ冒険者の妹……貴様を人質として、その冒険者を我らが組織に取り込んでくれる!!」(一同爆笑)

クラウス:はぁ!?(爆笑)

GM:……まぁ、ぶっちゃけるとね。バルガンが神に至るという言葉を、うっかりそのまま信じちゃったお間抜けなテメリオ神官の襲撃なのです。(一同爆笑)

クラウス:……何この間の抜けた敵(笑)。

GM:ちなみにテメリオ神官は、『山賊の突撃兵』が2Lv神聖魔法覚えてるだけね。剣の欠片は入ってるけど。

クラウス:まぁ……敵じゃないな。

GM:ですよねー!!
 

◇VSうっかり系テメリオ神官+お供のガストルーク◇
 
 さて、ボス戦です。
 うっかりさんなテメリオ神官がボスの今回の戦闘ですが……はっきり言って、相変わらず防護点8のクラウスはこのレベル帯の相手に対しては鉄壁の防御力を誇っています。
 回避も半々以上という有利具合。
 更には開幕スパークが≪運命変転≫を使ってのクリティカル。
 
 数の有利と、ガストルークがダメージダイスで6ゾロを振った事で多少は善戦しますが……。
 アースヒールで回復しつつ戦ったクラウスの前に、ガストルークとテメリオ神官は6ラウンドで終了したのでした。
 
◆ミッションエンド◆

 

クラウス:……ふぅ。しっかしガストルークか……まさか紫露草の一件にもこいつらが関わってるんじゃないだろうな?

GM:こいつ本人は無いだろうけど、テメリオの教団っていう可能性はあるかもね。ガストを使役出来てるって事は、魔石を持ってたって事だろうし。

クラウス:まぁ良いさ。先の一件の時と違って、今回は捕縛出来たからな国軍にでも突き出すとしよう。そこから先は、本職に任せるさ。

GM/バルガン:ちなみに、戦闘が終了した直後にだけど、息せき切って駆け付けたドワーフが一人。バルガンだね。 「すまない、シルフィー。遅くなったか!」 と、バルガンが叫び……。

GM/シルフィー:「ああ、私のピンチに駆け付けてくれるなんて! やはりお兄様こそ神に至るべきお方…!!」 と、シルフィーが勝手に盛り上がる。(一同笑)

クラウス:……おーい、お前ら。俺はもう帰るからな?(笑)
 

 獲得経験点:1140点
 獲得名誉点:7点(かけら2つ)

※NPC好感度変動
 シルフィー・コクスクロス:1→2 

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